tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  69.



年明けの1月1日の元旦…。
此の日の司とつくしは、正月の挨拶の為に、牧野家に来て居たのだ。


そして、部屋に通された司は、先ず、「明けましておめでとうございます。」と、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、正月の挨拶をした後(あと)…。
司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、詫びの言葉を告げて居たのだ。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 此の度は、私が犯してしまった罪の為に、つくしさんの身体に、メスを入れさせる様な事
 をしてしまい、本当に、申し訳在りませんでした。」と…。


其処で、つくしの父親で在る 牧野晴夫は、そんな風に、後悔して居るで在ろう 司に、話しし始めるのだった。


「実は、私達 夫婦は、英徳学園での事を、つくし本人から、何も、聞いて居なかった事も
 有り、つくしが、“英徳学園で倒れた。”と、聞いて知った時…。
 英徳学園で、何が起こって居たのか?
 其の後の私達 夫婦は、其の理由を、類君から聞いて、後悔しました。
 つくしを、英徳学園に、無理矢理、入学させた事を…。
 其れ迄の私達 夫婦は、つくしが、貴方様と、お付き合いして居る事を、誇りに思って居
 た位でした。
 ですが…。
 こんな事に成り、貴方様を恨みました。
 そんな時でした。
 貴方様のお母様が、私達 夫婦に、“全ては、私共の(愚息の)責任ですから…。”と、謝
 って下さり、そして、私達 家族の窮地を救って下さったんですよ。
 貴方様のお母様は、私達 夫婦に、此方のマンションの管理人という仕事を与えて下さい
 ました。
 ですから…。
 もう、私達 夫婦は、貴方様を、恨んで等、居ません。
 寧ろ、感謝して居る位です。
 今では、私達 夫婦は、此の管理人という仕事に、生き甲斐を感じて居る位ですから…。
 此れからも、つくしの事を、宜しくお願いします。」と…。


其処で、司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、お礼の言葉を、告げて居たのだ。
勿論、此の時の司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、お願いする事も、忘れて居なかったのだが…。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 そう仰って下さり、有難う御座います。
 此方こそ、宜しくお願い致します。
 其処で、何ですが…。
 私は、つくしさんの婚約者で、将来を共にする身です。
 ですので、私の事は、『貴方様』では無く…。
 此れからは、『司』と、呼んで下さい。」と…。


だからだったのだ。
其処で、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、司に頷き乍らも、了承の意をそれぞれ、伝えるのだった。


「そうだね。
 だったら、『司君』で、如何だろうか?」
「ええ、そうね。
 其れが、良いわね。」と…。


なので、司も、快く、そう言ってくれたつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、了承の意を伝えて居たのだ。


「はい、宜しくお願い致します。」と…。



其処に、つくしの弟で在る 進が、司とつくしが通されて居たリビングに現れたのだ。
そして、つくしの弟で在る 進は、司の方を向いて、一番最初に、声を掛けたのだ。


「道明寺さん…。
 明けましておめでとうございます。
 そして、ご無沙汰して居ます。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そう挨拶して来た進に、挨拶を交わしながらも、不服そうに、言って除けるのだった。


「ああ。
 明けましておめでとう。
 けど…よ。
 弟…。
 此れから、俺の事を呼ぶ時は、『義兄さん』と、呼んでくれ‼」と…。


其処で、つくしの弟で在る 進は、司の方を向いて、進は『進』成りに、反論の言葉を、司に告げるのだった。


「はい、分かりました。
 此れからは、そう呼ばせて頂きます。
 ですが…。
 俺も、道明寺さんに、お願いが有ります。
 勿論、俺は、『牧野つくし』の『弟』です。
 ですが…。
 俺にも、歴とした名前は、ちゃんと、有ります。
 此れからは、『弟』では無く、『進』と、呼んで下さい。
 お願いします。」と…。


そして、司は、進に謝り乍らも、了承して居たのだ。


「ああ、分かった。
 進、悪ぃな。」と…。


其処で…だったのだ。
司と進のそんな様子を観て居たつくしは、密かに、思って居たのだ。


“道明寺と進は、意外と、親しそうよね?
 前から、道明寺と進は、知って居たという事なのかな⁉”と…。



其処で、進が、リビングに現れた事で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、自身の娘で在る つくしに、話しし始めるのだった。


「実は…ね、つくし…。
 貴女が、前に、此処に来た時には、言わなかった事が有るの。
 実は、“つくし(さん)に、里心が付いても困るから…。”と、道明寺社長が、そう仰っ
 て、“此の事は、つくし(さん)には、まだ、言わないで欲しい。”と、道明寺社長から、
 頼まれて居た事が有ったのよ。
 実は、此処にも、つくしのお部屋を、道明寺社長が、ご用意下さって居るの。
 “つくし(さん)が落ち着いたら、此のお部屋の事を、つくし(さん)に、お話しして上
 げて下さい。”と、言われて居たから、前に、つくしが、此処に来た時には、言えなかっ
 たのよ。
 ねぇ~、つくし…。
 今から、進に案内させるから、見て来たら…。」と…。


