tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  83.



司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくし自身が、其の後、何も言って来ない事から、まるで、“此処からが、本番よ。”とでも、言いた気に、つくしの方を向いたまま、続けて、話しし始めて居たのだった。


「勿論、私(わたくし)も、次期家元のお噂は、聞いて知って居るわ。
 其れに、貴女が、ご友人の事を、心配する気持ちも、分かるわ。
 けれど…。
 もし、此のフロアの宿泊客が、廊下に出て来て居たとしたら…。
 そして、もし、貴女が、隣の客室の様子を窺うかの様に、廊下で、ウロウロして居る姿
 を、宿泊客が、不審者を観る様な目付きで、貴女を見て居たとしたら…。
 貴女は、そんな姿を、人目に晒してしまう事に成るのよ。
 其の事が、如何言う結果を齎す(もたらす)のか?
 貴女には、分かってらっしゃるのかしら?
 例え、正式に、世間には、まだ、公表して居ないとしても、今の貴女は、間違い無く、道
 明寺司の婚約者よ‼
 と言う事は、もう既に、貴女は、道明寺家に嫁ぐ事は、決定事項なのよ‼
 其の自覚が、貴女には、出来て居るのかしら?」と…。


そして、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、今度は、司の方を向いて、話しし始めるのだった。


「其れと、司…。
 貴方は、道明寺財閥の御曹司で、道明寺HDの後継者…なのよ。
 其の貴方が、そんな様子のつくしさんを、嗜める位の事が出来無いものなのかしらね?
 何時迄も、つくしさんの言い成りに成って居る様なら…。
 道明寺HDの後継者としては、先が思い遣られるわね。
 そろそろ、つくしさんの言い成りでは無く…。
 いい加減、貴方始動で、コトが進められないのかしらね?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、自分自身の自覚の無さを反省して居る様子だったのだが…。
此の時の司は、不貞腐れて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、俯いたまま、一言も口にする事が出来なかったのだが…。
一方の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、悪態を突き始めて居たのだ。


「うっせぇよ~。
 分~ってるっつーの‼
 俺とつくしとの間の事を、ウダウダ言ってんじゃねぇよ‼
 俺とつくしとは、上手く行ってんだから…。
 其れで、良いんじゃねぇの?
 今後のつくしとの事は、ちゃんと遣るから、見ててくれ‼」と…。


其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、司の方を向いたまま、更に、言って除けるのだった。


「ええ、そうね。
 貴方が、ちゃんと、つくしさんを引っ張って行けるのなら…ね。
 そうじゃ無いのなら…。
 私(わたくし)が、貴方とつくしさんの指導をして行かなければ成らないでしょ‼
 だからこそ…。
 私(わたくし)は、貴方に、申して居るんです。
 けれど、貴方が、其処迄、申すの成らば…。
 此れからは、貴方が、ちゃんと、つくしさんを引っ張って行けるのね?
 フフフ…。
 其れは、見物ね‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のそんな不敵な笑みに驚愕し乍らも、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が居る前で、舌打ちをして居たのだ。


“チェッ‼”と…。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな様子の自身の息子で在る 司に対して、呆れて居たのだ。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、更に、自身の息子で在る 司に、指示をするのだった。


「宜しいかしら、司…?
 此のフロアは、宿泊客専用のフロアよ‼
 道明寺家の人間が使用出来るフロアでは無いわ。
 ですから、今直ぐに、つくしさんとご一緒に、ファミリーフロアに移動しなさい。
 宜しいわね、司…。」と…。


なので、此処は、素直に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に、返事する司だったのだ。


「ああ、分かった。」と…。


だからだったのだ。
自身の息子で在る 司からの返答が聞けた事で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、此の場から出る事にしたのだった。


「じゃあ、私(わたくし)は、取り敢えず、仕事に戻るわ。
 ですから、早く、移動しなさいよ。」と、言い残して…。



だからだったのだ。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、此の部屋から出た後の司とつくしは、言葉を交わし合うにも、つくしが、俯いたままなので、此の時の司は、そんな状況のつくしを、下から覗き込む様に、言い始めたのだった。


「つくし…。
 ババアが、言ってた意味…。
 ちゃんと、分かってるよな?」と…。


其処で、司からのそんな問い掛けの言葉を聞いた此の時のつくしは、がばっと、顔を上げて、驚愕して居る様な顔付きで、司を観て居たのだ。


だからだったのだろう。
司は、話しを続けて居たのだ。


「ババアは、俺とつくしが、婚約者同士というだけじゃ無く…。
 “俺とつくしとの結婚を認めてる。”と、言ってる様なもんだ。
 だから…よ。
 此れからのつくしは、俺の嫁さんとして、常に、認識して、振舞ってくれ‼
 俺には、お前しか、居ねぇんだから…よ。」と…。


