tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あきらの司への思い【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編



【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  55.』のエピローグ】 


あきらが、NY出張を終え、日本に帰国して帰って来てから、数週間が経った頃…。
あきらはつくしに会う為に、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに現れたのだ。


実は、此の当時のつくしは、司の婚約者と言う事で、F4が英徳学園を去った今と成っても、F4ラウンジを使用する事が、唯一、許されて居たのだ。


だからだったのだ。
桜子も、つくしのお供として、F4ラウンジを利用して居たのだ。


だからだったのだろう。
英徳大学の学生達は、皆、口には出さないのだが、そんな桜子を羨ましく思って居たのだ。



実は、あきらが、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに現れた此の日は、丁度、其の年の5月の第2日曜日の母の日が、近付いて居た頃だったのだ。


そして、此の日のつくしと桜子は、丁度、ランチ中だったのだ。


実は、桜子のランチは、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジにて、道明寺家のシェフが作ったランチを、毎日、つくしと共に、食して居たのだ。
言う成れば…。
桜子は、道明寺家のシェフが作ったランチを、ご相伴に預かって居たという訳だったのだ。


そんな所に、あきらが、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに現れたという訳だったのだ。


だからだったのだろう。
あきらの登場に、つくしと桜子は、驚愕だったのだ。


実は、つくしと桜子の講義時間を知らないあきらは、唯一、知って居るランチの時間に合わせて、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに現れて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、態と、此の時間を狙ったかの様に、英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジに現れたのだ。



其処で、あきらの登場に気が付いたつくしは、驚愕顔のまま、あきらに、声を掛けたのだ。


「美作さん、如何したの?」と…。


そして、つくしのそんな声に、桜子も、あきらの方に振り向き、驚愕顔に成って居たのだ。


其処で、あきらは、つくしに、返答の言葉を告げるのだった。


「牧野、元気だったか?
 俺は、牧野に、会いに来たんだ。」と…。


だからだったのだろう。
あきらが、NYに出張して居た事を、つくしは、桜子から聞いて知って居たので、“道明寺に、何か、有ったのだろうか?”と、言う思いが頭の中で過り、心配に成るのだった。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、あきらに、訊いて居たのだ。


「道明寺に、何か、有ったの?」と…。


其処で、あきらは、ニンマリ笑って居たのだ。
だからだったのだろう。
此の時のあきらは、態と、意味深めいた言い方で、つくしに話しし始めるのだった。


「否~、何もねぇよ。
 けど…な。
 司に、何か、有ったとしたら…。
 其れは…な。
 牧野の声が聞けなくて、寂しそうにしてた位ぇか⁉」と…。


だからだったのだ。
つくしは、そう言って来たあきらに、怪訝な物言いで、訊き始めるのだった。


「はぁ~??
 道明寺が、私の声が聞けなくて、“寂しそうにしてた。”って、如何いう意味よ。」と…。


だからだったのだ。
あきらは、思いっ切り、溜息付きで、つくしを睨み乍ら、話しし始めるのだった。


「はぁ~
 其れじゃあ…よ。
 司が、寂しがるのも、無理もねぇわな。
 なぁ~、牧野…。
 司が、今、どんな想いで、NY修業を頑張ってるのか?
 お前は、分かってるのか?
 司は…な。
 牧野の声を聞きてぇんだよ。
 なのに…よ。
 牧野は、司に、TELしてねぇらしいな。
 司からは、牧野に、中々、(TELを)掛けられねぇらしいわ。
 牧野に、嫌われるのが、怖ぇんだと…よ。
 そんな司の牧野への想いに、気が付いて遣れよ。」と…。


其処で、つくしは、あきらに、訊き始めるのだった。


「えっ?
 道明寺が、そんな事を、美作さんに、話しして居たの?
 私からは、去年、2回位、道明寺に、TELを掛けて、道明寺と話ししたよ。」と…。


だが、如何言う事情で、つくしから司にTELしたのか?
此の時のあきらは、知って居たのだ。
だからだったのだろう。
勿論、溜息付きで、そう言って来たつくしに、呆れるかの様に、言い返すのだった。


「はぁ~⤵。
 其れは、母の日と父の日の相談の為に、牧野は、司に、TELを掛けたんだろ?
 そう言うんじゃ無くて…よ。
 例えば、好きとか、愛してるとか…。
 もっと、婚約者同士としての甘い会話が有んだろ?」と…。
「………」


実は、此の時のつくしには、あきらに、言い返せる言葉が、見付からなかったのだ。


其処で、あきらは、追い打ちを掛けるかの様に、つくしに、言って除けるのだった。


「今の牧野に言っても仕方ねぇと思うけど…よ。
 高等部の頃からの牧野は、何時も、そんな感じだった。
 司と牧野は、好き同士だったのに…よ。
 俺等 F3&T3の前では、恋人同士という寄りも、喧嘩仲間って、感じだった。
 云わば…。
 何かっていうと、何時も、司と牧野は、喧嘩ばかりしてた。
 だから…な。
 牧野が、そんな感じでも、俺等にとっては、何ら、不思議にも思わねぇ。
 けど…な。
 司は、そうじゃねぇらしい。
 牧野に、嫌われるのが、怖ぇんだよ。
 其れは、今の牧野には、高等部の頃の記憶がねぇだろ?
 “道明寺(司)が好きだ‼”と、いう記憶が欠けてる。
 司が、何も言わず、NY修行に飛ぶ事が出来たのは、間違い無く、牧野の支えが有ったか
 らだよ。
 けど…。
 今の牧野には、自分自身が、“道明寺(司)の婚約者だ。”と、言う事は分かって居ても、
 其の経緯を、今の牧野は、知らねぇ。
 だからこそ…。
 司は、何時(いつ)、牧野から、見限られるか?
 心配…何だと…よ。」と…。
「………」


