自惚れ~うぬぼれ~【自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>】…<総優> 番外編①
<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~【自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>】…<総優>
番外編①』は、『作戦会議 そして、作戦決行【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく>
番外編』と『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく> 83.』の其の後の総二郎&優紀を、
綴って折ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【『司&総二郎 そして、F2&T3【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく> 番外編』と
『作戦会議 そして、作戦決行【自惚れ~うぬぼれ~】…<つかつく> 番外編』と
『自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく> 83.』のエピローグ】
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って、お説教を受けた其の後の司とつくしは…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、道明寺家専用 ファミリーフロアの司の自室に向かう様に言われた此の時の司とつくしは、素直に、其の指示に従ったのだ。
そして、道明寺家専用 ファミリーフロアの司の自室に着いた司は、総二郎に、LINEを送信するのだった。
『総二郎、悪ぃ…。
俺は、知らなかったんだけど…よ。
ババアが、日本に帰国して帰って来てて…よ。
此の状況が、ババアにバレた。
で、ファミリーフロアの俺の自室に移動する様に、ババアから言われちまったわ。
で、既に、ファミリーフロアの俺の自室に移動してる。
勿論、つくしの頭の中からは、総二郎とつくしのダチの件は、すっかり、消えちまってる
様だわ。
だから…よ。
今回の件は、お開きと言う事で、宜しく、頼むわ。
だから…な。
お前等が居る其の部屋は、明日迄、使用出来る様にして有る。
だから…な。
総二郎の自由に使ってくれ‼』と…。
だからだったのだ。
そんな風に、司から、LINEを貰った総二郎は、“マジか⁉”と、思い乍らも、司のLINEに、返信するのだった。
『ああ、分かった。
司、サンキュー!』と…。
其処で、総二郎は、優紀の方に向き直しして、司からのLINEの件を、優紀に、話しして聞かせて居たのだ。
其処で、司からのLINEの件の話しを、総二郎から聞いた此の時の優紀は、実は、驚愕して居たのだ。
何故なら…。
此の時の優紀は、密かに、思って居たから…だったのだ。
困惑気味に…。
“「明日迄、使用出来る様にして有る。」って、如何いう意味…⁉”と…。
だからだったのだろう。
此の時の優紀の顔付きは、困惑顔…だったのだ。
其処で、総二郎は、そんな優紀の困惑顔を観た事で、優紀に諭す様に、話し始めるのだった。
否、最終的には、訊く様に…話しするのだった。
「優紀ちゃん…。
優紀ちゃんが、今、俺の言った司からのLINEの件で、何を誤解してるのか?
俺には、分かんねぇんだけど…よ。
其れでも、今の俺にとっては、優紀ちゃんに、誤解させたくねぇんだわ。
だから…な。
今、はっきり、言って置く。
優紀ちゃんが、俺に対して、良い印象がねぇ事も理解してる。
けど…な。
其れでも、俺は、優紀ちゃんの事が好きに成ったらしいわ。
否、そうじゃねぇな。
正確には、高等部のガキの頃から、好きだったのかも知れねぇな。
俺自身が気が付いて無かっただけで…。
高等部の頃のガキだった俺は、優紀ちゃんの事を傷付けたく無くて、俺の優紀ちゃんへの
想いを封印するかの様に、俺が、自分自身で、俺の心の奥底に、鎮めちまったのかも…
な。
今頃に成って、気が付いても遅ぇよな?」と…。
「………」
だからだったのだ。
此の時の優紀は、言葉無く、更に、コロコロと、自身の顔付きを変えるかの様に、今度は、驚愕顔に成って居たのだ。
此の時の優紀の顔付きが、コロコロと、変わる様子は、其れは、まるで、つくしの様…だったのだ。
だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、そんな優紀のコロコロと変わる顔付きを観て居て、笑い始めて居たのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そんな総二郎を観て居た事で、思わず、総二郎に、言ってしまったのだ。
「西門さん…⁉
何を、笑ってらっしゃるんですか?」と…。
其処で、総二郎は、そう訊いて来た優紀に、返答するのだった。
「否…な。
優紀ちゃんの顔付きが、コロコロと、変わるから…よ。
“まるで、牧野みてぇだな。”と、思ったら…よ。
笑えて来たんだわ。
ごめん、ごめん。」と…。
だからだったのだ。
此の時の優紀は、不貞腐れて居たのだ。
「酷いっ‼』と、言い乍ら…。
其処で、此の時の総二郎は、更に、言って除けるのだった。
「其れって、何気に、牧野の事…侮辱してる様なモンだろ?」と…。
だからだったのだろう。
此の時の優紀は、自身の目を大きく見開き、慌てて、自身の口を、自身の両手で、塞いで居たのだ。
其処で、総二郎は、漸く、核心を突くかの様に、優紀に、訊き始めるのだった。
「なぁ~、優紀ちゃん…。
俺の事…今でも、同じ気持ちで居てくれてるか?
