あきらの心配【会いたい】…<つかつく> 番外編
<此の二次小説『あきらの心配【会いたい】…<つかつく> 番外編』の文面の中には、
不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
了承の程、宜しくお願い致します。>
【『真実【会いたい】…<つかつく> 番外編②』 と 『進の心配【会いたい】…<つ
かつく> 番外編』のエピローグ】
あきらが、(将来的には、自身の義弟と成る)進と会った日から数日が経って居たのだ。
実は、あきらは、漸く、スケジュール調整が整い、司に連絡を入れ、二人だけで会う事としたのだった。
其処で、先ず、あきらは、他愛も無い話しを司にし始めるのだった。
「司…ここ最近、如何だ?」と…。
だが、司は、あきらからのそんな他愛も無い話しに乗る気も無く、返答の言葉も素っ気無かったのだ。
「あぁ~??
“如何だ?”とは、如何言う意味だ⁉」と…。
だからだったのだ。
あきらは、将来的には、自身の義弟と成る 進から聞いた話しを、司に話しし始めるのだった。
「実は、進が、ここ最近のお前の事を心配してんだよ。
だから、俺は、お前を呼び出して、“お前の話しを聞いて遣ろう。”と、思った訳だ。」
と、此の時のあきらは、司に言い乍らも、其の後、将来的には、自身の義弟と成る 進から聞いた話しを、司に話しし始めたという訳…だったのだ。
だからだったのだ。
其の後のあきらは、真剣な顔付きに成り、前々から気に成って居た事も有り、司に訊くのだった。
「お前…まさか、変な事を考えてねぇだろうな?」と…。
だからだったのかも知れない。
司は、“はぁ~??”と、言う様な顔付きに成り、自身にそう訊いて来たあきらに対して、言って除けるのだった。
「あきらは、俺に、何を訊きてぇんだよ?
“まさか…?”って、お前が俺に訊いて来ると言う事は、俺が、“(つくしの)後追いでもす
るんじゃねぇか?”と、心配してるって、話しか?
もし、俺がお前の言う様に、『(つくしの)後追い』を考えて居たと言うのなら、間違い
無く、もう既に、後追いしてんだろ?
俺は、つくしと約束してんだわ。
“進とひなを、立派な企業人にして魅せる。”って…な。
だから…よ。
俺は、まだまだ、つくしの所には、行けねぇだろ?」と…。
だからだったのだろう。
此の時のあきらは、ホッとして居たのだ。
だが、此の時の司は、更に、続きの話しをし始めるのだった。
「だが…な。
其の期間は、10年だ。
つくしが、必死で、ひなを育ててくれた10年だけ…だ。
其の10年で、俺は、進とひなを、立派な企業人にして魅せる。」と…。
だからだったのだろう。
あきらは、反対に、“はぁ~??”と、言う様な顔付きに成り、自身にそう言って来た司に対して、驚愕するのだった。
直ぐには、言葉も出て来ない程に…。
だが、其れでも、此の時のあきらは、“司に訊かねぇといけねぇだろ?”と、思い乍らも、訊き始めるのだった。
「じゃあ、其の10年後のお前は、如何するつもり…何だ?」と…。
だからだったのだ。
此の時の司は、「ハハハ…」と、笑い乍らも、あきらに話しし始めるのだった。
「其の後の俺は、つくしが迎えに来てくれんだろ(笑)。
“良く、頑張った。”って、褒めてもくれんだろ。
だから…よ。
10年後の事は、何も考えてねぇ…な。」と…。
だからだったのだろう。
此の時のあきらは、司に言える言葉も見付からない程…だったのだ。
其処で、此の時の司は、そんな状況のあきらに、急に、訊き始めるのだった。
「なぁ~、あきら…。
此処だけの話しにしてくれるか?」と…。
だからだったのだ。
司からそう訊かれれば、何の話しか分からなくても、『YES』としか言い様が無く、此の時のあきらは、司に了承の意を伝えるのだった。
「ああ、分かった。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、あきらに、或る話を、話しし始めるのだった。
「此の間…な。
つくしの主治医だったというドクターと会って来たんだわ。
つくしが、何で、28歳という若さで早死にし無きゃあ成らなかったのか?
