tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  77.



<司からの要望  ②>


司を、会社(道明寺HD)に送り出した其の後のつくしは、自身のタブレットに、司から送って貰った『司の顔型クッキー』の画像を観て居て、首を傾げ乍ら、考えて居たのだった。


何故なら…。
其の画像に写って居る『司の顔型クッキー』には、焦げ目だけでは無い様な黒い炭の様なモノが、画像の中の『司の顔型クッキー』に付着して写って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな画像を観て、思って居たのだ。


“此の黒く写って居るモノは、一体、何なのだろうか?”と…。



其処で、此の時のつくしは、此の事の意味が分からなければ、如何遣って、其の当時の自分自身が、此の『司の顔型クッキー』を作ったのか?
“分からないだろう。”と、司に、LINEして視たのだ。


『司から送って貰った『司の顔型クッキー』には、焦げ目だけでは無い様な黒い炭の様なモ
 ノが、『司の顔型クッキー』に付着して、画像に写って居るんだけど…。
 其れって、何だか、司には、分かる?』と…。


其処で、司は、言葉で書くよりも、“直接、つくしに伝えた方が良いだろう。”と、考えた事で、司は、西田に訳を話しして休憩時間を貰って、『ビデオ通話』にて、つくしに、連絡を入れるのだった。


「俺が、つくしに送った俺の『顔型クッキー』に付着して写って居る其の画像の黒い炭の様
 なモノは…な。
 高等部当時のつくしが、“(さっ、)魚の網で焼いたから、焦げちゃったの。”って、言っ
 てたから…な。
 其れだと思うぞ‼
 つくしから貰った後に、類に自慢する為に、類ん家(ち)に行った時…。
 “何か、魚臭…。”と、類が言ってたから、確かだと思うぞ‼
 あっ、思い出した!
 あいつ、あん時、“良かったね。”とか、言い乍ら、つくしから貰った俺の『顔型クッキ
 ー』を、あいつは、俺に何も言わず、食いやがったんだった(╬▔皿▔)╯
 まだ、あん時の俺さえ、食ってねぇのに、あいつは、俺よりも、先に食いやがったんだっ
 た(╬▔皿▔)╯
 だから…よ。
 あん時に、類が食いやがったから…よ。
 俺が、つくしから貰った俺の『顔型クッキー』は、1個減ったんだった(╬▔皿▔)╯」と…。


其処で、此の時の司は、仕事中という事を忘れて、『瞬間湯沸かし器』の如く、怒り始めたのだ。


だが、そんな様子の司を観て居た此の時のつくしは、“如何して、花沢類が、クッキーを1個食べただけで、其処迄、司が、花沢類に対して、怒ってんだろう⁉”と、思って居たのだ。


実は、其の当時の司だけじゃ無く、現在の司も、あの頃と変わり無く…。
『つくし』の事に成ると、司は、類に対して、敵対心剥き出しに成るのだ。


まさか、そんな事とは知らない現在のつくしは、首を傾げる状況だった事は、言うまでも無かったのだ。



だが、此の時のつくしには、驚愕して居た事が、他にも、有ったのだ。
何故なら、其れは…。


“誕生日のプレゼントだというのに…。
 私は、魚の網で焼いたクッキーを、司にプレゼントしたの?
 其の当時の私は、既に、司の事が好きだったんだよね⁉
 其の当時の私には、デリカシーというモノが無かったのだろうか?”と、思って居たから…だったのだ。


実は、因みに、其の当時のつくしは、まだ、司への想いに、気が付いて居ない頃だったのだ。



其処で、漸く、冷静に成った此の時の司は、そんなつくしの顔の表情で、何かを読み取ったのか?
司は、つくしに、話しし始めるのだった。


「其の当時のつくしは、『牧野家』の大黒柱だった。
 何時も、お前は、バイトしてたし…。
 俺に、『(俺の)顔型クッキー』をくれた時も、“お金無かったから…。”って、言ったか
 ら…な。
 だから…。
 魚の網で焼いたんだろ。
 其の『魚の網』っつー物(もん)が、如何言う物(もん)なのか?
 其の当時の俺には、知らなかったんだけど…な。」と…。



其処で、つくしは、思い出して居たのだ。


“其の当時の『牧野家』には、オーブン(レンジ)が無かったんだった。
 だから…。
 其の当時の私は、『魚の網』で、『顔型クッキー』を焼いたんだぁ~。”と…。


だからだったのかも知れない。
“再現するんだったら…。”と、言う思いで、つくしは、司に訊き始めるのだった。


「じゃあさぁ~。
 今回の『司の顔型クッキー』を焼くのも、『魚の網』で焼いた方が良い?
 再現させるなら、そうする方が妥当だと思うんだけど…。」と…。


だが、此の時の司は、突拍子も無いつくしからのそんな言葉に、驚愕し乍らも、つくしに、言って除けるのだった。


「お前は、アホか⁉
 道明寺邸の中には、『オーブン』という物(もん)が、存在してんだろ‼
 クッキーを焼くんだったら…。
 オーブンを使え‼
 良いなぁ~、つくし…。」と…。


其処で、つくしも、思うのだった。


“やっぱり、そうだよね。
 『魚臭いクッキー』って、様に成らないよね。”と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司に、返答したのだった。


「やっぱり、そうだね。」と…。


そして、其の後の司とつくしは、『ビデオ通話』を、切ったのだった。



其処で、つくしは、タマに相談する事にしたのだった。


何故なら…。
此の時のつくしには、お金という物が、手元に無かったのだ。


所謂、此の時のつくしが、お金を持って居るとする成らば…。
其れは、司から預かって居る通帳だけだったのだ。
だが、其の通帳は、『司のお金』という認識が、此の時のつくしには有ったのだ。