という訳で、つくしは、進の案内で、自身の『部屋』だという部屋に、向かう事にして居たのだ。


だからだったのだろう。
司も、つくしと一緒に、其の部屋に、向かおうとして居たのだが…。
つくしの母親で在る 牧野千恵子からの目配せに気が付き、“何か、俺に、話しが有るのかも知れねぇ。”と、思った事で、此の時の司は、つくしだけを、行かせる事にしたのだった。


「先ずは、お前だけで、見て来い‼
 後で、俺も、向かうから…。」と…。


なので、此の時のつくしは、そんな司の言い分が不思議では有ったのだが、司に頷き、進の後を就いて行く様に、自身の『部屋』だという部屋に、向かって居たのだった。



其処で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に訊きたかった事を訊き始めるのだった。


「司君…。
 つくしの胸元に、あの『ネックレス』が着いて居たんだけど…。
 つくしに、渡してくれたのかしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの母親で在る 牧野千恵子が安心する様に、話しし始めるのだった。


「はい、手渡しました。
 私が、嘗て、つくしさんに、プレゼントした物に変わりは無いんです。
 ですから…。
 あの『ネックレス』は、元々、つくしさんの物です。
 なので、私が、お義母さんから預かって居た理由を、つくしさんに伝えて、つくしさんに
 返しました。
 勝手して、申し訳在りませんでした。
 今更ですが…。
 其れで、宜しかったんでしょうか?」と…。


だからだったのだ。
つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に、お礼の言葉と共に、詫びの言葉を伝えるのだった。


「ええ、勿論よ。
 司君、本当に、有難う。
 そして、貴方を傷付けた事…本当に、ごめんなさいね。」と…。


其処で、司も、つくしの母親で在る 牧野千恵子に、お礼の言葉を、伝えるのだった。


「いいえ、有難う御座います。」と…。


其処で、司も、つくしの母親で在る 牧野千恵子に訊きたかった事を、間髪入れずに、訊き始めるのだった。


「あのぉ~、お義母さん…。
 訊きたい事が有るんですが…。
 宜しかったでしょうか?」と…。


其処で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に頷いたのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしの母親で在る 牧野千恵子の様子を観た事で、訊き始めるのだった。


「実は、私は、嘗て、まだ、記憶が有った頃のつくしさんに、通帳を預けて居ました。
 今のつくしさんには、まだ、其の当時の記憶は無い筈なので、あの通帳の事は知らない筈
 だと思うのですが、既に、あの通帳の事を、つくしさんは、知って居る様子でした。
 お義母さんが、つくしさん もしくは、道明寺家の誰かに、あの通帳を預けてくれて居た
 んでしょうか?」と…。


其処で、つくしの母親で在る 牧野千恵子は、司に、話しし始めるのだった。


「ええ、そうよ。
 道明寺家の方に、預けて置いたの。
 実は、此方に引っ越しする際に、つくしの机の引き出しの中から、あの『通帳』が出て来
 て、『振込(人)名』と『金額』を観た時に、“此の通帳を、私達 夫婦が預かって置く
 訳にはいかないわ。”と、悟ったのよ。
 其れに、つくしの記憶が、もし、戻ったとしたら…。
 つくしは、あの通帳を探そうとするだろうし…。
 だからこそ…。
 セキュリティーも、万全な道明寺邸で、預かって貰う事にしたの。
 ダメだったのかしら?」と…。


実は、此の時の司は、“此のマンションも、大概、セキュリティーは万全の筈だが…。”と、思い乍らも、更に、つくしの母親で在る 牧野千恵子から、そんな話しを聞いた事で、密かに、思って居たのだ。


“やっぱり、牧野の母ちゃんが、(道明寺)邸の人間に、渡してくれて居たのか?
 如何も、牧野は、(牧野の)母ちゃんに、あの通帳の事を、話しして居なかった様だな。
 牧野は、(牧野の)親父さんと母ちゃんが、此の事を知ったら、『また、働こうとし無く
 成る。』と、でも、思ったんだろうな。
 牧野…。
 お前の親父さんと母ちゃんは、もう、大丈夫じゃねぇのか?”と…。


だからだったのだろう。
其処で、司は、つくしの母親で在る 牧野千恵子に、お礼の言葉を、伝えるのだった。


「いいえ、有難う御座いました。
 お気遣いに、感謝して居ます。」と…。


此処で、漸く、つくしの母親で在る 牧野千恵子にしても、司にしても、訊きたかった事が聞けた事で、すっきりして居たのだ。



そして、其処で、すっきりした司は、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻に、断りを入れるのだった。


「お義父さん…。
 お義母さん…。
 私も、今から、つくしさんの自室に行って来ます。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻は、ホッとした様な顔付きと成り、快く、司を送り出す様な言葉を、司に、言って除けるのだった。


「行ってらっしゃい‼」と…。


そして、つくしの両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻からの了承の言葉を聞いた司も、つくし と つくしの弟で在る 進が居るで在ろう つくしの部屋に入って行くのだった。

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