tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

つくしのBirthday【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編④



<此の二次小説『つくしのBirthday【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編④』
 の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


唯、不安気に、黙った状態のままで、俯いたままの司に、暫く、何を言うでも無く、唯、そんな状況の司を見詰めて居た状態だった其の後のつくしは、漸く、司に、言って除けるのだった。


何故なら…。
此の時のつくしは、司から話しを聞いた後…。
自身の頭の中の映像が、“実は、そんな事に成って居たんだ。”と、思った瞬間に、つくしの頭の中では、また、スパークしたかの様に、映像が出て来たのだ。


其の映像も、また、浮かんで来ては消え、浮かんで来ては消えを繰り返し始めて居たのだ。


そして、此の時のつくしは、自身の過去(英徳高校時代)の記憶を取り戻したという訳…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、そんな状況の司に、訊き始めるかの様に、声を掛けたのだった。


「司…。
 高等部当時の私に、遣ってはいけない事をして、今では、後悔してる?」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に、訊いて来たつくしに、驚愕するかの如く、がばっと、顔を上げて、司からも、つくしに、訊き始めるのだった。


「其れは、勿論、そうだ。
 俺は、後悔してる。
 けど…よ。
 つくしは、こんな俺を、許してくれんのか?」と…。


だからだったのだ。
そんな気弱な事を言って来る司を、クスッと、笑って、そんな司を観て居たつくしは、司が、驚愕する様な事を、言い始めたのだ。


「許すとか、許さないとかじゃ無いでしょ?
 今では、司と私は、恋人同士で、婚約者同士…。
 其れに、私も、司を傷付ける様な事をして来たし…。
 だから、お相子にして上げる‼」と…。
「………」


此の時の司には、つくしが、何を言いたいのか?
全く、分かって居なかったのだ。


だからだったのだろう。
そんな状況の司は、きょっとんとしたままの状態だったのだ。


だからだったのだ。
何も、言えず、唯、つくしの顔を観て居るだけの司が、其処に居た事は言うまでも無かったのだ。


其処で、つくしは、司にとって、とんでもない事を言い始めたのだ。


「私も、其の頃の司の事を傷付けたでしょ⁉
 ほら、類が、静さんを追って、渡仏したフランスから帰って来た時…。
 『道明寺家が持ってる島』に、皆と一緒に、行った事が有ったでしょ‼
 あの頃の私は、司から、『好き』と、言う言葉を貰った。
 だからだったんだろうけど…。
 私は、司から、あの時に、言われたでしょ‼
 “お前の事を、好きだとは言ったけど…よ。
  お前の気持ちは、まだ、聞いてねぇ。
  俺は、俺の事を好きな女じゃねぇと、抱きたくねぇんだよ‼”って…。
 きっと、あの頃の司は、“牧野(私)が、俺(司)の事を好きに成る日まで、待つ。”と、
 いう意味を込めて、私に、そう言ってくれたんだと思うんだけど…。
 実は…ね。
 今更…何だけど…。
 私も、あの当時、思って居た事が有ったんだよね。
 “私だって、(司と)そう成れたら、どんなにか良いと思うよ。”って…。
 だけど…さ。
 あの当時の私の胸には、飼って居る小鳥が騒めいて、仕方無かったのよね。
 だって…さ。
 私の初恋の男性(ひと)は、『類』だったし…。
 其れに、あの当時の私の心の中に有ったのは、不安定な状況だった『類』の事だったんだ
 よね。
 だから…。
 結局、司を傷付けてしまった。
 だから…さ。
 今更だけど…。
 お相子…ね。」と…。


其処で、司は、つくしには、色々、言いたい事は有ったのだが…。
実は、此の時の司は、つくしが言って来た或る部分に焦点を当てたかの様に、自身の心の中で、叫んで居たのだ。


“はぁ~??
 何で、『類』…何だ⁉
 高等部当時のつくしは、『花沢類』って、呼んでたよな?
 否…。
 (英徳)大学に入ってからのつくしは、『類』と、呼び捨てにしてたな。
 って事は、今のつくしは、完全に、記憶が戻ったと言う事か?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、其の謎を解明する為に、つくしに、訊き始めるのだった。


「つくし…。
 お前、何で、『類』と、呼び捨てにしてんだ?
 もしかしたら…。
 今のお前の記憶は、完全に戻ったと言う事か?」と…。


其処で、此の時のつくしは、そう訊いて来た司に、にこっと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「『類』と、呼び捨てにし始めたのは、今に、始まった話しじゃ無いでしょ‼
 大学に入った頃から、私は、友人の『類』の事を、『類』と、呼び捨てにしてたよ。
 司にも、バレた事が有ったでしょ?
 其れと、記憶の事…ね。
 うん、今、さっき…ね。
 司の話しを聞いた後に、急に、私の頭の中で、記憶が、スパークしたみたい。
 だから…さ。
 今迄、色々と有った司と私だったけど…。
 今迄の事は、すっかり、水に流して…。」と、其の先を言い掛けたつくしだったのだが、
 実は、言えなかったのだ。