だからだったのだ。
高等部当時のつくしとは違う意味で、現在のつくしは、金欠だったのだ。
なので、2日後に控えて居る1月31日の司の誕生日にプレゼントする買い物すら、此の時のつくしには、儘成らない状況だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、タマに相談するしか無かったのだ。



そして、此の時のつくしは、タマの部屋に行き、司からの要望の話しを、タマに、話しし始めたのだ。


其処で、つくしから、司からの要望の話しを聞いた此の時のタマも、思い出して居たのだ。
其の当時の司の喜んで居た姿を…。


だからだったのだ。
此の時の司が、つくしに、要望した気持ちは、此の時のタマにとっても、十分過ぎる位に、分かって居たのだ。


だからこそ…。
此の時のタマは、そんな司の気持ちと、つくしからの相談事に乗って遣る事にしたのだった。



其処で、タマは、道明寺家のシェフに、つくしから聞いた司からの要望の話しを、話しし始めるのだった。


なので、つくしは、タマと一緒に、道明寺邸のキッチンに向かい、シェフに、材料を揃えて貰い、其の場で、『司の顔型クッキー』を作り始めるのだった。


実は、シェフも、“何か、つくし様のヘルプを出来る事が有るのなら…。”と、つくしの傍に居たのだが…。
唯一、此の時のつくしが、道明寺家のシェフに、ヘルプをお願いしたのは、『オーブン』の使い方のみだったのだ。


実は、『司の顔型クッキー』作りに関して、つくしの頭と身体に染み付いて居たのか?
つくしは、シェフのフォロー無しでも、『司の顔型クッキー』を作り始める事が出来て居たのだ。
勿論、司から送られて来た『司の顔型クッキー』の画像を観乍ら、つくし自身、作って居た事は言うまでも無かったのだが…。



という訳で、1月30日の夕方に、『司の顔型クッキー』は、出来上がったのだ。
そして、司が帰って来た夜には、司の帰宅後の着替えを手伝う為に、此の時のつくしは、司と一緒に、司の自室で在る 『東の角部屋』に向かって居たのだ。


そして、1月31日の0:00に成ったと同時に、つくしからの「Happy Birthday!」と、言う言葉と共に、此の時のつくしは、『司の顔型クッキー』を、司に、手渡したのだ。


此の時の司は、つくしから手渡された此の『司の顔型クッキー』を観て、実は、感動して居たのだ。


何故なら…。
高等部当時に、つくしから貰った自身の『顔型クッキー』との寸分の狂いも無いそんな自身の『顔型クッキー』に、思わず、感動して居たという訳…だったのだ。



そして、司は、思わず、あの当時と同じ様に、つくしの腕を掴んで、つくしを、自身の方に引き寄せて、「凄ぇ、嬉しい。」と、つくしに言い乍らも、此の時の司は、つくしに、kissを施して居たのだ。


実は、そんな司に、不覚にも、此の時のつくしは、呆気に取られて、何も言い返せなかったのだ。



だからだったのだろう。
司は、そんなつくしに、言って除けるのだった。
更なる自分自身の要望を…。


「つくし…。
 お前に、頼みが有んだ。
 聞いてくれるか?」と…。


だからだったのだ。
実は、此の時のつくしにしても、申し訳無く思って居たのだ。
司の誕生日のプレゼントが、クッキーだけなのは…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、気に成って居たからこそ…。
司からのお願いを、“聞いて上げ様!”と、思って居たという訳…だったのだ。
なので、此の時のつくしは、司に、頷いて魅せて居たのだ。


其処で、司は、つくしに、話しし始めるのだった。


「つくし…。
 前にも、お前には、言って置いた事だが…。
 俺は、お前じゃねぇと出来ねぇから…何時迄も、待つつもりだった。
 けど…な。
 お前の想いが、俺に在るのなら…俺は、お前が欲しい。
 今日は、もう、俺の誕生日だ‼
 願わくば、今日の俺の誕生日に、俺は、お前が欲しいと思ってる。
 お前が、“まだ、怖い‼”と、言うのなら、あの頃と同様、無理強いはしねぇ。
 けど…よ。
 願わくば、今日の俺の誕生日に、“俺からの要望を聞いて貰いてぇ‼”と、思ってる。
 つくし…。
 俺からの要望を聞いては貰えねぇか?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、“未だ、やっぱり、怖い‼”と、言う思いは、残って居るのだが…。
だが、此の時のつくし自身も、“自身の『初めて』は、司が良い‼”と、言う思いも有ったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしは、思わず、司に、頷いて魅せて居たのだ。



其処で、此の時の司は、“つくしの気持ちが変わらねぇうちに…。”と、言う思いから…。
横抱きに、つくしを抱き上げ乍ら、つくしを或る場所に、連れて行くのだった。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そんな司の行動に、驚愕のまま、司に訊いて居たのだ。


「司…。
 何処に行くの?」と…。


其処で、司は、そう訊いて来たつくしに、返答するのだった。


「良い所…。」と…。


そして、其の夜の司とつくしは、それぞれの『初めて』の日を過ごして居たのだった。



PS.
因みに、此の時のつくしは、やはり、自身の記憶を思い出す事は無かったのだ。
所謂、『司の顔型クッキー』は、『キーポイント』では無かったという訳…だったのだ。



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  77.』は、神尾葉子先生の漫画
 『花より男子』に出て来るセリフを、勝手に、拝借して、記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、お詫び申
 し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、
 お詫び申し上げます。>


<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  77.』は、一部の文面に、不快に
 思われるやも知れない文面が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

×

非ログインユーザーとして返信する