tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

司&あきらの会話【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編



【『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>  83.』のエピローグ
 <司と総二郎とのLINEでの遣り取りの後の翌々日の司とあきらとの会話>】


司とLINEで遣り取りした其の後の総二郎は、翌日の夕方、優紀を、自宅に送り届けた後…。
あきらに連絡を入れて居たのだ。
今回の結果報告に関して…。


だからだったのだろう。
総二郎からそんな話しを聞いたあきらは、其の翌日…司に連絡を入れて居たのだ。
勿論のリモートで…。


「司…。
 総二郎から、聞いたぞ‼
 今回の件が、(司の)母ちゃんに、バレたらしいな。」と…。


だからだったのだ。
あきらから、そんな話しを聞いた司は、先ず、“チェッ‼”と、舌打ちをして魅せて居たのだ。
其れでも、司は、あきらに、言って除けるのだった。


「うっせぇぞ、あきら…‼
 で、あきらは、何を言う為に、俺に、連絡して来たんだよ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、含み笑いをし乍らも、司に、訊き始めるのだった。


「否…。
 ちょっと、気に成ってよ。
 だから、司に、連絡した。
 で、結局、今回のデートで、牧野は、何か、思い出したんかよ?」と…。



実は、此の時点での司は、あきらから、そんな風に訊かれなくても、此の件に関して、悩んで居たのだ。


“一体、つくしが記憶を思い出す為の『キーポイント』は、何なんだよ?”と…。


なので、此の時の司は、既に、悩んで居た事も有って、あきらから、そんな風に、訊かれた事で、不機嫌気味に、返答して居たのだ。


「あぁ~??
 あの後も、つくしは、何も、思い出してねぇよ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司にとっては、更に、追い打ちを掛けられたかの様に、あきらから、訊かれて居たのだ。


「と言う事は、今回のデートは、牧野の『キーポイント』じゃ無かったって訳か?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、何気に、あきらに話しし始めるのだった。


「ああ、そういう事だ。
 だから…な。
 俺には、つくしが記憶を思い出す為の『キーポイント』が、一体、何なのか?
 もう、分かんねぇ様に成って居た所だったんだわ。
 実は…な。
 俺は、(つくしが記憶を思い出す為の)つくしの『キーポイント』は、“俺との良い思い
 出だけだろうな。”と、踏んでたんだわ。
 だけど…な。
 俺は、自惚れ(うぬぼれ)てたのかも知れねぇな。
 今迄、俺が、試して来た俺とつくしとの其の全ての良い思い出は、結局、つくしが記憶を
 思い出す為の『キーポイント』じゃ無かったって訳だな。
 実は、高等部当時の俺とつくしにとって、其の全ての良い思い出の後には、必ず、嫌な思
 い出が、待って居たからだろうけど…な。
 其れか、もしかしたら、つくしが記憶を思い出す為の『キーポイント』は、嫌な思い出の
 中に存在してるのかも知んねぇ…な。」と…。


其処で、此の時のあきらは、ニヤッと、笑い乍ら、司に話しし始めるのだった。


「司…(笑)。
 お前は、覚えてねぇのか?
 お前と牧野との良い思い出の中で、一つ、忘れてねぇか?
 其の司との良い思い出が在ったからこそ、其の後の牧野は、“頑張ろう‼”と、思えたんじゃ
 ねぇのか?」と…。
「………」


其処で、あきらからそんな風に、話しを聞かされた此の時の司は、自身とつくしとの過去の記憶を思い出そうとして居たのだ。
だが、此の時の司には、分かって居なかったのだ。
なので、此の時の司は、黙ったままだったのだ。


其処で、あきらは、笑い乍ら、更に、司に、言って除けるのだった。


「なぁ~、司君よぉ~(笑)。
 お前等 二人にとって、大切な思い出…何じゃねぇの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、冷静な顔付きで、そんな風に、笑い乍ら、そう自身に言って来たあきらに、訊き始めるのだった。


「何時(いつ)の頃の事だ?」と…。


なので、此の時のあきらは、そんな司を呆れ乍らも、仕方無く、司に、教えるのだった。


「お前が、NYに飛び立つ前っ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“そうだった。”と、思い乍ら、やっと、其の当時の事を、思い出して居たのだった。



そうなのだ。
此の時のあきらが言いたかったのは、司が、NYに飛び立つ前の前日…。
道明寺HDが、リゾート開発したというあのオープン前の水上コテージに、司とつくしが、向かって居た時の事…だったのだ。


実は、あの当時の思い出の事を、此の時の司が忘れて居た訳では無く、自分自身の大切な思い出の一つとして、頭の中には、しっかり、刻まれて居たのだ。


其れは、高等部当時のつくしから、「あんたの夢って、何?」と、高等部当時の司が、訊かれた事で、「夢か?」と、返答し乍らも、つくしの方を向いて、人差し指で、指を指し乍ら、つくしに、言って居たのだ。