俺は、其の訳を、つくしの主治医だったというドクターから訊いて来た。
其の時のつくしの主治医だったドクターからの話しでは…な。
“牧野さんの内臓には、損傷の後が見受けられました。
牧野さんは、過去に、事件に遭われたのでしょうか?”って、言われたんだわ。
其れって、俺が、つくしに貼った『赤札』が原因だろ?
其れに、つくしが、妊娠・出産した事も、要因に成ったかも知れねぇらしい。
と言う事は、つくしが、28歳という若さで早死にし無きゃあ成らなかったのは、全て、俺
の責任…何だよ。
実は、つくしは、既に、自分自身の死期を感じ取って居たらしい。
だから…な。
つくしが自身の身体の事を顧みず、ひなが10歳に成る迄、ひなを立派に育ててくれた敬意
を表して、俺も、進とひなを、立派な企業人にして視てぇんだ。
だから…よ。
あきらは、俺の遣る事を否定せず、見守って欲しい。
頼むよ、あきら…。」と…。
だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、司からのそんな話しが驚愕過ぎて、更に、言葉が出て来なかったのだ。
だが、此の時のあきらは、暫くの間、無言だったのだが、漸く、司に言って除けるのだった。
「だというのなら、俺等 F3にも責任は有るだろ?
俺等 F3は、司が、牧野に赤札を貼る事を知って居て、“ゲームだ‼”と、知らぬ存ぜん…
だったんだから…よ。
と言う事は、司だけの責任じゃねぇよ。
俺等 F3も、同罪だろ。」と…。
だが、此の時の司は、そんなあきらからの言い分にも、頭を横に振る様に、否定する態度を魅せるのだった。
だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、司に訊き始めるのだった。
「なぁ~、司…。
此の話しを、あいつ等 F3&T3にも伝えても良いか?」と…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、そう自身に訊いて来たあきらに、返答するのだった。
「ああ、あいつ等 F3&T3にだけは、伝えても良い。
けど…な。
進とひなには、内密にして置いてくれ‼
其れが、つくしの主治医だったドクターとの約束だし、つくしの遺言でも在るらしいか
ら…よ。」と…。
だからだったのだ。
此の時のあきらは、司と約束するのだった。
「ああ、分かった。
約束する。
けど…よ。
進は、牧野の亡く成った病名を知らねぇんじゃねぇのか?
進は、牧野から聞いてねぇみてぇな話しをしてたぞ‼」と…。
だからだったのだ。
此の時の司は、つくしの主治医だったドクターから聞いた話しを、あきらに伝えるのだった。
「実は、つくしの主治医だったドクターは、つくしの両親には話ししてたみてぇだわ。
“胃潰瘍を拗らせた様です。”って、つくしの言う様に、嘘の診断結果を…。
だから…よ。
進が、両親から、そんな嘘の診断結果を聞いてねぇのなら、進は、知らねぇんじゃねぇの
か?」と…。
だからだったのだ。
此の時のあきらは、司からのそんな話しを聞いて、将来的には、自身の義弟と成る 進の件は、納得するのだった。
だが、此の時のあきらは、司に伝えるのだった。
「なぁ~、司…。
お前が言いてぇ意味は、分かった。
けど…よ。
10年と、区切るんじゃ無くて…よ。
進とひなの将来の為に、司も、死ぬ迄、進とひなに尽くして遣れよ‼」と…。
其れでも、此の時の司は、そう言って来たあきらに、伝えるのだった。
「進には、あきらが就いてる。
其れに、ひなには、姉ちゃんが就いてる。
だから…よ。
俺の10年後は、つくしの下に居てぇんだわ。
でも、此の話しの事は、あきらの中だけに置いて於いてくれ‼」と…。
だからだったのかも知れない。
此の時のあきらは、其れ以上、司に言う言葉を失うのだった。
fin