tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  81.



其の後の春期休暇中のつくしのスケジュールは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って、スケジュール調整されて居たのだ。


毎朝、司を見送った後のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って選ばれた講師陣のレッスンを受けて、お昼休憩を挟んだ後、また、レッスンを受けて居たのだ。


そして、偶に、つくしは、西門邸に向かって居たのだ。


何故なら…。
西門流 家元夫人のお稽古を受ける為だったのだ。


こうして、春期休暇中のつくしは、レッスンとお稽古三昧の日々だったのだ。



また、偶には、つくしにも、レッスンのお休み日も有ったのだ。
そんな日のつくしは、桜子と会って居たり、T3と会って居たりしたのだ。


だが、夜のつくしは、司の帰宅と共に、司に寄って、司の自室で在る 東の角部屋に、連れ込まれる日々だったのだ。


だからだったのだ。
つくしの試験が終わって、司が、出張から帰って来た後の春期休暇中のつくしが、自身の自室にて、眠った事は、皆無に近い状況だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしの服や下着類の一部は、つくしの自室から、司の自室で在る 東の角部屋に移されて居たのだ。


云わば…。
此れ等、全ては、司の思い通りに、コトが進んで居たという訳…だったのだ。



こうした日々は、4月に入った或る日迄、続いたのだ。


其の4月に入った或る日とは…。
そうなのだ。
つくしが、(大学)4年に進級して、また、英徳大学に通う様に成る其の日迄、続いて居たという訳…だったのだ。



実は、つくしからの話しで、司の思い通りだった日々に、陰りが見え始めて居たのだ。


何故なら…。
また、つくしの試験勉強が始まるから…だったのだ。


其の試験勉強とは…。
そうなのだ。
つくしが、秘書検定2級に合格した事で、秘書検定1級の試験勉強をする為だったのだ。


なので、また、つくしの秘書検定1級の試験が終了する迄の暫くの間の司は、つくしと真面に、夜を過ごす事が出来なく成って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
司は、タマに、悪態を突くのだった。


「今日も、つくしの出迎えは無しか?
 少し位ぇ、試験勉強の手を止めて、俺を迎え入れ様と、つくしは、思わねぇのか?」と…。


だが、タマからの言葉は、嫌味に近い様なモノだったのだ。


「坊っちゃん…。
 今のつくしは、大学が始まってるんですよ。
 ですから…。
 昼間のつくしは、大学で、講義を受けて居るんです。
 なので、秘書検定1級の試験勉強が出来るのは、つくしが、大学から帰って来た後の夕方
 から夜の此の時間迄しか無いんですよ。
 もし、つくしが、坊っちゃんのお出迎えをすれば…。
 其のまま、つくしは、坊っちゃんのお部屋に連れ込まれて、自室に戻る事が出来ないださ
 ね。
 と言う事は、試験勉強も出来ないまま、つくしの其の日は、終わるださね。
 だからこそ…。
 つくしは、そんな坊っちゃんを警戒して、坊っちゃんのお出迎えを避けて居るんださね。
 其れに、朝は、坊っちゃんも、つくしと会って居るださね。
 だったら…。
 其れで、つくしを許してお遣り‼」と…。
「………」



勿論、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から聞いて、分かって居たのだ。
つくしが、秘書検定の試験を受けて居るのは、自分自身の為で有ると言う事を…。



だが、つくしと会う事が出来るのは、朝だけという事自体、今の司にとっては、耐えられなかったのだ。
否、寧ろ、此の時の司は、物足りなさを感じて居たのだ。


だからこそ…。
愚痴も言いたく成る司だった事は言うまでも無かったのだ。



だが、其処迄、タマに言われては、此の時の司とて、如何にも成らなかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、現状のつくしの事を諦めるしか無いと言えたのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、良いともダメとも、タマに、返答する事は無かったのだ。



そして、そんな日々も、漸く、終わりを迎えて居たのだ。


云わば…。
つくしの秘書検定1級の試験が終了した事を、示して居たのだ。
其の日は、6月の第2日曜日の事だったのだ。


其処で、司は、また、自身の帰宅後…つくしを、自身の自室に閉じ込める日々だったのだ。
そして、司は、漸く、生き返った様な気がして居たのだ。


そして、一方のつくしは、“有り得ないっつーの‼”と、思う日々だった事は言うまでも無かったのだ。



実は、つくしは、司が、此処迄、執着心の強い男性だとは思っても視なかったのだ。


其れが、“自分自身へ…。”と、言う事に成れば…。
其れは其れで、今のつくしにとって、尚、思う処も有ったのだ。


“過去の記憶の有った頃の私は、こんな執着心の強い司を好きで居られたのだろうか?
 息苦しくは無かったのだろうか?”と…。



だからだったのかも知れない。
7月7日の七夕の際に、此の時のつくしは、【司の私への執着心が治まります様に…。】と、短冊に、記して居たのだ。
勿論、此の時のつくしは、司には気が付かれない様に、自身が書いた短冊を、道明寺邸の庭に飾られて居た笹の葉の奥の方に吊るして居たのだった。