だが、此の時のつくしには、如何言えば良いのか?
分かって居なかったのだ。
其れでも、そんなつくしは、心の中で、言葉を紡いで居たのだ。


“確かに、私には、其の当時の記憶が無い。
 今の私は、道明寺の事を、本当は、如何、想って居るのか?
 本当の処は、分かって居ない。
 唯、皆から、私は、「司(道明寺)の婚約者だ‼」と、聞かされて、“そう何だ。”と、思っ
 て居ただけだったんだと思う。
 今の私は、道明寺の事を、本当は、如何、想って居るんだろう?”と…。


其処で、桜子は、そんな様子のつくしを観て居て、つくしに声を掛けたのだった。


「先輩…。
 何を考えて居らっしゃいますか?
 私から、以前にも、お話しして居た通り…。
 また、美作さんも仰ってお出ででしたが…。
 先輩は、道明寺さんの事を、本気で、お好きでしたよ。
 勿論、道明寺さんの方が先輩への想いは、上を行って居らっしゃったと思いますが…。
 其れに、道明寺さんは、ご自身の事を、先輩から好きに成って貰う為に、必死で、ストー
 カーバリに、先輩に、向かって居らっしゃいました。
 最初の頃は、そんな道明寺さんから、先輩は、逃げて居たんです。
 其れでも、先輩は、其の内、そんな道明寺さんの事を、ちゃんと、好きに成ったんです。
 だから、其れ成りに、先輩も、道明寺さんの事を、本気で、お好きでしたよ。
 だからこそ…。
 道明寺さんと先輩は、恋人同士でしたし…。
 両家から、婚約者として、認められて居たんですから…。
 其れは、端から観て居た私達 F3&T3が、証人ですわ。」と…。


其処迄、自分自身の過去の話を桜子から聞かされたつくしは、信用するしか無かったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしにとっては、桜子が、嘘を言って居る様には、とても、思えなかったのだ。


だからこそ…。
つくしは、桜子だけじゃ無く、あきらにも、言って除けるのだった。


「そうだったんだね。
 でも…ね。
 今の私は、道明寺の事を、本当は、如何、想って居るのか?
 皆目見当が付かないの。
 今は、まだ、道明寺が、日本に居ないから、“婚約者だ。”と、皆から聞かされても、平然
 として居られるのかも知れない。
 もし、道明寺が、日本に帰国して帰って来たら、私自身、如何言う思いに成るのか?
 全く、見当が付かないの。
 だから…。
 きっと、其の時の私は、不安に成って居るかも知れない。
 逃げたく成って居るのかも知れない。
 其れに、今の道明寺に、何て、話しして良いのか?
 分からないという事も、私には、有るんだ。
 其の当時の私が、どんな風に、道明寺に接して居たのかも、想像が付かないし…。
 きっと、其の時が来たら、如何して良いのか?
 悩んでしまうと思う。
 そんな私を、道明寺は、不安に成るだろうし、辛いと思うの。
 だからこそ…。
 TELする事が、私自身、怖いのかも知れない。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、自分自身の今の心境を、素直に話ししてくれたつくしに対して、“本当は、自分自身の口からは言わないで置こう。”と、思って居た話しを、口にし始めるのだっ
た。


「牧野…。
 実は…な。
 今、司が手掛けてるプロジェクトが成功すれば、日本に帰国する事が決まってるらしい。
 だから…よ。
 いざ、司が、日本に帰国して帰って来ても違和感が有ったり、司が、道明寺邸に、牧野と
 一緒に居る事で、“此の場(道明寺邸)に居る事自体、居心地が悪ぃ(い)。”と、牧野
 が思わなくても良い様に、司とTELで話しして、司との仲を深めて置けよ。
 そうする事で、司と牧野との二人の想いは、深まるだろうし…。
 親近感が湧くだろし…よ。
 だから…な。
 牧野から司に、TELして遣ってくれ‼
 きっと、司自身、牧野に対しては、臆病に成ってると思うから…よ。
 な、牧野…。」と…。


其処で、桜子が、つくしに、提案し始めるのだった。


「そうですわよ、先輩…。
 其れに、もう直ぐしたら、母の日ですわよね。
 先輩は、去年の母の日の前にも、道明寺さんに相談のTELを、為さったんですわよね。
 でしたら…。
 取り敢えず、今年も、先ずは、相談のTELを、為さって見ては如何でしょうか?
 そして、先輩から、道明寺さんに、先輩の近況を、お話しする。
 そうすれば…。
 道明寺さんからも、何か、仰るかも知れませんわ。
 道明寺さんは、先輩からお話しを為されば、きっと、何か、お話しに成ると思いますよ。
 遣って視られたら、如何(いかが)ですか?」と…。


其処で、此の時のつくしは、自分自身でも、皆目見当が付かなかったのだが、何故か、桜子からの提案に、素直に、応じ様とするのだった。


「そうだね。
 上手く行くとは思わないし…。
 上手く出来るとも思わないけど…。
 遣って視る事にするね。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらと桜子は、そんなつくしの様子を見て、肩の荷を下ろして居たのだった。
そして、此の時のあきらと桜子は、同じ事を思って居たのだった。


“司(道明寺さん)と牧野(先輩)の二人が、上手く行きます様に…。”と…。



そして、其の後のつくしは、昨年同様、『母の日』の相談を口実に、司に、TELを掛けて視たのだった。


そして、思いの外、つくしが思って居た不安な状況に成る事は無く、司と、近況話が話せて居たのだった。
そして、其の時のつくしは、司との話しが、楽しくて仕方無かったのだった。



云わば…。
此の時のあきらの司への思いが、実った形と成って居たのだった。



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