tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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作戦会議 そして、作戦決行【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編②



実は、此の時の司は、ニヤッとした顔付きのまま、暫くの間、つくしの顔を、ジーっと、唯、観た状態で、何も、口にし無かったのだ。


だからだったのだ。
痺れを切らしたつくしは、司に、怒った様な声で、更に、訊き始めるのだった。


「司…。
 笑ってないで、ちゃんと、私に、教えてよ。
 西門さんと優紀は、何時(いつ)、デートするって…?」と…。


だからだったのだろう。
司は、其れでも、ニヤッと、笑ったままで、つくしに、言って除けるのだった。


「其処までは、俺は、知らねぇな。
 訊きたければ、総二郎に、訊くしかねぇな。
 如何する?
 総二郎に、訊いて視るか?」と…。


其処で、つくしは、前のめりに成るかの様に、司に、言って除けるのだった。


「うん、今、訊いてくれる?」と…。


其処で、司は、もう一度、つくしに、訊くのだった。


「今か?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、更に、前のめりの状態で、司に、言って除けるのだった。


「うん、今っ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“まだ、無理かも知んねぇなぁ~。”と、思い乍らも、つくしに、返答するのだった。


何故なら…。
総二郎とは、少し前に、別れたばかりなのだ。


だからだったのだろう。
実は、“総二郎は、まだ、つくしのダチと、連絡が取れて無くても、当然だろうな。”と、此の時の司は、更に、思って居たのだ。


だが、其れでも、此の時の司は、つくしに、返答したという訳…だったのだ。


「しゃ~ねぇな‼
 今、総二郎に、連絡を取って遣るから、ソファに座って、待っとけ‼」と…。


其処で、司は、取り敢えず、つくしの前で、総二郎に、連絡を入れるのだった。


「総二郎…。
 さっき言ってたつくしのダチとのデート…。
 何時(いつ)に決まった?
 つくしが、何時(いつ)に決まったか?
 訊けって、煩ぇんだよ。」と…。


其処で、総二郎は、事も無げに、司に、言って除けるのだった。
司が、拍子抜けする位に…。


“あぁ~、其の事か?
 今週の土曜日…。”と…。


実は、総二郎は、司とあきらと別れた後、リムジンに乗車して直ぐ、優紀に連絡して居たのだ。


其の時の優紀は、声にも、はっきり、分かる位に、実は、驚愕して居たのだ。


何故なら…。
此の時のTELでの優紀の声は、上擦って居たのだ。
其れ位に、此の時の優紀にとっては、突然過ぎたのだ。


で、此の時の優紀は、総二郎からの話しを聞いて、仕方無く、了承したのだ。
其の時の総二郎からの話しとは…。


「何時迄も焦らす寄り、早く、済ませた方が良いだろ?」…だったのだ。


なので、此の時の優紀は、「今週の土曜日…。」と、いう総二郎からの提案の言葉に納得するしか無かったのだった。
なので、此の時の優紀は、了承するしか無かったという訳…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
そんな風に、総二郎から返答の言葉を聞いた此の時の司は、総二郎に併せるかの様に、さらりと、返答するのだった。


「ああ、分かった。」と…。


其処で、司は、総二郎から聞いた様に、「今週の土曜日らしいわ。」と、つくしに伝えるのだった。
そして、司から其の事を聞いたつくしは、司に、願い出るのだった。


「司…。
 其の日は、仕事をお休みして、私に、付き合ってくれないかな?
 西門さんが、優紀とデートする事を知って居て、優紀を放って置く訳には、いかないわ。
 今の私には、そんな事は出来無い。
 其れに、今の私には、お金が無いし…。
 其れに、何よりも、一人じゃ無理に決まってるでしょ‼
 だから…ね。
 司、お願いっ‼
 西門さんと優紀がデートするという今週の土曜日…。
 私に、付き合って…‼」と…。


