tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  82.



【『作戦会議 そして、作戦決行【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編②』の
 続き<司とつくしの其の後>】


司から今回の作戦決行の件を頼まれた此の時の総二郎と優紀は、其の後、作戦を決行するべく、高等部当時と同じルートを辿って、最終地点で在る レインボーブリッジの見える近くのホテル(=メープルホテル)に入ったのだ。
そして、其の後を追って居た司とつくし…。


そして、其の後を追う様に、司とつくしは、レインボーブリッジの見える近くのホテル(=メープルホテル)に入ったのだ。


其処で、支配人から、声を掛けられた司とつくし…。
司からの要望で、総二郎が、事前に、予約して置いたという二部屋の内の一部屋で在る 総二郎と優紀が入った隣の部屋に、此の時の支配人は、司とつくしを、案内する事に成ったのだ。


そして、其の後、支配人の誘導で、其の部屋に入った司とつくし…。
其の部屋に入った途端、つくしは、ソワソワし始めたのだ。


だからだったのかも知れない。
支配人が、何か、話しして居たのだが、此の時のつくしには、支配人からの其の話しを、一切、聞く事は無かったのだ。
という寄りも、此の時のつくしの耳には、一切、何も入って来なかったのだ。


云わば…。
此の時のつくしの頭の中では、過去の自分自身が、顔を出し始めて居たのだ。
【一つの事に集中すると、其れ以外の他の事が、一切、何も入って来なく成る。】
所謂、『つくし』という人間の頭の中は、『一点集中型』と云えたのかも知れない。


【『一点集中型』とは…。
 一つの物事に集中して作業を行うタイプの事…。
 所謂、何事も、一つの事に集中し無くては作業を行う事が出来ない。
 なので、心理診断上、「『一点集中型』の人には、頑固で、信念の熱い人が多い。」と、
 言われて居る<諸説有り>。】



実は、此の時のつくしの頭の中では、優紀の心配事で、一杯だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、支配人からの其の話しを、一切、聞いて居なかったと、言えたのだ。



其処で、此の時の司は、支配人の話しを聞き乍らも、つくしの様子を、ジーっと、観て居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんなつくしの事を、悟って居たのだ。


“やっぱ、つくしは、つくしだな。
 過去の記憶を失って居る今のつくしでも、つくしの頭の中では、一つの事以外、何も、考
 えられねぇ視てぇだな。”と…。



そして、司が、そう思って居た時の事だったのだ。
支配人が、話し終えた後…。
此の場を後にして、ドアを閉めた時の事だったのだ。


急に、つくしが、総二郎と優紀が居るで在ろう 部屋の方の壁に、耳を当て始めたのだ。
其処で、つくしが、必死に、何かを聞き取ろうとして居る事が、此の時の司にも、分かったのだ。


何故なら…。
其れは、嘗てのつくしがそうだったのだから…。
其の時(高等部当時)のつくしは、ガラスのコップを壁に当て、自身の耳を其のガラスのコップに当てて、隣の部屋の声を聞き取ろうとして居たのだ。


勿論、隣の声等、聞こえる筈が無いのだ。
メープルホテルは、高級ホテルなのだから…。


だからだったのだ。
此の時の司は、また、高等部当時と同じ様に、そんなつくしに、突っ込むのだった。


「聞こえるか⁉
 そん何でぇ~。」と、余計な言葉は、発し無い様に…。


其処で、此の時の司にとっては、刹那…だったのだ。
油断して居た司の耳に、“嘗てのつくしか?”と、思わせる様な声が聞こえて来たのだ。


「如何し様‼
 何も、聞こえないっ‼」と…。


そして、顔を真っ赤にして、しゃがみ込んで、声を張り上げて、叫んで居るつくしが見えたのだ。


だが、此の時の司は、一応、更に、つくしを突っ込むのだった。


「だから…。
 “聞こえる訳ねぇ‼”って、言ってんだろ。」と…。


其処で、此の時の司にとっては、また、刹那…だったのだ。


つくしは、居ても経っても居られなく成り、急に、立ち上がったかと思えば、其のまま、走り出すかの様に、慌てて、出入口に向かい、言って除け乍ら、ドアを開けて、此の場を、出て行ったのだ。


「私…。
 隣に、突入して来るっ‼」と…。


勿論、此の時の司は、つくしを止める間も無く、つくしは、此の場を出て行ったのだ。
当然乍ら、此の時の司には、高等部当時の嫌なシーンが、頭に浮かんで居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の頭の中では、嫌な予感しかし無かったのだ。



そして、部屋を飛び出すかの如く、廊下に飛び出した此の時のつくしは、隣の部屋を窺うかの様に、廊下をウロウロして居たのだ。


何故なら…。
隣の部屋のドアをノックする事も出来ず、如何したら良いのか?
唯、其の場に、佇み、分からないで居たから…だったのだ。


其れに、こんな自分自身の姿を、もし、司にバレる様な事が有れば、“最悪だ‼”と、此の時のつくしは、思って居たのだ。


其れは、何故なら…。
此の時のつくしのそんな状況を観た『司』成らば…。
そんなつくしに、突っ込んだり、馬鹿にし乍らも、言って除けるに違い無かったのだ。


「だから…。
 云わんこっちゃねぇ‼」と…。



だが、寧ろ、此の時のつくしの行動の中で、廊下に飛び出して来た迄は、“最悪、良かったのかも知れない。”と、此の時のつくしには、思えて居たのだ。
其れは、優紀の事が心配だったのだから…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、密かに、思って居たのだ。