何故なら…。
司に、更に、抱き締められた状態のつくしだったのだ。


だからだったのだ。
つくしは、苦しがり乍らも、司の腕の中で藻掻いて居たのだが、此の時の司は、一切、力を弱める気等、毛頭無かったのだ。



実は、つくしが、強めに言って来た【友人の『類』】という言葉が、此の時の司には、嬉しかったのだ。


今では、つくしにとって、【司が恋人で、類は友人の一人】と、言われて居る様な気が、此の時の司にはして居たのだ。


だからだったのだろう。
其の代わりに、此の時の司は、つくしに、或る言葉を言わそうとして居たのだ。


「分かった。
 あの当時のつくしの事は、許して遣る。
 其の代わりに、お前の今の気持ちを、俺に、言って視ろ‼
 其れで、何もかも、許して遣るよ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“人生で初めてかも知れないだろう。”と、誰もが思う様な素直さで、司に、返答の言葉を伝えるのだった。


「司…愛してるよ‼」と…。


だからだったのだろう。
其の言葉を、つくしから聞いた司は、つくしの唇に、自身の唇を近付けて、其の後、大人なkissを、つくしに、施して居たのだ。


そして、そう成れば…。
司の独壇場と成る事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのだろう。
其の後の司とつくしは、また、大人な時間を過ごす事と成ったのだった。



そして、其の翌日の12月30日…。
つくしのBirthdayを祝う為に、翌日の朝方迄、高等部当時と同じ道明寺HDが、リゾート開発したというあのオープン前だった『水上コテージ』にて、2泊3日の間、大人な時間を、二人一緒に過ごした司とつくしは、道明寺邸に帰って来たのだった。



実は、当初の司の休みは、12月28日と29日の午前中迄で、其の後(あと)の司は、12月31日迄、仕事の予定だったのだ。


だが、つくしの記憶が、完全に、戻ったと言う事も有り、司は、自身の秘書で在る 西田に、其の事について、メールを送付しただけで、携帯の電源を切って居たのだ。


何故なら…。
司からの言い分としては、其れ迄の司は、殆ど、休み無く、働いて来たのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、思って居たのだ。


“俺が、休みを取る事は、当然だろ?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、当然の行為として、携帯の電源を切り、其れ以降、暫くの間、西田との連絡を断って居たのだ。


だからだったのだろう。
西田は、タマに言付けて置いたのだ。


「休み明けの司様には、休み無く、早朝から深夜迄、執務を熟して頂きます。」と…。



なので、此の時のタマは、道明寺邸に戻って来た司とつくしに、「お帰りなさいませ。」と、挨拶した後…。
西田からの言付けを、司に伝えて居たのだ。


そして、此の時の司は、悪態を突くかの如く、“チェッ‼”と、舌打ちして居たのだ。



そして、其の後の司とつくしは、今や、司とつくしの自室と成って居る東の角部屋に向かう際、つくしは、タマに、伝えて居たのだ。


「タマさん…。 
 私の記憶は、完全に、戻りました。
 今迄、色々と、ご心配をお掛けして、申し訳御座いませんでした。
 そして、有難う御座いました。」と…。


其処で、タマは、言葉無く、つくしを、抱き締め乍ら、つくしの背中を、撫で摩って遣って居たのだ。
勿論、今のつくしにとっては、タマからの言葉が無くても、此れだけで、タマの想いは、十分に伝わって居たのだ。



そして、其の後のタマは、自身が仕えて居る道明寺家の奥様で在る 道明寺楓に、つくしの記憶の件を、報告するのだった。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、タマから、そんな話しを聞いた事で、複雑な思いに成って居たのだ。


“つくしさんの記憶が戻った事は、司にとっては、宜しかった事だわ。
 でも、私(わたくし)にとっては、如何なモノかしら…ね。”と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、“一度、つくしさんとは、話しをし無くてはいけないだろう。”と、密かに、認識して居たのだった。




<此の二次小説『つくしのBirthday【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>  番外編④』
 の一部の文面の中に、神尾葉子先生の漫画『花より男子』のセリフを、勝手に、拝借し
 て、記載致して折ります。
 神尾葉子先生に於かれましては、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、お詫び申
 し上げます。
 また、関係者各位 様に於かれましても、勝手に、拝借して、記載致して折ります事を、
 重ねて、お詫び申し上げます。>

×

非ログインユーザーとして返信する