tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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初めての運動会~あやめ編~【泣かずに居られるのなら】…<つかつく>  番外編③



一触即発に成りそうに成って居た司と類を止めたあきらは、不貞腐れて居る司と、悪態を突いて居る類に、尚も、諭す様に、話しし始めるのだった。


「お前等二人は、何時も、お互い、顔を突き合わせれば、対立ばかりで、いい加減にしろ‼
 お前等の頭の中には、『牧野』の事以外にねぇのか?
 いい加減、大人に成れよ‼」と…。


其処で、司は、イライラした顔付きのまま、あきらに言って除けるのだった。


「はぁ~??
 類が、あきらから、そう言われるのなら、俺にも分かる。
 だが…な。
 俺とつくしは、結婚してんだぞ。
 言って視れば、つくしは、俺の妻だ‼
 俺が、つくしの事だけ考えてても、可笑しかねぇだろ?
 だから…よ。
 此れからの類は、つくしの事を考えんな‼
 良いな、類っ‼」と。


だが、此の時の類は、司からのそんな要望の話しを聞いて居る様子も、全く無く、目を閉じた状態でソファに寝転んだまま、何の返答もする事無く、聞いて無い振りをして居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな類の態度が気に入らないとでも言いた気に、唯、類を、睨み付けて居たのだった。



其処で、そんな司と類の様子を見て居た総二郎が、話しを変えるかの如く、司に話しを切り出し始めたのだった。


「で、司は、何で、あやめと踊ってたんだよ?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、お風呂上がりの自身の頭を、バスタオルで拭き乍ら、意気揚々と、話しし始めるのだった。


「実は…な。
 あと数日で、あやめが通ってる(英徳学園)幼稚舎の運動会で、『親子ダンス』っつう、
 競技が、行われるんだわ。
 其の運動会で、本来なら、つくしが、あやめと踊る予定に成ってたんだけど…な。
 つくしが、妊娠したろ。
 “つくしに、もしもの事が有ったら…。”と、思って…よ。
 俺が、あやめと踊って遣る事にしたんだわ。
 だから…な。
 俺が、恥を掻く訳にいかねぇだろ。
 で、練習してった訳だ。」と…。


其処で、あきらは、そんな司に、感心するかの様に、言って除けるのだった。
少し、嫌味な言葉を付け加え乍ら…。


「そうだったんか。
 俺だけじゃねぇと思うけど…よ。
 ドアを開けた途端、目の前で、司とあやめが、踊ってるから…よ。
 “何事…だ⁉”と、思った事は、事実だな。
 けど…よ。
 司が、こんな良いパパに成るとは…な。
 高等部の頃の司から考えれば、今の司が、吃驚だわ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の長い足を、あきらに向けて、蹴って居たのだ。


「うっせぇわ‼」と、言い乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、そんな風に、司に蹴られたとしても、其れ程、痛く無い筈…だったのだが、其れでも、司に、悪態を突くのだった。


「痛ぇよ‼」と…。



実は、此の時のF4が、ソファに座って居る状況とは…。
類が、ソファに寝転んで居る事から、類が、一人で使って居るソファの真向かいに、総二郎とあきらが、座って居る状況…だったのだ。


そして、此の時の司は、一人席に、座って居たのだ。
其の司が座って居る一人席とは、ビジネスシーンで云えば、議長席…。
所謂、主人席に座って居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の足が、あきらの足に届く場所に在った為、蹴る事が出来たと言えたのだ。



そして、其の後の総二郎とあきらは、司から、英徳学園 幼稚舎の運動会の話しを聞いた事で、お互いの顔を見合わせて、目で合図を送って居たのだ。


“T3にも、此の話しを、伝えねぇとな‼”と…。



だからだったのだろう。
其の後の総二郎とあきらは、或る程度、話しが済んだという事も有り、“話しは済んだ‼”と、云わんばかりに、席を立ち、帰ろうとして居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の総二郎とあきらは、類の方に足を進めて、それぞれ、類に、声を掛けるのだった。


「今日は、もう、遅ぇし…よ。
 そろそろ、帰ろうぜ‼」


「そう言う事…だ。
 類、帰るぞ‼」と…。


だが、此処で、またしても、類は、司に、言ってはいけない様な言葉を言ってしまうのだった。


「えっ、もう、帰るの?
 俺は、まだ、牧野と話しして無いよ。
 まだ、“おやすみ~。”って、牧野に言って無いし…。
 牧野は、あやめを寝かし付けたら、また、此処(プライベートルーム)に、戻って来るん
 でしょ!
 だから…さぁ~。
 もう少し、良いじゃん!」と…。


