tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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花火大会~打ち上げ花火~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編④



【『花火大会~打ち上げ花火~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編
 ③』のエピローグ<T4の会話>】


一方のT4は、司とつくしの娘で在る あやめも一緒に、纏まって話しして居たのだ。


そして、其処で、桜子が、つくしに声を掛けたのだ。
司とつくしの息子で在る 航の様子を観て居て…。


「先輩…。
 本当に、航さんは、如何してしまったんでしょう⁉」と…。


其処で、同感とでも言いた気に、滋も、つくしに、話しし始めるのだった。


「ほんとだよ!
 あの可愛かった航君は、何処に行ったのよ⁉
 滋ちゃんは、寂しいよ。」と、泣き真似をし乍ら…。


実は、此の時のつくしも、“成る様にしか成らない。”と、思い乍らも、やはり、其処は、航の母親…なのだ。
そんな航の事を、心配にも成って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そう言って来た滋と桜子に言えた言葉だったのだ。


「そう何だよね。
 私の弟の進の時には、思春期らしい思春期が無かったからなのか?
 其れとも、牧野家の家庭環境が、進を、思春期とは、無縁にさせたせいなのか?
 何方にしても、進には、思春期らしい思春期が無かったから…。
 今、思春期、真っ只中に居る航に、私は母親として、如何、対応したら良いのか?
 其れに、今の航に、何て、声を掛けたら良いのか?
 全く、分からないんだよね。
 だから…ね。
 タマさんに、相談したりするんだけど…。
 タマさんからは、“司坊っちゃんの頃に比べれば、航坊っちゃんは、月と鼈(すっぽん)
  ださね。
  放って置けば、其の内、気が済むだろ。”って、言われてるんだよね。
 だから…さ。
 取り敢えず、様子を見る事にしてるんだけど…。
 航と同じ年頃の男の子が、何を考えてるのか分からないと、母親としては、如何して遣っ
 たら良いのか?
 ほんと、悩むよ‼
 だって…さ。
 私の周りで、参考に成る筈の男子って、言えば…。
 F4に、弟の進だよ‼
 何の参考にも、成らないよ!」と…。


だからだったのだ。
優紀は、クスッと、笑い始めたのだ。
其処で、つくしは、優紀の方を向いて、優紀がクスッと、笑ったコトの意味を訊くのだった。


「優紀…。
 何、笑ってんのよ!」と…。


其処で、優紀は、そう言って来たつくしに、其のコトの意味を、伝えるのだった。


「“つくしが、思春期の男の子の母親に成るだ何て…。”と、思って居たら、思わず、笑って
 しまったの。
 ごめんね、つくし…。
 だって…さ。
 中学の頃のつくしは、“平凡な家庭を築きたい。”って、何時も、言ってたでしょ!
 其のつくしが選んだ男性(ひと)が、大財閥の御曹司だ何て…。
 あの頃のつくしじゃあ、考えられなかった。
 あれだけ、嫌がっても、おばさんの言い成りに成って、勉強して…。
 無理矢理、英徳高校を受験して、そして、合格して…。
 で、嫌々、英徳高校に通って居たつくしが、あれだけ嫌がって居た英徳高校で、将来の伴
 侶と成る道明寺さんと知り合って、恋人同士に成って、結婚して、今では、思春期の息子
 を持つ母親に成ってるんだよ。
 あの頃の私からしたら…。
 とても、信じられる話しじゃ無いよ。
 で、其のつくしが、母親として、思春期の息子の事で、悩んでる。
 そんなつくしの母親の姿が見られる何て、思っても視なかったよ。
 其れに、笑ったのは…ね。
 母親として悩んでる姿のつくしを観て居て、“航君に、相当、振り回されてるんだろう
 な。”と、思って居たら、笑っちゃったの。
 ごめんね、つくし…。
 けど…さ。
 今の私の気持ちは、そんなつくしに、“頑張れ!”と、エールを送りたい気分だよ。」と…。


其処で、つくしは、中学の頃の自分自身を、懐古するかの様に、そう言って来た優紀に、話しし始めるのだった。


「そうだね。
 私でも、信じられないもん。
 あんなに嫌いだった司の事を好きに成った事もそうだけど…。
 “平凡で良い。
  暖かい家庭を築きたい。”と、思って居たあの私が、荒波に揉まれる事に成るだ何て…
 さ。
 誰が、想像出来た⁉
 あぁ~、早く、航の思春期が、終わって欲しい‼」と…。


今のつくしにとって、心の叫びの様な切実な気持ちだったのだ。


だからだったのかも知れない。
桜子は、茶々を入れるかの様に、つくしに、言って除けるのだった。
そんな事を言って居るつくしを、呆れるかの様に…。


「先輩…。
 そんな事を言って居たら、道明寺さんに、叱られますよ!
 “俺の事は、そんなに、嫌ぇ(嫌い)か?”って…。
 先輩の初恋のお相手は、『花沢さん』何ですから…。
 道明寺さんから、また、離して貰えなく成っても、私は、知りませんよ!」と…。


其処で、そう言って来た桜子の話しを聞いて居たつくしは、背中に嫌な汗が流れた事を感じ、夏の夜空にも関わらず、寒気を感じる程…だったのだ。


そして、言い出しっぺの優紀もそうだが…。
滋までもが、桜子からのそんな話し振りに、絶句する程…だったのだ。



其処で、司とつくしの娘で在る あやめが、愚図り始めたのだ。


其れ迄のあやめは、間近に見える打ち上げ花火を観乍ら、つくしの傍で、花火が、夜空に打ち上がる度に、「キャーキャー。」と、言い乍らも、大人しく、楽しんで居る様子だったのだ。


