tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あの日【会いたい】…<つかつく>  番外編




<此の二次小説『あの日【会いたい】…<つかつく>  番外編』の一部の言葉の中に、不
 快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『F3の疑問 と 類の後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピローグ
 <司とつくしの思い出の地>】


あの日】…。
そう、司は、日本の地に居たのだ。



其れは、司が、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓のお供で、出張に行った帰り際、道明寺家のPJに搭乗する前に、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から言われて居たのだ。


「司…ここ最近の貴方は、成って無いわね。
 もしかして、つくしさんに会いたく成ったのかしら?
 私(わたくし)は、貴方が情けないわ。
 ご自身で言った事さえも、全う出来ない様じゃ…。
 此れからの道明寺HDを、貴方に任せても大丈夫なのかしらね。
 つくしさんに発破を掛けて貰ったら、如何かしら?
 NYには、私(わたくし)だけ先に戻りますから…。
 貴方は、つくしさんと会ってから、NYに戻ってらっしゃいな。」と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、「サンキュー!」と、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言い乍らも、日本行きの便に搭乗して、日本に帰国したのだ。


当然乍ら、今回の司の帰国は、世間的にも、内密だった事は言うまでも無い。
なので、勿論の事、F3&T3にも内密という訳…だったのだ。


其処で、世田谷の道明寺邸に到着した司は、タマに告げるのだった。


「今から、此処(世田谷の道明寺邸)に、牧野を寄越す。
 牧野が着いたら、ヘリポートに誘導してくれ‼」と…。


実は、タマは、道明寺家の奥様で在り、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、既に、連絡を受けて居たのだ。


「今から、司が、内密で日本に帰国します。
 なので、司は、きっと、つくしさんと連絡を取って、会うと思うわ。
 だから、タマにお願いが有るのよ。
 司とつくしさんの事を宜しく頼むわね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、司からの指示に従うのだった。


「はいよ。」と…。



だからだったのだ。
其の後の司は、つくしに連絡を入れるのだった。
勿論のビデオ通話にて…。


「今直ぐ、(世田谷の道明寺)邸の中に在る ヘリポートに来い‼
 良いな、牧野…。」と…。


其処で、携帯TELの向こう側に居るつくしは、首を傾げる状況…だったのだ。


“如何いう意味…何だろう⁉
 今から、「NYに来い‼」って、意味?”と…。


実は、此の時点に於いてのつくしは、勿論、司が日本に帰国して居る事は知らされて居ない訳で、司自身、NYに居ると思って居るのだ。


だからだったのかも知れない。
首を傾げ乍らも、不思議そうな顔付きのまま…「う~ん、NY⁉」と、独り言を発し乍ら、考え込んで居るそんなつくしの様子に、司も、思って居たのだ。


“また、変な方向に考え込んでんな?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんなつくしに呆れ乍らも、つくしに言って除けるのだった。


「何で、NY…何だよ?
 世田谷の道明寺邸に決まってんだろ‼
 兎に角、あいつ等 F3&T3には、絶対、言うなよ。
 お前、一人だけで、(世田谷の道明寺)邸に来いよ‼
 タマには、牧野が(世田谷の道明寺)邸に来る事は伝えて有る。
 ヘリポートには、タマに誘導して貰ってくれ‼
 詳しい事は、ヘリの中で言って遣るから…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、慌てて、世田谷の道明寺邸に向かうのだった。


そして、其の後、司と一緒に、道明寺家のヘリコプターに搭乗したつくしは、司から、今回の日本への帰国の詳細を聞いたのだ。



だからだったのかも知れない。
司から話しを聞いた此の時のつくしは、嬉しかったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から認めて貰った様な気がして居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にお礼の言葉を伝えるかの如く、心の中で、呟いて居たのだ。


“私は、道明寺のお母さんから認めて貰ったと思っても良いのかな。
 だとしたら、有難い事だよね。
 本当に、嬉しい。”と…。


だが、そんなつくしの心の声は、独り言と成って、しっかり、司に聞かれて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の司も、つくしのそんな様子を見て、嬉しかったのだ。



そして、其の後の司とつくしが降り経った地は、司とつくしにとっては、思い出の地と成るあの『水上コテージ』…だったのだ。
再び、司とつくしが訪れたあの『水上コテージ』は、実は、まだ、オープン前と言う事で、人気(ひとけ)が全く無い状況…だったのだ。