其処で、此の時の司は、“待ってました!”と、ばかりに、つくしに、例の言葉を、言って除けるのだった。


「しゃ~ねぇなぁ~。
 俺が、就いて行って遣るわ。」と、此の時の司は、如何にも、嬉しそうに、つくしに、そう言って居たのだ。



だからだったのだ。
つくしに、そう言った後の司は、素早く、其の週の週末の土曜日の休みの件を、自身の秘書で在る 西田に、伝えるのだった。


本来、休みに出来る訳等無いのだが…。
もし、其の日を休みにし無ければ、司の執務の効率が低下する事も分かって居る西田は、仕方無く、休みにする様に、スケジュール調整するのだった。
そして、其の日の司は、休みと成ったのだった。



そして、其の週の週末の土曜日と、成ったのだ。
此の日の司は、如何にも、嬉しそうに、朝から、機嫌が良かったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“今日の司は、朝から、機嫌が良さそう何だけど…。
 何か、良い事でも有ったのだろうか?”と、此の時のつくしは、如何にも、不思議そうな顔付きをして居たのだ。


だが、此の時の司からして視れば…其れは、当然だったのだ。


何故なら…。
此の時の司は、つくしと、デート出来るのだ。


“つくしとのデート言えば、何時(いつ)振り位ぇだろうか?”と、司が、考える位に、ご無沙汰だったのだ。


しかも、『デート』と、言っても、正月に、牧野家に訪れた時以来の事なのだ。
其れが、『デート』と、カウントして良いので在れば、其の時以来という事に成る。


言う成れば…。
其の時以外の司とつくしは、例え、司の休みが有ったとしても、道明寺邸の司の自室で、二人一緒に、過ごして居たのだ。
所謂、其れが、今の司とつくしの『デート』と、言えたのだ。
其れ位、今の司とつくしは、屋外で、『デート』をした事が無かったと言えたのだ。


何故なら…。
其れが、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの指示だったのだ。
所謂、其れが、つくしを守る為の手段だったのだ。


だからこそ…。
朝から、燥ぎ気味の司が、其処に居たという訳…だったのだ。



そして、既に、総二郎から、時間と待ち合わせ場所を確認して居た司は、つくしにも、時間と待ち合わせ場所を伝えて居たのだ。


なので、此の時の司とつくしは、お互い違う意味で、ソワソワし始めるのだった。



そして、時間と成り、司の運転で、司とつくしは、総二郎と優紀の待ち合わせ場所迄、向かって居たのだ。


そして、高等部当時と違って居る事が、既に、此の時点で、発覚するのだった。


何故なら…。
高等部当時の司とつくしもそうだったのだが…。
高等部当時の総二郎と優紀は、西門家のリムジンに、乗車して居たのだ。
だが、此の時の総二郎は、自身が運転する自身の愛車の助手席に、優紀を乗車させて、運転して居たのだ。


そして、高等部当時の事を優紀から聞いた事で、先ず、此の時の総二郎は、思い出した場所に、愛車を走らせて居たのだ。
実は、其処は、レインボーブリッジが見える海沿いだったのだ。


そして、此の時の総二郎は、其の場の雰囲気作りを大切にして居た事で、高等部当時と同じ様に、或る場所に、二人並んで腰掛けて、優紀と寄り沿う様に、話しして居たのだ。


だからだったのだろう。
高等部当時と、全く、変わらない此の時のつくしは、司と一緒に、そんな総二郎と優紀の事を、陰から見乍ら(?)も、愚痴を言い乍ら、唯、ソワソワして居るだけだったのだ。


そんな様子のつくしに、唯、呆れるやら、いじらしいやら…。
此の時の司は、そんなつくしを、怒り始めても居たのだ。
顔には、出して居なかったのだが…。



そして、其の後の総二郎と優紀は、或る『グリル料理』を食べさせてくれるレストランに入ったのだ。


実は、総二郎が、高等部当時の話しを優紀から聞いた事で、此の同じレストランに、予約して置いたのだ。
勿論、司とつくしの席も、此の時の総二郎が、予約して置いた事は言うまでも無かったのだが…。



