tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  75.



【『司と進義兄弟【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』のエピローグ】


此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの了承が得られた事で、自身の考えを、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、話しし始めるのだった。



此の時の司からの相談の話しとは、実は、つくしの弟で在る 進の事だったのだ。


年明け早々の正月で在る 一月一日の元旦に、司が、つくしの弟で在る 進と話しした事で、進には、洞察力と思考力…。
そして、更に、進には、観察力が在る事も、此の時の司には、分かったのだ。



勿論、司は、高等部当時に、つくしと付き合って居た事も有り、進が、まだ、中学生だった頃から、進の事は、良く、知って居るのだ。


其の頃の進は、頼り無く、まだまだ、一人では、何も出来そうに無い『少年』という感じだったのだ。


其れに、其の当時の進の全てが、つくしに頼りっぱなしで、「姉ちゃん、姉ちゃん…。」と、つくしに、引っ付いて回って居た程…だったのだ。


云わば…。
『姉弟』に良く在る、しっかり者の『姉』を持つ『弟』特有の頼り無さが、此の当時の進には、露呈されて居たのだ。
ましてや、進は、二人姉弟の末っ子なのだ。


だからだったのかも知れない。
此の当時の進は、可愛さで、生きて行けそうな存在でも有ったのだ。


現に、司も、其の当時の進の事を、「弟…。」と、呼び、つくしの『弟』という事も有ったのかも知れないが、そんな進の事を、可愛がっても居たのだ。


其れに、此の当時の司も、そんな進の事を、「可愛い奴…。」と、言って居た程だったのだ。



だが、其の当時の進は、そんな風に、可愛い少年のままだった筈なのに、何時の間にか?
其れ迄の司の範疇を超える様な青年に、進は、成長して居たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、そんな風に成長して居た進に、驚愕して居たのだろう。



実は、進の姉で在る つくしが倒れた事で、牧野家は、『大黒柱』を失って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の進は、『つくし』という『大黒柱』を失った事で、認識し始めて居たのだ。


“俺が、しっかりし無きゃいけない。”と…。


まだ、高校2年生だった当時の進にとって、其れは、凄く、重荷で、負担にも成って居たのだ。


其れ迄、自身の姉で在る しっかり者のつくしに頼りっ切りだった進なのだ。
人間というモノは、そう簡単に、自身の考え方を切り替えられる筈等無かったのだ。


普通、其れには、試練を経て、色々な他人(ひと)の考え方を見たり聞いたりして、自分自身の考え方を改められる様に成るのだ。


云わば…。
其れ迄の自分自身の事 や 考え方を反省する事で、人は、成長する生き物なのだ。


其れを、高校2年生だった当時の進は、家族 や 他人(ひと)に頼る事無く、自分自身の力だけで、行わなければ成らなかったのだ。


其の当時の進は、相当な葛藤と辛さ…。
そして、試練を経験して来た事だろう。
そして、経った3年の間に、進は、180度、人間が変わって居たのだ。


此の3年の間…。
進は、誰にも頼る事無く、全ては、自分自身の考えの基…。
揺るぎ無い考え方を持ち、進は、経った一人で、行動して来たのだ。
全ては、つくしと進姉弟の両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻の為に…。


だが、進は、何時も、自身が置かれて居る環境に辛く成ると、思って居たのだ。


“姉ちゃんは、何時も、牧野家の犠牲の下…生きて来たんだ。
 姉ちゃんに出来た事は、俺にも出来る。
 俺は、姉ちゃんの弟…何だから…。”と…。


そして、進は、そう思う事で、奮起し乍らも、此処迄、家族にも、誰にも頼る事無く、経った一人で、頑張って来たのだ。



だからだったのだろう。
此の時の進は、其の自身の此れ迄の頑張りを、司に認められたという事に成るのだ。
此の時の進が、嬉しく無い筈等無かったのだ。


だが、自分自身の実力は、何処迄、社会に通用するのか?
知りたかったと言う事も有り、『縁故入社』にて、道明寺HDに、採用される事は嫌だったのだ。


流石に、進は、つくしの弟で在る。
正義感が強く、頑固…。
其の上、融通が利かない。
司が知って居た中学生当時の可愛らしい少年だった進は、もう、何処にも居なかったのだ。


環境がそうさせて居たのだろうが…。
実は、進は、つくし同様、勉強が出来たのだ。


姉で在る つくしの頭が良過ぎて、“進は、勉強出来無い。”と、実は、勝手に、決め付けられて居たのだ。


だからだったのだろう。
進も、“俺は、勉強が出来無い。”と、勝手に、自分自身の事を、決め付けて居たのだ。


云わば…。
此の当時の進は、“姉は、勉強が出来て、自分自身は、勉強が出来無い。”と、勝手に、周りから、暗示を掛けられて居たのかも知れない。



其処に目を付けたのが、『司』だったという訳なのだ。


だからだったのだ。
司は、自身の考えを、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、話しし始めるのだった。


「実は、俺からの相談と言うのは、つくしの弟の進の事だ。
 俺は、進を、俺の秘書に就けてぇと思う。
 西田も、何時迄、俺の秘書を遣ってくれるか?
 分かんねぇだろ。
 俺は、西田の後継者に、進を推薦してぇと思ってる。
 西田に、進を、任せてぇとも、考えてる。
 だから…よ。
 実は、あんたと相談して、進を、『縁故入社』させたかった。
 だが…な。
 進は、其れは嫌らしい。
 ちゃんと、就職試験を受けて、入社してぇらしい。
 自分自身の実力は、何処迄、社会に通用するのか?
 試してぇんだろうな。
 なぁ~、進が大学を卒業したら、俺の秘書に、就けて良いよな?」と…。



