【『つくしの妊娠【泣かずに居られるのなら】…＜つかつく＞　　番外編』のエピローグ】

つくしが、自身の主治医で在る　女医から診察を受けた次の日は、本来なら、T4女子会を開く予定にして居た日だったのだ。

だが、つくし自身が悪阻の影響に寄り、体調を崩した事で、其の日は、司から外出禁止令が出たのだ。

だからだったのだったのだ。
此の日のつくしは、T4だけのグループLINEに、連絡を入れたのだ。

『今日のT4女子会…何だけど、行けなく成っちゃった。
　ごめんね！』と…。

だからだったのだろう。
一番、楽しみにして居た滋が、即、返信したのだ。

『何で…⁉
　司に、“行くな‼”って、言われたとか…⁉』と…。

だからだったのだ。
つくしは、“T3に白状し無いと、埒が明かないだろう。”と、認識した事で、覚悟を持って、LINEにて、報告する事にしたのだった。

『うん、まぁ～、そうとも云うんだろうけど…さ。
　実は、私、妊娠しちゃったみたい…。』と…。

だからだったのだろう。
T3は、一斉に、返信して来たのだ。

『はぁ～？？』
『えっ？？』
『先輩っ‼』と…。

特に、桜子は、“はぁ～⤵。”と、溜息を突いてから、返信して居たのだ。

だからだったのだ。
兎に角、T4女子会を決行する為に、T3は、つくしが待つ道明寺邸に集合したのだ。
そして、此の日のつくしは、滋と桜子から話しを聞いた事で、自身が妊娠した理由を知る事と成ったのだ。

そして、其の後のF3は、滋と桜子から話しを聞いた事で、つくしの妊娠を知るのだった。

だからだったのだ。
其の話しを聞いたF3は、迷わず、道明寺邸に向かって居たのだ。
そして、つくしの妊娠を知ったF3は、其の後の司とつくしを、茶化すのだった。
勿論、特に、司とつくしを茶化して居たのは、総二郎とあきらだった事は言うまでも無かったのだが…。
そして、其の被害は、状況を把握して居た航に迄、及んで居たという訳…だったのだ。

実は、滋と桜子から話しを聞いて、つくしの妊娠を知った総二郎とあきらは、面倒臭がって、花沢邸から出たがらない類を、引き摺るかの様に、道明寺邸に、連れて来たのだ。

そして、勝手知ったる　司達家族のプライベートルームに入って来たF3が、目の前で繰り広げられて居る状況に、実は、ドン引きだったのだ。

F3が、ドン引きする程の其の状況とは、実は、司　と　司とつくしの娘で在る　あやめが、つくしの携帯から聞こえて来る音楽に合わせて、二人一緒に、踊って居る姿…だったのだ。

云わば…。
此の時のF3からして視れば、そんな光景は、初めて見る光景だと言えたのだ。

しかも、時間的で云えば、司とつくしの娘で在る　あやめが、既に、眠たく成って居ても可笑しくない20：00頃の事…だったのだ。

だが、此の時の司とつくしの娘で在る　あやめの目は、ギラギラと、輝いて居る様子…だったのだ。

だからだったのだろう。
此の時のF3は、そんな司　と　司とつくしの娘で在る　あやめの踊って居る姿に、ドン引きして居たのだった。

実は、司自身、航の存在を知った頃から、20：00前には、出来るだけ、道明寺邸に帰る様にして来たのだ。
そして、出来るだけ、日・祝は、スケジュールを空けさせる様にして居たのだ。
其れが、自身の娘で在る　あやめが、生まれた頃には、そんな状況は、『出来る』だけでは無く、『絶対』に変わって居たのだ。

何故なら…。
自身の娘で在る　あやめの『入浴time』は、司自身が担当したかったのだ。
だからこそ、早朝出勤に成ろう共、此の当時の司自身、朝が平気に成って居たのだ。

云わば…。
此の当時の司のそんな状況には、つくしにしても、タマにしても、首を捻りたく成る程の状況だったと言えたのだ。

何故なら…。
つくしの知って居る高等部当時の司は、朝が苦手だったのだから…。
言う成れば、状況が変われば、人は、変われるモノで在る。

云わば…。
人というモノは、適応能力に優れて居る生き物と云えるのだろう。

そして、20：00に成った事で、つくしが、自身の夫で在る　司　と　自身の娘で在る　あやめに、声を掛けるのだった。

「今日は、もう、遅いから、明日にし様…。
　さぁ～、二人は、お風呂に入って来て…。」と…。

だからだったのだ。
何時もの様に、司は、自身の妻で在る　つくしの声に合わせて、自身の娘で在る　あやめに、言って除けるのだった。

「あやめ…今から、風呂、入るか？」と…。

だからだったのだ。
此の時の司とつくしの娘で在る　あやめは、何時もの如く、自身の父親で在る　司に抱き着き乍ら、「うん。」と、返答するのだった。

そして、其の後の司　と　司とつくしの娘で在る　あやめは、F3の登場に、気が付かないまま、バスルームに向かうのだった。

そして、其の後、漸く、F3の登場に、気が付いたつくしは、F3に声を掛けて居たのだった。

「あっ、あんた達、来てたんだぁ～。
　全く、気が付かなかったよ。」と…。

だからだったのだろう。
此の時の類は、拍子抜けしてしまいそうな、そんなつくしからの発言に、呆れて居る様で、声にも成らず…。
総二郎とあきらは、そんなつくしからの発言に、呆れ乍らも、ツッコミを入れるのだった。