だが、(自身の母親で在る)つくし達 T4が、話しで盛り上がって居る所を、あやめが見たからなのか?
其れとも、此の状況に、飽きたからなのか?
あやめは、愚図り始めたという訳…だったのだ。


「にぃにのところ(所)に、いきたい(行きたい)!」と、言い乍ら…。



だが、此の時の航は、“誰も、俺の傍に近寄るな‼”…的なオーラ―を纏って居て、とても、あやめが近付ける雰囲気では無かったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、愚図り始めて居た自身の娘で在る あやめを、宥め始めるのだった。


「にぃには、一人で、打ち上げ花火を観乍ら、楽しんで居るみたいだから…。
 ママと一緒に居ようね。」と…。


だが、あやめの思いは、自身の兄で在る 航の下に在り、自身の兄で在る 航と一緒に、打ち上げ花火を観たかったのだ。


なので、どれだけ、つくしが、あやめを宥め様共…。
司とつくしのDNAを、諸に、引き継いだあやめは、“思った事は、最後迄、遣り遂げたい。”と、言う意思が、まだ、幼い筈のあやめにも、存在して居たのだ。


そして、また、自分自身の思い通りに成る迄、愚図る事も、まだ、幼い筈のあやめには、存在して居たという訳…だったのだ。


勿論、此の時のあやめは、『第一次反抗期』に、突入した共、言えたのだ。


云わば…。
何にでも、『イヤイヤ攻撃』で、親を悩ませるあの『第一次反抗期(イヤイヤ期)』に、此の時のあやめは、突入して居た共、言えたのだ。


所謂、自己主張する事で、自身の意思を伝え様としたりするあの『イヤイヤ期』に、此の時のあやめは、突入したのだろう。


だが、親や周りの大人にとっては、大変な此の『第一次反抗期』も、幼少期の子供にとっては、大切な時期とも云えたのだ。


何故なら…。
『自我の芽生え』…。
つまりは、母親から離れて、『自分自身』を見付ける為には、大切な時期とも云えたのだ。


だからこそ…。
此の時のあやめは、「いやいや!」と、つくしに、言い始めたら…。
自分自身の欲求が通る迄、「いやいや!」を言い続けて居たのだ。


云わば…。
此の時のつくしにとっては、全てがお手上げ状態と云えたのだ。



其処に、滋が、つくしに、声を掛けたのだ。


「ねぇ~、つくし…。
 類君が、如何も、航君の所に、向かってる様だよ!
 良いの行かせて…。」と…。
「………」


だが、つくしは、其の様子を、ジーっと、観て居るだけで、一言も発し無かったのだ。


そんなつくしの様子を見て居た桜子は、つくしが安心する様に、話しするのだった。


「F4の皆さんで、話し合った結果…。
 花沢さんが、航さんの気持ちを訊きに行かれたと思いますよ。
 花沢さんなら、のらりくらりと、航さんの思いを訊き出すでしょうし…。
 妥当な選択だと思いますわ。
 花沢さんに、お任せに成っても宜しいんじゃ無いでしょうか?
 其れに、西門さんと美作さんが、道明寺さんと花沢さんのお傍に就いて居たんです。
 悪い事には成らないと思いますわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、類に任せる気持ちにも成って居たのだ。


実は、此の時のつくしが、“類に任せ様!”と、思って居たのは、桜子の話しを聞いたからに他成らないのだ。


しかも、桜子の話しを聞いただけでは無く、自分自身も、類を信じる気にも成って居たから…だったのだ。


“類なら、母親としての私の航への想いを、代弁してくれるだろう。”と…。


そして、此の時のつくしは、更に、思って居たのだ。


“こういう時は、ほんと、再認識するよ。
 『真の親友(=心の友)』って、本当に、有り難いね。
 普段は、煩わしい事も、偶には、有るけど…ね。”と…。



だからだったのだ。
暫く、話しして居る様子だった類と航が笑い始めた事で、そんな様子を観て居た航の父親で在る 司は、不機嫌に成り、航の母親で在る つくしは、ホッとして居たのだ。



そんな航の両親で在る 司とつくしの対照的な顔付きを観て居た此の時のF2&T3は、呆れるしか無かったのだ。


何故なら…。
司が、ホッとして居るつくしの顔を観た事で、更に、不機嫌に成る事は、予想出来て居たから…だったのだ。


だからこそ…。
其の後の司とつくしの様子を想像して居たF2&T3は、それぞれ、思って居たのだ。


“遣れ遣れ!”
“牧野…。
 そんな顔をして居たら、司の餌食に成るぞ‼
 俺は、知らねぇぞ‼”
“あちゃ~、司が、不機嫌に成ってるよ!”
“此の後のつくしは、大丈夫なのかな?”
“先輩…。
 だから、先に、お話しして置いたのに…。
 そんな顔付きに成って居たら…。
 道明寺さんからの逆襲に遭いますわよ!”と…。


という訳で…。
其の後の司とつくしの様子を想像して居たF2&T3の五者五様の思いは、今後も、続いて行くのだった。



<此の二次小説『花火大会~打ち上げ花火~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  
 番外編④』の一部の文面に、不快に思われるやも知れない表現が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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