「もう、叶った。
 一番、欲しくて、手に入らなかったもの。
 愛してる…。」と…。


だからこそ…。
現在の司の中でも、此の当時の事は、良い思い出という寄りも、大切な思い出の一つだったのだ。



だが、此の当時の司にとっても、あの当時も、今と変わり無く、自身とつくしとの間には、『お互いを、愛し合ってる。』と、いう揺るぎ無い絆が有ったとしても、其の当時の司とつくしは、暫くの間、NY⇔東京間と、離れ離れに成らなくはいけなかったのだ。


なので、勿論、此の時の司の中では、あの当時の思い出が、良い思い出としてのカウントだったとしても、“つくしが、あの当時の事を思い出した事で、悲しい思いをするんじゃねぇか?”と、いう気持ちが、此の時の司の中に存在して居た事も、また、事実だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司が、此の当時の事を忘れて居た訳では無く、勝手に、つくしの事を認識してしまって居たに過ぎなかったのだ。


だからこそ…。
つくしにとっては、“悲しい思い出に違いねぇ。”と、勝手に、司は、認識して居たのだ。



ところが、そんな事とは知らないで在ろう此の時のあきらは、思って居たのだ。


“司は、もしかして、牧野との大切な思い出を忘れてたんじゃねぇのか?”と…。


其処で、あきらは、やっと、思い出したで有ろう司に、笑い乍ら、訊き始めるのだった。


「司…(笑)。
 もしかし無くても、お前と牧野との大切な思い出を忘れて居たんじゃねぇのか?」と…。


だが、自分自身が忘れて居た訳では無い事から、此の時の司は、あきらに、怒った様な顔付きのまま、言って除けるのだった。


「あぁ~??
 忘れてねぇっつーの‼
 あの後、俺が、NYに飛んだから…よ。
 つくしにとっては、悲しい思い出の一つじゃねぇかと思えばこそ…。
 あの場所に、つくしを連れて行く事を、躊躇してただけ…だ。」と…。


其処で、あきらは、司が知らないで有ろう話しを、司に、話しし始めるのだった。


「なぁ~、司…。
 高等部当時の俺は、総二郎から聞いたんだけど…な。
 実は、司が、NYに飛び立った時、司を見送ったで在ろう牧野と、総二郎は、其の後に、
 会ったらしいだわ。
 で、司が、NYに飛び立つ前…。
 牧野が、熱を出したとかで、あの時のお前と牧野は、一線を越えられ無かったんだろ?
 其れ迄のお前と牧野は、あんだけ、牧野が怖がって、中々、一線を越えられ無かったんだ
 ぞ‼
 其の牧野が、総二郎と会った時に、言って来たらしいぞ‼
 “私は、別に良かったんだけどね。”って…。
 其の時に、総二郎は、悟ったらしいわ。
 “司は、牧野に寄って、激変したけど…。
  牧野も、司に寄って、変わったのかも…な。”って…。
 お前と牧野との間に、何が有ったのかは、其の当時の総二郎も、牧野から、聞いてねぇら
 しいから、知らねぇらしいんだけど…よ。
 けど…な。
 其の当時の総二郎が、直接、牧野を見て、そう思ったとしたなら…。
 其れは、間違い無く、牧野も、司に寄って、激変して居たという訳…何だろうな。
 其れが、如何いう意味だか、分かんねぇ司じゃねぇだろ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、思って居たのだ。


“そうだったんか…。”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、あきらに、訊き始めるのだった。


「って事は、高等部当時のつくしは、あの頃の事を、悲しい思い出と認識してねぇって事で
 良いんだよな?」と…。


其処で、此の時のあきらは、そう自身に訊いて来た司に、言って除けるのだった。


「其の当時の総二郎の話し振りだと、少なくとも、牧野にとって、司が思って居る様な悲し
 い思い出じゃねぇって事だと思うぞ‼」と…。


なので、此の時の司は、あきらからの話しを聞いて、思って居たのだ。


“って事は、俺は、此の当時の事を、試しても良いって事か?”と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、あきらに、言って除けるのだった。


「あきら…。
 サンキュな!
 実は、俺自身、煮詰まってたんだよな。
 あの頃のつくしの想いは、俺に在る事を、認識してた。
 あの頃のつくしの想いが、俺に向いて居る事を、分かって居たからこそ…。
 俺は、NYへ飛んだ後も、頑張って来られたんだ。
 あの頃のつくしが、そう総二郎に、言って居たのだとすれば…。
 俺は、つくしに、試して視る事にするわ。」と…。


其処で、あきらは、司に、更に、言って除けるのだった。


「ああ。
 頑張れよ、司…。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司は、直ぐには、此の事に関して、試せない事も、併せて、悟って居たのだ。


何故なら…。
つくしは、12月には、桜子と共に、卒論作成に入るから…だったのだ。



fin



<此の二次小説『司&あきらの会話【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』の
 一部の文面の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフを、勝手に、拝借して、
 記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事をお詫び申し
 上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借して、記載致して折ります事をお
 詫び申し上げます。>


<此の二次小説『司&あきらの会話【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編』の
 一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入っております。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

×

非ログインユーザーとして返信する