なので、此の時のつくしは、そんな風に、司からの言葉を聞いて、驚愕して居た事は、事実だったのだが…。
もう既に、此の時のつくしも、“今の私は、司以外は、無理っ‼”と、思って居た事も有り、司からの話しに、頷くのだった。


なので、其の後の司とつくしは、二人一緒に、此の部屋から出て、ファミリーフロアで在る 司の自室に、向かって居たのだった。


なので、此の時点に於いてのつくしの頭の中では、既に、優紀の事は、すっかり、消えて居たのだった。
なので、司の心の中では、笑うしか無かったのだった。



其処で、ファミリーフロアで在る 司の自室に着いた司は、総二郎に、LINEを送信するのだった。


『総二郎、悪ぃ…。
 俺は、知らなかったんだけど…よ。
 ババアが、日本に帰国して帰って来てて…よ。
 此の状況が、ババアにバレた。
 で、ファミリーフロアの俺の自室に移動する様に、ババアから言われちまったわ。
 で、既に、ファミリーフロアの俺の自室に移動してる。
 勿論、つくしの頭の中からは、総二郎とつくしのダチの件は、すっかり、消えちまってる
 様だわ。
 だから…よ。
 今回の件は、お開きと言う事で、宜しく、頼むわ。
 だから…な。
 お前等が居る其の部屋は、明日迄、使用出来る様にして有る。
 だから…な。
 総二郎の自由に使ってくれ‼」と…。


実は、司が、ファミリーフロアに移動する前に、支配人を呼び出し、つくしには気付かれない様に、総二郎と優紀が居る部屋の使用日時の変更を伝えて居たのだ。


だからこそ…。
総二郎と優紀が居る其の部屋は、翌日迄、使用出来る様に成って居たという訳…だったのだ。


勿論、総二郎と優紀が居る部屋と、司とつくしが居た部屋と、レストランでの食事の全ての料金は、司が支払う事に成って居た事は言うまでも無かったのだ。


という訳で、此の時の総二郎は、司に、LINEにて、返信するのだった。


『ああ、分かった。
 司、サンキュー!』と…。




実は、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、此の件を、何故、知ったのかというと…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、日本に帰国して帰って来て、直ぐ、此のレインボーブリッジの見える近くのホテル(=メープルホテル)に到着した時に、支配人から呼び止められて、話しを聞かされて居たのだ。


「楓社長…。
 先程、御子息様 と 婚約者様の牧野様が、此方にお見えに成りました。」と…。



実の事を言うと、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの事を認めて居るからこそ、自身の息子で在る 司の婚約者として、つくしを道明寺邸で住まわせて居るのだ。


なので、司が、もし、此のレインボーブリッジの見える近くのホテル(=メープルホテル)に、つくしを連れて来たからと言って、何ら、疑問にも感じて居ないし、不快にも感じて居なかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そう言って来た支配人に対して、言えた言葉だったのだ。


「其れが、不思議な事かしら?
 別に、変でも無いでしょ‼」と…。


だが、此の後、支配人から発せられた言葉に、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、驚愕するのだった。


「ですが…。
 本日の御子息様は、客室のご予約をお取りに成って折り、先程、御子息様の申し出に寄
 り、其の客室にご案内させて頂いた所で御座います。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、嫌な予感しかして居なかったのだ。


だからこそ…。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな風に言って来た支配人に対して、言えた言葉だったのだ。


「其の客室は、何方かしら?」と、驚愕して居る様には、一切、魅せずに…。


そして、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、支配人から、其の客室の部屋番号を教えて貰い、支配人では無く、自身の秘書を従えて、司が予約したという客室に向かって居たのだ。



そして、其処で、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、廊下でのつくしの行動を見て、呆れて居たという訳…だったのだ。


なので、其の後の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな挙動不審状態のつくしに、声を掛けたという訳…だったのだ。



そして、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、実は、ホッとして居た事が有った事も、また、事実だったのだ。


其れは、司とつくしが居た客室のフロアの廊下には、此の日の宿泊客が、誰も、廊下に出て居なかった事…。
そして、そんな挙動不審状態のつくしを、此の日の宿泊客が、誰も、観て居なかったという事…だったのだ。


だからこそ…。
此の日の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、冷静に、司とつくしの二人と、対峙出来て居たのかも知れない。
呆れ乍らでは有ったのだが…。

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