勿論、此の時のつくしとて、また、あの『水上コテージ』に来る事が出来るとは思っても居らず、感慨深げに、感傷に浸って居る感も在ったのだ。


何故なら…。
つくしは、あのまま、司をNYに渡米させた事を後悔して居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のつくしは、あの頃よりも、もっと、強い気持ちで覚悟して居たのだ。


“道明寺が、また、私を此処(水上コテージ)に連れて来たという事は、そういう意味だと
 思うから…。”と…。


そして、此の時の司も、確認するかの様に、つくしに訊いて来たのだ。


「つくし…。
 俺が、お前を、此処(水上コテージ)に連れて来た意味は、お前でも分かるよな?」と…。


だが、自身の恋人で在る 司からのそんな甘い音色で自身の名前を呼ばれた此の時のつくしは、覚悟は出来て居る筈なのに、「うん。」と、司に返答し乍らも、緊張し始めたのだ。
そんなつくしの様子を見た司も、つくしから伝染したかの様に、緊張し始めるのだった。


だからだったのかも知れない。
何時(いつ)の間にか、何時(いつ)もの司とつくしの言い合いに戻って居たのだ。
先ずは、司が口火を切ったのだ。


「今日は、プールに飛び込んで、熱出すなよ‼
 分かってるよな、つくしさん(笑)。」と、嫌味な様に…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、そんな司に言い返すのだった。


「今日は、そんな事はしません。
 だって、ちゃんと、覚悟を決めたんだから…。
 其れに、もう、後悔したく無いの。
 あのまま、道明寺をNYに行かせた事…。
 ずーっと、後悔して来たんだから…。」と、真っ赤な顔に成り乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の司は、そんな風に、覚悟を決めてくれて居たつくしの事が嬉しくて、自身の真っ赤な顔色を隠すかの様に、つくしに対して、思って居たのだ。


“お前の真っ赤な顔は、伝染すんだよ。”と、悪態を突くかの如く…。


だが、此の時の司は、つくしと手を繋ぎ乍ら、つくしを誘導するかの様に前回と同じに部屋に連れて入るのだった。


そして、其の後の司とつくしは、やっと、一つに成れたのだ。
其の時の司は、つくしとそう成った後直ぐ…つくしにプロポーズしたのだ。


「俺がNYに飛ぶ前も、お前にはプロポーズしたけど…よ。
 俺とお前は、もう、切っても切れねぇ関係に成った。
 だから…よ。
 4年後は、俺と結婚してくれ‼」と…。


だからだったのだ。
今や、反対する者も居なく成った事で、此の時のつくしは、司に了承するのだった。


「うん、宜しくお願いします。」と…。



そして、翌朝、つくしが目覚めた時には、やっぱり、司の姿は、其処には無かったのだ。
司は、つくしが寝て居る間に、NYへと戻ったのだった。


勿論、前回の時と同様に、此の時のつくしも、また、一人、桟橋に立って居たのだ。
そして、此の時のつくしは、一人、桟橋に立ち乍らも、思って居たのだ。


“此れは、別れじゃ無い。
 道明寺が決めた事だから…。
 将来の道明寺の為だから…。”と…。


だが、其の後の司とつくしは、再び、会う事は出来無かったのだ。



英徳高校時代の司とつくしは、『ジェットコースターの様な恋』…だった。


そして、其の後のつくしは、漸く、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から認めて貰えたというのに…28歳という若さで、此の世を去ってしまったのだ。


そして、司は、再び、NYで暴漢に襲われ、つくしだけの記憶を失くすというアクシデントに見舞われたのだ。
勿論、司が悪い訳では無い。


だが、類から其の事を聞いて知ったつくしは、“道明寺から貰ったプレゼント(ひな)が居るから…大丈夫。”と、自分自身を鼓舞し乍ら、生きて居たのだ。


此の時のつくしは、誰を恨むでも無く、唯、只管(ひたすら)、司の幸せだけを願って居たのだ。


だからこそ…。
つくしは、遺言の様に、進に願い出て居たのだ。


“ひなを、道明寺家に拘らせるな‼”と…。


だが、其の後の司にとって、其のつくしの遺言の様な言葉が、司の心の中で、重く彷徨い続けて居た事は、確か…だったのだ。
『後悔』という名の元に…。



fin

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