tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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F3の疑問 と 類の後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編




<此の二次小説『F3の疑問 と 類の後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、一
 部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『会いたい…<つかつく>  続編⑤』 と 『目覚まし時計【会いたい】…<つかつく
 >  番外編』のエピローグ <つくしの妊娠時期 と 類の後悔>】


実は、司とつくしの愛娘で在る ひなを司から紹介された後のF3は、疑問に思って居た事が有ったのだ。


何故なら…。
【司と牧野(つくし)が、何時(いつ)の間に、一線を越えたのか?】と、言う事が、此の当時のF3にとっては、疑問…だったのだ。



実は、あの港で暴漢から襲われた後の司は、つくしのお陰で一命を取り留めたモノの…つくしだけの記憶を失い、其の後、紆余曲折を経て、司は、何とか、つくしの記憶を取り戻して居たのだった。


云わば…。
其の当時の司は、諸に、つくしが投げたあのホームランボールを額に受けた事で、つくしの記憶を取り戻して居たという訳…だったのだ。


そして、其の後の司とつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの『一年の猶予』を与えられた事で、晴れて、誰から何を言われる事無く、付き合う事と成ったのだった。


だが、其の矢先…。
今度は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が倒れた事に寄り、司自ら、単身、NYに渡米して、学業とビジネスの修行を熟す事と成ったのだ。
司自ら、『4年』と区切って…。



だからこそ…。
此の時のF3にとっては、其の事が、最大の『疑問』だと云えたのだった。


何故なら…。
日本に居る間の司 と つくしとの何処に、そんな時間が有ったのか?
此の時のF3にとっては、甚だ疑問だと云えたのだ。


だからだったのだ。
此の時のF3は、それぞれ、同じ事を思って居たのだった。


“司と牧野の『真実』は、何処に有るんだ⁉”と…。


だからだったのだろう。
此の時のF3は、司に訊いて視たく成ったのかも知れない。



其処で、何時(いつ)もの如く、あきらは、司を呼び出したのだ。
そして、此の時のF3は、司に訊き始めるのだった。


先ずは、例の如く、あきらから司に訊き始めるのだった。


「なぁ~、司…。
 お前と牧野との間に『ひな』が居るという事は、即ち、高等部当時のお前と牧野は、一線
 を越えて居たという事に成るよな?
 何時(いつ)の間に、お前と牧野は、そう言う関係に成ってたんだぁ~⁉」と…。


其処で、総二郎が、あきらの後を受けるかの如く、更に、司に訊き始めるのだった。


「其れに、其の当時の牧野は、“『鉄のパンツ』を穿いてるのか?”って、位ぇに、奥手な女
 だった筈だ。
 “其の牧野が、司と、何時(いつ)…⁉”と、言うのが、俺等 F3の疑問…何だわ。
 高等部当時の司が、『チェリー』を捨てて、牧野が、処女を捨てたのは、何時(いつ)の
 事…何だよ⁉」と…。
 


だからだったのだ。
実は、此の時の司は、例え、自身の幼馴染で親友で在ったとしても、F3に話しする事に関して、躊躇して居たのだ。


何故なら…。
其れが、つくしとの約束だったから…なのだ。


だが、此の時のF3の顔付きは、興味津々な顔付きで、更に、瞳(め)は、輝きを増して居たのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、心の中で、つくしに詫びて居たのだ。


“こいつ等に、言わずして帰る事は出来ねぇだろうな。
 許せ、つくし…。”と…。


なので、此の時の司は、F3に話しし始めるのだった。


「俺とつくしが一線を越えた時期は、俺がNYに渡米して、暫く経ってからの事…だった。
 だから…よ。
 つくしは、兎も角、其の当時の俺は、既に、(英徳)高校を卒業した後の事…だった。
 実は、NYに渡米後の俺は、ババアと出張に出た事が有ったんだわ。
 其の頃の俺は、つくしに、“会いてぇ(会いたい)‼”と、思う毎日で…。
 学業だけじゃ無く、ビジネスに迄、支障を来し(きたし)始めて…よ。
 ババアが気を利かせたのか?
 出張の帰りに、日本への一時帰国を了承してくれたんだわ。
 もし、お前等に其の事を言えば、つくしと、“ゆっくり出来ねぇ‼”と、思って居たし…よ。
 其れに、何より、リベンジしてぇ気持ちも有って、俺は、つくしだけを呼び出した。
 で、俺がNYに渡米する前に、つくしと二人だけで行ったあの島に、俺とつくしは向かっ
 た。
 だから…よ。
 其処が、俺とつくしとの最初で最後の思い出の場所と成った。
 其れが、5月下旬の頃の事だったと思う。」と…。


