tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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母の日 & 父の日のプレゼント【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編②



此の時の司は、つくしの様子を窺い乍も、更に、話しし始めたのだ。
高等部当時のつくしが、如何言う女性だったのかと言う事を…。


「高等部の頃の牧野は、そう簡単に俺の言う事を聞く様な女じゃ無かった。
 “何か有ったら、其の通帳の金を使え‼”と、どんなに、口酸っぱく言っても、お前は、俺
 に、其の通帳を突っ返そうとする様な女だった。
 其の頃の俺は、牧野に、バイトを辞める様に、何度も言って居たんだ。
 俺は、牧野に、バイトを辞めさせて、学業に専念させて遣りたかったんだよ。
 其れに、俺は、牧野の家族の面倒も、俺が見て遣るつもりで、俺は、牧野に、其の事も含
 めて、伝えて居たんだ。
 けど…よ。
 お前は、ぜってぇ、バイトを辞めなかった。
 其れ処か?
 俺に、反論の言葉を言って来やがった。
 “自分の家族の事は、自分自身で、何とかする。”って…な。
 だから…よ。
 俺も、(其の当時の)牧野には、言い返して遣ったんだ。
 “其の金は、俺が、俺の力で、稼いだ金だ。
  誰に、何を言われる筋合いもねぇ‼”って…な。
 で、俺は、無理矢理、お前に、其の通帳を渡した。
 良いか?
 牧野…。
 今のお前に、幾ら、言っても、分からねぇだろうが…。
 此れだけは、言って置く。
 今の俺は、あの頃の俺じゃねぇ‼
 今の俺は、あの頃の様な、『自分で金も稼いだ事無い(ねぇ)坊っちゃん』じゃねぇよ‼
 ちゃんと、地に足を付けて、真面目に、しっかり、仕事してる。
 で、稼いだ金を、お前に使わせて、何が悪ぃんだ⁉
 だから…よ。
 誰に、気兼ねする事無く、其の通帳の金を使えば良い。
 其れに、俺は、お前が俺の婚約者で在るという事を、マスコミを通して、世間に公表して
 んだよ。
 “(NY修行を終えた)4年後、必ず、迎えに行きます。”と…な。
 だからこそ…。
 何度も言うが…。
 お前は、俺の婚約者だ‼
 其の事を、忘れるな‼」と…。


此の時の司は、久し振りに、つくしに、熱弁して居たのだ。



しかし、つくしは、司の話しを聞いて、驚愕して居たのだ。


何故なら…。
自身が、司の婚約者で在ると言う事を、「マスコミを通して、世間に、公表してんだよ。」と、聞いたから…だったのだ。


そして、其の上で、つくしは、思って居たのだ。


何故なら…。
自身の傲慢さを、更に、驚愕して居たから…だったのだ。


“今の道明寺の話しを聞いて居たら…。
 高等部当時の私って、どれ程、傲慢な女だったんだろうか?
 自分自身で、全て、解決し様として居たんだろうなぁ~。
 否、出来ると思って居たのかも…。
 だったら…。
 道明寺の想いを信じて、素直に、受け取ろう。”と…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司に、伝えて居たのだ。


「うん、分かった。
 そうさせて貰うね。
 有難う‼」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、つくしが、余りにも、素直過ぎて、気持ち悪さを感じて居たのだ。
其れ程、今のつくしは、『素直』だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、何気に、つくしに言ってしまったのだろう。


「お前が、そんなに、素直な事を言うと…。
 何か、気色悪ぃな。」と…。


其処で、つくしは、そんな風に言って来た司を、睨み付けて居たのだ。



だが、つくしは、そんな司に、相談するのだった。


「道明寺、相談…何だけど…?
 私のママの『母の日のプレゼント』も、そう何だけど…。
 道明寺のお母さんの『母の日のプレゼント』も、用意して良いかな?」と…。


其処で、司は、怪訝な顔付きに成り、言い始めたのだ。


「はぁ~??
 ババアには、用意する必要もねぇだろ?」と…。


其処で、つくしは、大きな目を、更に、大きく、見開いて…言って除けるのだった。


「逆に、“はぁ~??”…でしょ⁉
 何、言ってんの?
 自分自身の母親の事を、『ババア』呼ばわりする事も、如何かと思うけど…。
 自分自身の母親の『母の日のプレゼント』を、“用意する必要もねぇ(無い)。”と、言う
 事自体…如何かと思うけど…。」と…。
「………」


其処で、実は、そう言って来たつくしに、此の時の司は、何の反論の言葉も出て来なかったのだ。



其処で、つくしは、そんな司に、更に、言って除けるのだった。


「あの…ね。
 牧野家は、道明寺のお母さんに寄って、救われたの。
 今の牧野家が在るのは、道明寺のお母さんのお陰なの。
 だからこそ…。
 私は、道明寺のお母さんの『母の日のプレゼント』を、用意したいの。
 良いでしょ?
 道明寺…。」と…。