「気付くのが、遅ぇ…よ⁉」
「今頃かよ‼」と…。

そして、其の後、司とつくしの娘で在る　あやめと一緒に『バスタイム』中だった司から、バスルームとプライベートルームに繋がって居るインターホン越しに、（司の）声が聞こえて来たのだ。

「あやめが出るぞ‼」と…。

だからだったのだ。
つくしは、いそいそと、バスルームに入って行ったのだ。

其の間に、実は、司とつくしの息子で在る　航は、総二郎とあきらから、声を掛けられて居たという訳…だったのだ。

云わば…。
此の時の司とつくしの息子で在る　航は、自身に声を掛けて来た総二郎とあきらの格好の餌食にされて居たのだった。

「航も、大変だな。
　焼きもち焼きの親父を持って…。
　牧野の腹の子が産まれたら…。
　航とは、何歳の歳の差だ⁉」と…。

そして、お風呂から上がった自身の娘で在る　あやめの世話を焼いて居たつくしは、自身の娘で在る　あやめを寝かし付ける為に、寝室に連れて行くのだった。
勿論、F3に、一言、声を掛けてから…。

「ごめんね、あやめを寝かせて来るから…私は、此処で、失礼するわね。
　もう直ぐしたら、司が出て来ると思うから…。
　一応、司には、あんた達が来て居る事は、話しして有るから…。」と…。

そして、眠そうにして居るあやめの手を引き乍ら、此の時のつくしは、自身の娘で在る　あやめと一緒に、寝室に入るのだった。

だからだったのかも知れない。
“此れ以上、おじさん達の餌食に成りたくない。”と、言う思いから、此の時の司とつくしの息子で在る　航も、其の場から、退散する事にしたのだった。

だからだったのだろう。
此の時の司とつくしの息子で在る　航は、後退りし乍らも、F3に向かって声を掛けるのだった。

「じゃあ、俺も、そろそろ、部屋に戻るね。」と…。

だが、総二郎とあきらは、“そうはさせねぇよ‼”と、言う思いから、司とつくしの息子で在る　航を、引き留めに掛かって居たのだが、そうこうして居る間に、司が、バスルームから出て来たのだった。

だからだったのだろう。
此の時の司とつくしの息子で在る　航は、“チャンス‼”と、思った事で、素早く、其の場を後にして居たのだ。

そして、其の後、司が、バスルームから出て来た事で、総二郎とあきらの格好の餌食は、司とつくしの息子で在る　航から、司に移って居たのだった。
で、此の時の司は、既に、ソファに横に成って居る類から、声を掛けられて居たのだった。

「司、お疲れ～！」と…。

其処で、此の時の司は、「ああ。」と、類に、返答し乍らも、面倒臭そうに、F3に言って除けるのだった。

「お前等は、何の用で、こんな時間に、此処（道明寺邸）に来てんだよ⁉」と…。

だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そう訊いて来た司に、さらりと、言って除けるのだった。

「牧野が、“妊娠した。”って聞いたから…よ。
　まぁ～、確認の意味も込めて、此処（道明寺邸）に来たんだよ。」と…。

そして、あきらは、更に、確信を突くかの様に、司に、訊き始めるのだった。

「司…牧野が妊娠したというのなら…。
　其れは、あの花火大会の夜だった事は、間違いねぇよな⁉」と…。

勿論、此の時のあきらは、司とつくしの息子で在る　航が逃げる様に、此の場から、退散した事で、司には、臆する事無く、こんな風に、聞けた事は言うまでも無かったのだ。

だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな風に、自身に訊いて来た総二郎とあきらに対して、“隠し通せねぇだろう。”と、思った事で、白状する事にしたのだった。

「そうだ、あの日だ‼
　仕方ねぇだろ。
　あいつが、悪ぃんだから…よ。」と…。

此の時の司の様子からすれば、其れは、まるで、悪びれる様子も無く、言って除けて居た様にも取れる程…だったのだ。

だからだったのかも知れない。
此の時の類は、思わず、独り言かの様に、言ってしまうのだった。
勿論、司に向かって…。

「牧野が可愛そう…。」と…。

其処で、此の時の司は、そう自身に言って来た類を、睨み付け乍らも、更に、言って除けるのだった。

「類…てめぇ、いい加減にしろよ‼
　元はと言えば、お前が悪ぃんだから…な。」と…。

だからだったのだ。
此の時の類は、自身の目を細め乍ら、司に返答するのだった。

「とんだ、とばっちり…。
　俺は、お前等の息子を、救って遣ったつもり…何だけど…。
　いい加減にして欲しいのは、司の方でしょ！」と…。

其処で、一触即発と言っても過言じゃ無い様な状況に成って居る司と類を目の前にして、此の時の総二郎は、“何時もの事…。”と、見ない振りをして居る様子だったのだが…。
あきらは、そんな司と類との間に割って入るかの様に、止めに入って居たのだった。

「二人共、止めとけよ。
　航が、そんなお前等を見たら、如何思うよ。」と、諭す様に…。

だからだったのだろう。
此の時の司は、“チェッ‼”と、不貞腐れて居る節が有ったのだが、類はと云えば、「フン。」と、悪態を突いて居たのだった。

＜此の二次小説『初めての運動会～あやめ編～【泣かずに居られるのなら】…＜つかつく＞　　
　番外編②』の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない表現が入って折ります。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