其れ共、もう、冷めたか?」と…。
「………」
だからだったのだろう。
此の時の優紀は、自身の気持ちを、如何言って良いのか?
分からないまま、言葉を発するでも無く、唯、総二郎の顔を、ジーっと、観て居たのだ。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そんな優紀に、更に、訊き始めるのだった。
「優紀ちゃん…如何した?
今、何、考えてんだ⁉」と…。
なので、優紀は、漸く、口を開くのだった。
「西門さん…覚えて居らっしゃいますか?
私達が、まだ、高校生だった頃の事…。」と…。
其処で、今度は、総二郎の方が、驚愕する番だったのだ。
何故なら…。
其の当時の頃の中でも、優紀が、何時(いつ)の頃の事を言って居るのか?
此の時の総二郎には、今一、ピンっと、来て居なかったのだ。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、優紀に、訊くしか無かったのだ。
「何時(いつ)の頃の事だ⁉」と…。
其処で、優紀は、其の当時の総二郎が、自身に言って来た言葉を、言い始めるのだった。
「其の当時の西門さんは、私に、仰いました。
“早く、良い奴を見付けろよ‼”と…。
其れが、如何いう意味だったのか?
其の当時の西門さんが、私に仰った言葉の意味は、其の当時の私にも理解出来て居まし
た。
“私とは、付き合えないという意味だろう。”と…。
だからこそ…。
あれから、私は、西門さんの前から姿を消したんですから…。
だからこそ…。
私は、つくしが記憶を失った後も、西門さんとは、接点を持たない様にして来ました。
なのに、如何して、西門さんから、私と接点を持とうと為さるのですか?
私は、何方の西門さんを、信用すべき何でしょうか?」と…。
だからだったのだ。
つくしが記憶を失った後も、優紀自身、総二郎に近付いて来ない意図が、漸く、此の時の総二郎にも、理解出来て居たのだ。
此れ迄の総二郎自身、“俺は、優紀ちゃんから、嫌われてるんだろう。”と、ずーっと、理解して来たのだ。
其れが、実は、過去に、自分自身が、優紀に言った一言で、優紀自身、其の言葉に、洗脳されてしまって居た事を、此の時の総二郎は、知ったのだ。
だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、思って居たのだ。
“俺は、自惚れて居たんだろうな。
俺が、優紀ちゃんに、“好きだ‼”と、言えば、“優紀ちゃんは、また、俺に振り向いてくれ
るだろう。”と、何処か、安易に考えてた。
でも、実は、俺が言った一言から、今の優紀ちゃんは、洗脳されたまま…と言う事か?
だったら、俺の過去の洗脳から、優紀ちゃんを解き解して(ときほぐして)遣らねぇ
と…な。”と…。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そんな優紀に、言って除けるのだった。
「なぁ~、優紀ちゃん…。
優紀ちゃんは、今の俺を信用すれば、良い。
過去の俺は、唯、恰好付けただけのバカな男…だった。
ごめんな、優紀ちゃん…。
だから…よ。
今の俺を、見ててくれ‼
そして、信用して欲しい。
今の俺だけを、見てくれねぇか?」と…。
そんな風に、言って来た総二郎に対して、今の優紀は、素直に成れずに居たのだ。
何故なら…。
高校生だった当時の優紀は、総二郎の事を忘れる為に、必死だったのだ。
“良い恋愛をし様‼”と、自分自身に言い聞かせ乍ら…。
だからこそ…。
“やっと、忘れられた。”と、思って居た頃に成って、総二郎が、自身の目の前に、また、現れたのだ。
だからと云って、“はい、そうですか?”と、いかないのが、今の優紀だと言えたのだ。
そうさせてしまったのは、勿論、総二郎…だったのだ。
だからだったのかも知れない。
此の時の総二郎は、後悔して居たという訳…だったのだ。
<此の二次小説『自惚れ~うぬぼれ~【自惚れ~うぬぼれ~…<つかつく>】…<総優>
番外編①』の一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>