だからだったのだ。
司は、了承するしか無かったのだ。


「ああ、分かった。」と…。


何故なら…。
此の時のつくしは、可愛く、「良いでしょ?」と、訊いて来たから…だったのだ。



其処で、つくしは、追加の如く…。
司に、言って除けるのだった。


「だから…ね。
 道明寺と私の連名でも、良いかな?」と…。



其処で、司は、照れ始めたのだ。


何故なら…。
此の時のつくしの顔の表情は、更に、可愛かったのだ。


司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に贈るプレゼントについて、つくしから、相談を受けて居るにも関わらず、つくしの顔の表情一つで、此の時の司の顔は、真っ赤だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の声は、1トーン高めの声で、つくしに、返答して居たという訳だったのだ。


「ああ、其れで、良い。」と…。



だからだったのだ。
つくしは、『母の日のプレゼント』を、用意し始めたのだ。


其れは、色取り取りのカーネーションのアートフラワーだったのだ。
所謂、色取り取りのカーネーションのフラワーアレンジメントだったのだ。


『何時までも、(両家の)母親の傍で、咲き誇って居て欲しい。』と、言う願いを込めて、つくしは、フラワーアレンジメントの制作を始めて居たのだ。



実は、司に、初めて、TELをする前のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に贈るプレゼントを用意するには、“幾ら位、お金が必要…何だろうか?”と、いう思いから、司に、TELして居た事は言うまでも無かったのだ。


だが、NY在住の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、カーネーションを送るには、時間が掛かってしまうのだ。


“其れだったら…。
 フラワーアレンジメントに、挑戦して視ようかな?”と、此の時のつくしには、思えて居た事も、また、事実だったのだ。


だからこそ…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に贈る母の日のカーネーションを、『フラワーアレンジメント』と、此の時のつくしは、決めて居たという訳だったのだ。


其れに、此の時のつくしには、思えて居た事が有ったのだ。


“(カーネーションの)アートフラワーだと、道明寺が働いて稼いでくれたお金を、沢山、
 使わなくて済むし…。”と、此の時のつくしには、思えて居たという訳だったのだ。



其れに、実は、「(優紀の)お姉ちゃんの結婚式の際に、フラワーアレンジメントのブーケを作って、お姉ちゃんに、プレゼントしたんだ。」と、言う事を、つくしは、優紀から聞いて、フラワーアレンジメントの事を、知って居たのだ。


なので、司とのTELを切った後のつくしは、そんな風に、考えて居たという訳だったのだ。



そして、其の後のつくしは、優紀に連絡を入れて、此の話しを優紀に聞かせて、優紀に、フラワーアレンジメントの制作を教えて貰い乍ら、作り始めて居たという訳だったのだ。


勿論、時間も無い事から…。
此の時のつくしは、急ピッチで、フラワーアレンジメントの制作を、行って(おこなって)居た事も、また、事実だったのだ。



そして、此の時のつくしにとって、上出来と言っても過言じゃ無い程に、上手く作れて居た事は言うまでも無かったのだ。
満足のいく出来に、つくし自身、ホッとして居た事も、また、事実だったのだ。


そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だけじゃ無く…。
つくしママで在る 牧野千恵子にも、『母の日のプレゼント』として、『カーネーションのアートフラワー』を贈って居たのだ。
勿論、司とつくしの連名で、それぞれ、贈って居た事は言うまでも無かったのだ。



PS.
実は、つくしからの連絡を受けて居た司は、不思議に思って居た事が有ったのだ。


だからだったのだろう。
司が、NY修業を終えて、日本に帰国して帰って来た時に、つくしに訊いて居たのだ。


「なぁ~、牧野…。
 訊いて良いか?
 お前が、初めて、俺に、TELして来た時…。
 何で、携帯のアドレスに、『俺様』とだけ、登録されて居るのを見て、『俺(司)』だ
 と、分かったんだぁ~?」と…。


其処で、つくしは、即答したのだった。


「『俺様』と、登録出来るのは、道明寺以外に、他には居ないでしょ⁉
 其れに、道明寺は、英徳(学園)の『王様』だった訳だし…。
 だったら、反対に訊くけど…。
 道明寺以外で、他に誰が居るの?」と…。
「………」


だからだったのだ。
司にとっては、其れ以上、返答出来る言葉が無かったのだ。


そして、其れだけでは無かったのだ。
司は、つくしの心の声を聞いてしまったのだ。


「今更、何を言ってんだろうか?」と…。


所謂、此の時の司は、つくしの心の声を聞いて、ショックを隠せないで居たのだ。



という寄りも、そんな司とつくしの会話を、もし、タマが聞いて居たとしたら…。
きっと、思って居る事だろう。


“此れから先が、思い遣られるさね。”と…。



<此の二次小説『母の日 & 父の日のプレゼント【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  
 番外編②』は、一部の言葉に、神尾葉子先生の『花より男子』の漫画のフレーズを、勝手
 に、拝借させて頂き、記載させて頂いて折ります。
 勝手致して折ります事を、お詫び申し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致して折ります事を、お詫び申し上げま
 す。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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