“そんな自分自身を、褒めて上げたい‼”と…。


実は、高等部当時のつくしは、司との話しに夢中に成って居て、優紀の事を、すっかり、忘れて居た自分自身が居たのだから、過去の記憶が無くても、此の時のつくしには、そう思えて居ても、当然だったのかもしれない。



だが、其れでも、此の時のつくしは、自分自身の事を、自分自身で、悟って居たのだ。
何も、考えずに、部屋を、飛び出してしまった愚かな自分自身の事を…。
其れは、司から、突っ込まれたり、馬鹿にされたりする以前の問題で、此の時のつくしは、自分自身の浅はかな考え方を、呪って居たのだ。


だからだったのだろう。
其処で、また、自分自身の事を、つくしは、嘆き始めて居たのだ。


「如何し様…。」と…。



其の時だったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、此の場に現れたのだ。


言う成れば…。
此の場に居る筈も無い司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、此の場に現れたという事に成るのだ。
其れも、つくしを見る目は、冷たく、まるで、呆れて居るかの如く…。


そして、其処で、一つの部屋の前を、行ったり来たりして、廊下をウロウロ動き回って居るつくしに、聞き覚えの在る声が、自身の背後から聞こえて来たのだ。


「つくしさん…⁉
 貴女は、其処で、何を遣ってらっしゃるのかしら?」と、訊ねるかの如く…。
「………」


だからだったのだ。
突然、目の前に現れた司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の圧の在る 顔付きを観たつくしは、何も、言葉に出来ず、唯、黙ったままで、居たのだ。


其処で、何も言って来ないつくしに、痺れを切らしたかの様に、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの腕を掴んで、引き摺るかの如く、司とつくしの部屋に入ろうとして居たのだ。


実は、既に、此の状況は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、バレて居たのだ。


だが、そんな事とは、露程も知らない此の時のつくしは、此の状況を不思議がるのだった。


だからこそ…。
此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、訊けた言葉だったのだ。


「あの~、お義母様…?
 何方へ?」と…。


だが、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、至って、冷静だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしに、言えた言葉だったのだ。


「良いから、就いて来なさい。」と…。


そして、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、ノックした後に、開かれた司とつくしの部屋のドア…。
此の時の司は、つくしが帰って来たモノと思って居たのだ。
だからこそ…。
誰とも訊かず、司は、ドアを開けたのだ。


だが、其処に居たのは、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、自身の愛するつくしの腕を掴んだまま、其の場に、立って居たという事実だったのだ。


だからこそ…。
司が、密かに抱いて居た嫌な予感は、的中した事を指して居たのだ。


そして、驚愕する司と、申し訳無さそうにするつくし…。
そして、堂々と、此の部屋に入って来る司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…。
三者三葉の想いが、此の部屋の中では、漂って居たのだ。



そして、開口一番、口を開いたのは、司だったのだ。


「はぁ~??
 何で、ババアが、此の場に、居んだよ?
 NYじゃねぇのかよ?」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の息子で在る 司に言って除けるのだった。


「私(わたくし)は、仕事で、此の場に居るのよ。
 貴方は、遊びの様ね?
 本来の貴方の今日は、仕事の筈…。
 仕事をサボって、貴方は、一体、此処で、何を遣って居らっしゃるのかしらね?
 しかも、つくしさんを連れ込んで…。
 情けないわね?」と…。


だからだったのだ。
此の場が、居た堪れなく成って来た此の時のつくしは、司を庇うかの如く…。
自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、話しし始めるのだった。


「私が、司さんに、頼んだんです。
 実は、私の幼馴染で親友の女性が、西門さんと、ご一緒に、今、同じ部屋に居るんです。
 西門さんは、遊び人で有名ですし…。
 親友の事が心配で…。
 だから…。
 司さんに、一緒に、来てもらえる様に、頼んだんです。」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、全てを悟ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そう言って来たつくしに、言えた言葉だったのだ。


「そういう事…ね。
 だから…つくしさんは、隣のお部屋の前をウロウロして居たという訳…だったのね。
 ですが、現在の貴女が、如何言う立場の人間で在るのか?
 貴女は、認識して居るのかしら?
 お恥ずかしい事ね。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、自身の姑と成る 司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、言い返せる言葉が、出て来なかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、まるで、“此処からが、本番よ。”とでも、言いた気に、話しし始めるのだった。
 


<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  82.』は、一部のセリフとシーン
 の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフとシーンを、勝手に、拝借して、記
 載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、お詫び申
 し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、
 重ねて、お詫び申し上げます。>

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