実は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓も、また、道明寺HDに、進を、『縁故入社』させたがって居た一人なのだ。
そして、進を、NYにて、司同様、修行させるつもりでも居たのだ。


だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司からの要望と、懇願を聞いて、進にとって、何方が、相応しいのか?
考えあぐねて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に、話しし始めるのだった。


「司…。
 実は、私(わたくし)も、進さんを狙って居た一人よ。
 まさか、貴方から、進さんの話しが出るとは思わなかったわ。」と…。


其処で、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、自身がそうしたい理由を話しし始めるのだった。


「ああ、今迄の俺は、進の事自体、全く、考えて無かった。
 けど…な。
 元旦に、牧野家に挨拶に行った時に、進と話す機会が有って…な。
 進の洞察力と思考力…。
 そして、更に、進には、観察力が在る事も分かった。
 だから…よ。
 俺の傍で、進をビジネスマンとして、育てて視てぇと、思った訳だ。
 其れが、進を取り込みてぇと思った俺の理由だ。
 “つくしの弟だから…。”と、言う事が、理由じゃねぇぞ‼」と…。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、“其の日が来る迄、隠して置こう。”と、思って居た事を、自身の息子で在る 司に、話しし始めるのだった。


「司…良く聞きなさい。
 私(わたくし)は、つくしさんに、伝えて居る事が有るのよ。
 “学生の間に、秘書検定1級を取りなさい。”と…。
 其れは、貴方の為よ。
 つくしさんを、貴方の秘書に就ける為…。
 其処に、つくしさんの弟で在る 進さんを、貴方の秘書として、貴方の傍に就ければ…。
 姉弟で、貴方の秘書と言う事に成る。
 きっと、つくしさんと進さんの何方かが、姉弟に頼り切る事に成るわ。
 其れは、二人の為には、成らないわ。
 二人の成長を止める事に成る。
 だったら…。
 進さんを、私(わたくし)の秘書として、先ずは、就けるわ。
 私(わたくし)に、お任せなさい。
 私(わたくし)は、貴方を育てた社長よ‼
 と言う事は、私(わたくし)は、進さんを、立派に、育て上げる事が出来ると言う事よ。
 だから…。
 進さんは、NYに渡米させるわ。
 良いわね、司…。
 そして、貴方とつくしさんが結婚して、つくしさんが妊娠して、出産後…。
 進さんを、貴方の秘書に就けるわ。
 其れで、良いでしょ‼
 司…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、密かに、思って居たのだ。


“お袋は、其処迄、考えてくれて居たのか?”と…。



だが、嘗ての司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…成らば…。
そう言う考え方は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓自体、考えにも及ばない筈だっただろう。


何故なら…。
其れは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしと知り合った事で、司同様、考え方を、丸ごと、変えられた一人だったのだ。


云わば…。
世間並みに成ったと言っても、過言じゃ無かったのだ。



だからだったのかも知れない。
司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の今迄とは違い過ぎるそんな考え方に、驚愕し乍らも、返答するのだった。


「ああ、分かった。
 じゃあ、進の事は、宜しく頼むわ。
 で、つくしの事…。
 其処迄、考えてくれて居るとは、思っても視なかったわ。
 サンキュな!」と…。


其処で、今迄、自身の息子で在る 司と話しして居て、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が思って居た事を、司に訊き始めるのだった。


「ところで、司…。
 今迄は、つくしさんの事を、苗字呼びして居た筈よね?
 何時の間に、(下の)名前で、呼ぶ様に成ったのかしら?
 まさか、貴方は、つくしさんのご両親に顔向け出来無い様な事を、つくしさんに為さって
 居ないでしょうね?
 つくしさんは、まだ、お預かりして居る段階よ。
 良いわね、司…。
 世間に顔向け出来無い様な事を、つくしさんには、為さらないで頂戴‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そう言って来た自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に対して、心の中では有ったのだが、密かに、悪態を突いて居たのだ。


“はぁ~??
 世間に顔向け出来ねぇ事って、何だよ。
 俺とつくしは、婚約者同士で、付き合ってるっつーの‼”と…。


だが、司の心の中では、そう思って居たのだが、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓には言い返す事が出来ず、此の時の司は、素直に、返答して居たのだ。


「ああ、分かったよ。
 けど…な。
 今の俺は、つくしを傷付ける様な事は、(まだ)遣ってねぇよ‼」と…。


其処で、自身の息子で在る 司からそう聞いた事で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、ホッとして居たのだ。


「そう、其れは、良かったわ。」と、言い乍ら…。



という訳で、将来の牧野姉弟の行く末は、此の時の道明寺母(息)子(おやこ)のリモートでの話し合いにより、決まって居たという訳…だったのだ。




<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  75.』は、人間(学)について 
 や 姉弟関係について…。
 また、世間の見方について、文面中にて、えらっそうに、語らせて頂きました。
 此れ等全ては、私共の見解で在り、全ての方に、該当するモノでは有りません。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

×

非ログインユーザーとして返信する