其処で、顔を引き攣らせて居るのは、司だったのだ。
勿論、類からのそんな話しを聞いて…だった事は言うまでも無かったのだが…。


云わば…。
此の時の司の顔付きは、鬼の形相だった事は言うまでも無かったのだ。


なので、此の時の総二郎とあきらは、また、一触即発しそうな司と類を引き剥がそうと、それぞれ、類の腕を掴んで、類を立ち上がらせ様とするのだった。


だが、此の時の総二郎とあきらのそんな思いを、類は、知ってか知らずか?
此の時の類は、再び、司を怒らせる様な言葉を、司に、言って除けるのだった。


「分かったよ、仕方無いなぁ~。
 今日は、帰るよ。
 でも、折角、道明寺邸に来たんだから、牧野と、喋りたかったのに…。
 ねぇ~、司…。
 牧野に、伝えて置いてよ。
 “おやすみ~。”って…。」と…。


其処で、此の時の司の顔付きは、更に、鋭く成るのだった。
そして、逆に、類に、言って除けるのだった。


「言う訳ねぇだろ‼
 誰が、言って遣るかよ‼」と…。


だが、此の時の類は、其れでも、司に、言って除けるのだった。


「何で…よ。
 “言うだけは、タダだよ‼”って、良く、牧野は、言ってたよ。
 だから…さ。
 牧野に、言って置いてね。
 “「おやすみ~。」って、俺が、言ってた。”って…。」と…。


だからだったのだ。
司の怒って居るそんな顔付きを観て居た此の時の総二郎とあきらは、“此れは、ヤバい‼”と、悟ったのだ。


だからこそ…。
此の時の総二郎とあきらは、強引に、類を立ち上がらせて、其のまま、司達家族のプライベートルームから、類を、連れ出そうとして居たのだ。


だが、其れでも、此の時の類は、更に、鬼の形相の様な顔付きをして居る司に、言って除けるのだった。


「じゃあ、司…宜しくお願いするね。」と…。



だからだったのだ。
此の時の総二郎とあきらは、それぞれ、類の腕を掴み、司達家族のプライベートルームから、類を、連れ出そうとし乍らも、それぞれ、思って居たのだった。


“類は、チャレンジャーだな‼
 あの司の顔付きを観ても、其れでも、あれだけ、言えるとは…。
 俺には、無理だな。
 後退りしてしまうだろうな。”と…。


其れ程、此の時の司の顔付きは、鬼の様な顔付きだったと云えたのだ。



そして、此の日の夜、総二郎とあきらは、T3にも、此の話しを伝えて居たのだった。


そして、其れと並行して、英徳学園 幼稚舎の運動会が、何時、行われるのか?
調べる事にしたのだった。


何故なら…。
此の時の総二郎とあきらは、既に、面白がって居たのだ。


“司とあやめが踊って居る姿を、見届けてぇ‼”と、言う気持ちが、此の時の総二郎とあきらに有った事は、事実だったのだ。


というのか?
司 と 司とつくしの娘で在る あやめが踊って居る姿を見て、此の時の総二郎とあきらは、司を揶揄う(からかう)気満々だった事も、また、事実だったのだ。



そして、此の日のつくしは、其のまま、自身の娘で在る あやめと一緒に寝てしまった事で、司達家族のプライベートルームに戻る事は無かったのだ。


だからだったのだろう。
次の日の朝、出勤する前の司から、行き成り、抱き締められたつくしは、此の時点に於いてのつくしにとって、意味不明な言葉を、司から投げ掛けられて居たのだった。


「良いか、つくし…。
 此れからは、類と、喋るな‼
 あいつは、危険だ‼
 ぜってぇ、類とは、喋るなよ‼」と…。


だが、此の時のつくしは、何故、司が、急に、そんな事を言い出したのか?
不思議で仕方無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、司に聞かれない様に、心の中で、思って居たのだ。


“司は、急に、如何して、そんな事を言い出したんだろう。
 昨日の夜、類と、何か有ったんだろうか?
 でも、「絶対(ぜってぇ)、類とは、喋るなよ‼」と、言われても、喋らない訳にはいか
 ないでしょ⁉”と…。


だが、“心の中で、思って居る。”と、思って居たのは、実は、つくしだけで、つくし自身、独り言を呟いて居たのだ。


だからだったのだ。
抱き締められた状態だった事で、司には、つくしの独り言が、しっかり、聞かれて居たのだった。
そして、此の時の司は、更に、つくしに、告げるのだった。


「兎に角…当分の間、類とは、ぜってぇに、喋るな‼」と…。


そして、そう言い残したまま、此の時の司は、出勤したという訳…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、驚愕…だったのだ。



実は、此の(F3が、道明寺邸に居た)日の類は、司を、揶揄って居ただけ…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の類は、そんな司の事を思って居たのだ。


“何時迄経っても、司って、揶揄い甲斐の在る奴…だよね。”と…。

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