そして、其処でも、また、司とつくしは、あの頃を思わせるかの如く、やいやいと、言い合って居た事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのだ。
此の時の総二郎と優紀は、高等部当時と、全く、変わり映えし無い司とつくしに、呆れて居た事も、また、言うまでも無かったのだ。



そして、食事を終えた其の後の総二郎と優紀は、また、海沿いを、歩き始めたのだ。


だからだったのだ。
つくしは、慌てるかの様に、司を促し、総二郎と優紀の後を、追い掛けて居たのだ。


其の時だったのだ。
総二郎は、有ろう事か?
つくしが観て居る目の前で、優紀の肩に手を回し、あの頃と同じレインボーブリッジの見える近くのホテルに入って行ったのだ。
勿論、其のホテルは、メープルホテルだった事は言うまでも無かったのだ。



其処で、つくしは、司を引き連れて、総二郎と優紀の後を追い掛けて、レインボーブリッジの見えるメープルホテルに入ったのだ。
其処で、司は、支配人に呼び止められたのだ。


「司様…。
 ご無沙汰致して折ります。
 今日は、何方に、向かわれますでしょうか?
 お食事でしょうか?」と…。


其処で、司が、支配人に、言って除けて居たのだ。


「さっき、総二郎が、女を連れて入って来たろ?
 其の隣の部屋に、俺とつくしを、案内してくれ‼」と…。


実は、総二郎の隣の部屋の予約者が、此の時点に於いて、支配人には、誰かは、分からなかったのだが、総二郎は、隣の部屋との二部屋を、予約して置いたのだ。


なので、支配人は、小声で、司に、説明するのだった。


「実は、西門様より、お隣のお部屋と二部屋のご予約が御座いまして…。
 其方のドアキーは、後程、お越しに成られるご予約者様に、“渡して欲しい。”と、言付か
 って折ります。
 ですので、司様は、(道明寺家専用)ファミリーフロアの司様のお部屋にて、お願い出来
 ませんでしょうか?」と…。


其処で、司も、小声で、支配人に言って除けるのだった。


「其の予約者が、俺だ‼
 全ては、俺が払う事に成ってんだ‼
 良いから、俺とつくしを、其処に案内しろ‼」と…。


だからだったのだ。
其の部屋のドアキーを持って居る支配人は、慌てるかの様に、司とつくしを、其の部屋に、案内するのだった。



そして、一方の総二郎と優紀は、部屋に入った途端、一気に、力が抜けたかの様に、同時に、溜息を突くのだった。


「「はぁ~。」」と…。


そして、一息ついた優紀が、総二郎に、訊くかの様に、言い始めたのだ。


「つくしは、大丈夫でしょうか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の総二郎も、一息ついた後に、優紀に、返答の言葉を告げて居たのだ。


「ああ、司が一緒だから…な。
 多分、大丈夫だろ?
 けど…よ。
 色気もくそもねぇな。
 あの二人は…。
 雰囲気作りってもんもねぇのかよ?
 呆れて、物も言えねぇわ。
 大体、全く、変わり映えしねぇ、牧野のあの状況は、如何だよ?
 あれじゃあ、高等部当時の牧野と、全く、変わっちゃあ、居ねぇだろ⁉
 司と牧野は、本当に、恋人なのか⁉
 あれで、婚約者同士…何だからよ。
 呆れて、物も言えねぇっつーの‼」と…。


実は、此の日の主役で在る 司とつくしの事を、呪って居た総二郎だったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎は、“愚痴の一つ位ぇ、良いだろう。”と、愚痴を溢して居たのだ。


何故なら…。
疲れ切って居た総二郎が、其処に居たから…だったのだ。



fin


 
<此の二次小説『作戦会議 そして、作戦決行【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  
 番外編②』の一部の文面に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』に出て来るシーンを、勝
 手に、拝借して、記して折ります事を、お詫び申し上げます。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借致して折ります事を、お詫び申し上げま
 す。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手致して折ります事を、重ねて、お詫び申し
 上げます。>

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