だからだったのだろう。
そんな話しを司から聞いたF3は、一斉に、叫んだのだった。


「そうだったんだぁ~‼」
「「マジか⁉」」と…。



実は、其処迄、司から話しを聞く事が出来たF3だったのだが、其れでも、尚、疑問が残って居たのだ。


だからだったのだろう。
類が、其の事に関して、司に訊く事にしたのだった。


「ねぇ~、司…。
 司が、また、NYで暴漢に襲われて、牧野だけの記憶を失って居たでしょ‼
 と言う事は、其れって、『牧野と一線を越えてからだった』って事…だよね?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、包み隠さず、全てをF3に話しし始めるのだった。


「ああ、そう言う事だ。
 俺は、つくしとそういう関係に成った事で、油断しちまって居たのかも知れねぇ。
 否、すっかり、俺の中から毒気が無くなって居たんだろうな。
 其の当時の俺は、暴漢に襲われ易い状況だったと云えたんだと思う。」と…。


勿論、此の時の司は、自責の念に駆られて居た状況だと云えたのだった。



其処で、あきらは、更に、疑問に思って居た事を、口に出すのだった。


「牧野は、其の事を知って居たのか?
 単に、牧野が妊娠したからと言って、牧野は、俺等の前から居なく成った訳じゃねぇだ
 ろ⁉」と…。



其処で、類は、初めて、自身の自責の念を口にするのだった。


「司が、NYで暴漢に襲われた後…。
 俺等は、椿姉ちゃんに呼ばれて、NYに渡米した事が有ったでしょ!
 其処で、初めて、司が、また、牧野だけの記憶を失って居た事を、椿姉ちゃんから聞かさ
 れた。
 其れでも、俺等は、“また、司の記憶は、直ぐ、戻る。”って、思って居たから…さ。
 俺等自体、そんなに焦って居なかったでしょ!
 だから、日本に帰国して直ぐ、俺が、牧野に伝えたの。
 “また、司の記憶は、直ぐ、戻ると思うから…。”って…。
 でも、実際は、22年以上…。
 司の記憶は戻らなかったけど…ね。
 だからこそ…。
 俺は、今でも、後悔して居るよ。
 “あの時、牧野に、司の事を言わなきゃ良かったのに…。”って…。」と…。
 


其の後、其の場は、シーンと、静まり返って居たのだが…。
其処で、一旦は、口を閉じて居た類が、また、口を開いたのだった。


「其れに、例え、司が牧野だけの記憶を失ったとしても、牧野の事だから…。
 あの時と同じ様に、“また、俺を頼ってくれる。”って、俺は、そんな風に、思って居たん
 だよね。
 あの当時の俺は、何処か、楽観視して居たのかも知れない。
 でも、実際は、其の後の牧野は、俺達の前から姿を消した。
 しかも、自分達の意思で…。
 今思えば、牧野は、其れだけ、司の事を想って居たんだろうね。」と…。


実は、此の時の類は、其の当時の自分自身のつくしへの想いを思い起こし乍ら、F3に話しして居たのだ。


何故なら…。
つくしの事を知ってからの類は、色々な思いで後悔して来たのだ。


“誰に何と言われ様共…。
 もっと、早くに、牧野の事を探し出せば良かった。
 そうしたら、こんなに、後悔する事も無かったのに…。”と…。



だからだったのかも知れない。
類の口からそんな後悔の言葉が告げられた事で、更に、其の場は、シーンと、静まり返って居たのだった。


だからだったのだろう。
所謂、此の場に居たF4の誰もが、其れ以上、何も口にする事が出来なかったのだ。
否、口に出して、話しが出来る状況に無かったのだった。



fin

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