そして、そんな日々も続く中…。
自身が書いた短冊を、道明寺邸の庭に飾られて居た笹の葉の奥の方に吊るして居た事が駄目だったのか?
司のつくしへの執着心が治まる事も無く、8月に入り、また、つくしには、大学の夏季休暇の日々が遣って来たのだ。


だからだったのだろう。
夏期休暇中のつくしのスケジュールは、再び、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って、スケジュール調整されて居たのだ。


云わば…。
夏期休暇中のつくしは、春期休暇中同様に、毎朝、司を見送った後、つくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って選ばれた講師陣のレッスンを受けて、お昼休憩を挟んだ後、また、レッスンを受ける日々だったのだ。


勿論、偶に、つくしは、西門邸に向かって居たのだ。


何故なら…。
西門流 家元夫人のお稽古を受ける為だった事は言うまでも無かったのだ。


そして、夜のつくしは、相変わらず、司の帰宅と共に、司に寄って、司の自室で在る 東の角部屋に、連れ込まれる日々だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、また、思って居たのだ。


“有り得ないっつーの‼”と…。



其れでも、そう思って居た此の時のつくしは、自身への執着心の強い司の事を、嫌いには成れなかったのだ。
寧ろ、此の時のつくしは、そんな自身への執着心の強い司の事を、好きなままだった事は言うまでも無かったのだ。


だからこそ…。
“有り得ないっつーの‼”と、思い乍らも、此の時のつくしは、司から、離れる事が出来なかったのだ。



そして、そんな日々が、更に、続く中…9月に入って居たのだ。


だからだったのだろう。
司は、思って居たのだ。


“12月に入れば…。
 つくしは、卒論作成に入るんだったよな。
 だったら…今しかねぇよな!”と…。


だからだったのだ。
そう思って居た司は、つくしを、或る所に、連れて行く事にして居たのだ。



其の或る所とは…。
そうなのだ。
野球場だったのだ。


云わば…。
あのホームランボールを受けたあの野球場だったのだ。


今では、あのホームランボールは、司とつくしの手元には無いのだ。


何故なら…。
つくしが、『司』目掛けて、あのホームランボールを投げたから…だったのだ。


だが、此の時の司は、賭けて視たく成って居たのだ。
つくしの記憶が戻るか如何か?


だからこそ…。
此の時の司は、考えて居たのだ。


“つくしを、あの野球場に連れて行こう‼
 あのホームランボールが、俺等の手元に無くても…。
 もしかしたら、あの野球場で、ホームランが打たれた所をつくしが観た事で、つくしが、
 (自身の)過去の記憶を、取り戻すかも知れねぇ。”と…。



実は、日本の野球が開催される日は、秋(10月頃)まで…だったのだ。


だからこそ…。
もし、野球が開催されて居るあの野球場に入る事が出来るとする成らば…。
其れは、今しかチャンスが無いと言う事に成るのだ。


なので、言う成れば…。
此の時の司は、“此のチャンスを、逃すまい。”と、考えて居た事は、事実だったのだ。



という訳で、此の時の司は、つくしに、話しを切り出す事にしたのだった。


そして、此の時のつくしは、何が何だか分からない内に、司に、あの野球場に連れて行かれて居たのだ。


しかし、つくしの記憶が戻る事は無かったのだ。
勿論、此の日の野球の試合の中でも、ホームランは打たれて居たのだ。
だが、あの時と同じ様に、司とつくしの下に、ホームランボールが飛んで来る事は無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしの記憶が戻る事が無かったのだろう。


だからだったのだろう。
此の時の司は、更に、或る事を、思い出して居たのだった。



PS.
つくしが秘書検定1級の試験を受けて、約1ケ月後に、つくしの下に、つくしの合否の通知が送付されて来たのだ。
勿論、合格だった事は言うまでも無かったのだ。



<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  81.』は、一部の文面に、不快に
 思われるやも知れないニュアンス的な文面を記載しております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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