tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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思い出の場所【会いたい】…<つかつく>  番外編




【『卒業式【会いたい】…<つかつく>  番外編①』 と 『卒業式【会いたい】…<つ
 かつく>  番外編②』から、暫く経ってからの3月月末の頃のお話し】


ひなは、物思いに耽ると、何時(いつ)も行く場所が有ったのだ。


云わば…。
其の場所を見付けた其の当時のひなにとって、此の広い道明寺邸の中でも、お気に入りの場所と成って居たのだ。
そして、此の日のひなも、また、其の場所に居たのだった。



実は、司自身、此れ迄、其の事を知らなかったのだ。


だからだったのかも知れない。
司が帰邸後、其の事を道明寺家の執事から聞いて、驚愕するのだった。


何故なら…。
其の場所とは、司とつくしにとっても、とても、大切な場所で、思い出の場所…だったからなのだ。


だからだったのだろう。
帰邸後、道明寺家の執事から其の話しを聞いた司は、慌てるかの様に、自身の愛娘で在る ひなが居るという【司とつくしにとっても思い出の場所】に向かうのだった。


其の思い出の場所とは、あの『バルコニー』…だったのだ。


司は、ノックをする事無く、ドアを開け、自身の愛娘で在る ひなが居るという部屋の中に入ったのだ。



実は、此の日の司は、道明寺邸に帰邸する成り、行き成り、道明寺家の執事から其の話しを聞かされたのだ。


「司様…申し上げても、宜しかったでしょうか?」と、先ずは、訊き出すかの様に…。


実は、そんな道明寺家の執事は、全く、初めての事で、今迄にも無かった事…だったのだ。


其れだけに、そんな話しを切り出して来た此の日の道明寺家の執事に対して、不安を抱いた司…だったのだ。


だからだったのだろう。
“何か有ったのか?”と、思った司は、道明寺家の執事に即答するのだった。


「ああ、良いが…何か有ったのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の道明寺家の執事は、先ずは、司に話しを切り出したのだった。


「恐れ多くも、申し上げます。
 実は、ひなお嬢様の事で、申し上げ等、御座います。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、何も言わず、唯、其の後の道明寺家の執事の話しを待って居たのだ。
なので、此の時の道明寺家の執事は、其の後の話しを、更に、司に話しし始めるのだった。


「実は、ここ最近、ひなお嬢様は、或るお部屋に居らっしゃる事が多く成りました。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、「或る部屋とは…?」と、訊き出すかの様に、道明寺家の執事からの次の話しを促すのだった。


だからだったのだ。
此の時の道明寺家の執事は、其の先の話しをし始めるのだった。


「司様が、高等部の頃の事だったでしょうか?
 司様から頼まれました私が望遠鏡をバルコニーにセッティング致した事が御座いました。
 実は、其のお部屋に、ひなお嬢様が居らっしゃる事が多く成りました。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、“あの部屋か?”と、思い乍らも、道明寺家の執事に、「分かった。」と、返答してから、慌てるかの様に、自身の愛娘で在る ひなが居るという【司とつくしにとっても思い出の場所】に向かったという訳…だったのだ。



だからだったのだ。
此の部屋に入った司は、バルコニーに居る自身の愛娘で在る ひなに声を掛けるのだった。


「ひな…此処に居たのか?」と…。


だからだったのだ。
背後から、自身の父親で在る 司の声を聞いたひなは、司の方を振り返り、自身の父親で在る 司に返答するのだった。


「うん、此の部屋を見付けた時に、何か、気に入ったの。」と…。


其処で、そんな話しを、自身の愛娘で在る ひなから聞いた司は、神妙な顔付きに成るのだった。


だからだったのだ。
此の時のひなは、そんな自身の父親で在る 司に其の顔付きの訳を訊こうとするのだった。


「パパ、如何したの?
 そんな神妙な顔付きで…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、そんな神妙な顔付きのまま、自身の愛娘で在る ひなに話しし始めるのだった。


「実は…な。
 此の部屋は、俺とつくしにとっても、大切な場所で、大切な思い出の場所…何だ
 よ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、自身の両親で在る 司とつくしとの思い出話を聞きたく成ったのだ。


だからだったのだ。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司に訊き始めるのだった。


「此処は、パパとママにとって、どんな場所なの?」と…。


だが、そんな風に、自身の愛娘で在る ひなから訊かれたとしても、易々と、そう簡単に言える話しでは無かったのだ。


だからだったのだ。
暫くの間、無言状態だった司は、漸く、重い口を開くのだった。


「俺とつくしにとって、此処は、大切な場所で、思い出の場所だ。
 そう簡単に言える話しでもねぇだろ。
 けど…よ。
 誰にも言わねぇなら、話しして遣っても良い。」と、条件を付けて…。


だからだったのだ。
此の時のひなは、「うん。」と、司に返答した事で、司は、自身の愛娘で在る ひなが了承したモノと見做し、司は、自身の愛娘で在る ひなに話しし始めるのだった。


「『○○星人』とかって、占いが在んだろ。
 英徳高校時代の俺は、偶々、見付けた其の占いで、俺のを調べた事が有ったんだわ。
 で、つくしのも調べて視た。
 其の結果、俺とつくしは、同じ、『土星人』…だったという訳だ。
 だから…よ。
 此のバルコニーから、つくしと一緒に、『土星』を観たという話しだ。」と…。



其処で、此の時のひなは、何だか、全てが分かり、すっきりして居たのだ。


だからだったのかも知れない。
其処迄、自身の父親で在る 司から話しを聞いた此の時のひなは、“そう言う事だったんだぁ~。”と、思った事で、クスッと、笑って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなの笑った顔を見て、不機嫌な顔付きに成るのだった。


だが、此の時のひなは、自身の父親で在る 司のそんな不機嫌な顔付きを気にする事も無く、自身の父親で在る 司に言って除けるのだった。


「パパ、ちょっと、此処で、待ってて…。」と…。


だからだったのかも知れない。
自身の愛娘で在る ひなが、自身に何を言いたいのか?
全く、訳の分かって居ない司だったのだが、取り敢えず、自身の愛娘で在る ひなの言う通りに、此の場で、待つ事にしたのだった。



そして、暫くして、漸く、ひなは、自身の父親で在る 司の下に戻って来たのだ。
そして、或る物を、自身の父親で在る 司に見せたのだ。


自身の愛娘で在る ひなが持って来た其の或る物とは…。
司自身が見間違う筈の無い 英徳高校時代の司が、愛するつくしの為に贈ったあの『土星のネックレス』が入って居る筈の『ジュエリーボックス』…だったのだ。


【自身が愛するつくしの為に贈ったあの『土星のネックレス』が入って居る『ジュエリーボ
 ックス』を、何故、自身の愛娘で在る ひなが持って居るのか?】と言う事が、此の時の司にとっては、疑問…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、【何故、自身の愛娘で在る ひなが、『土星のネックレス』が入って居る此の『ジュエリーボックス』を持って居るのか?】…訊いて視たく成ったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、驚愕顔のまま、自身の愛娘で在る ひなに訊くのだった。


「何で、ひなが、此の『ジュエリーボックス』を持ってるんだ⁉」と…。


其処で、ひなは、驚愕して居る自身の父親で在る 司に話しし始めるのだった。


「実は…ね。
 此の中に入って居る『土星のネックレス』は、ママが肌身離さず、ずーっと、身に着けて
 居た物なの。
 ママは、何時(いつ)も、見えない様に、服とかで、隠して居た様だけど…。
 偶に、ママの服から見えるキラキラ光る『(土星の)ネックレス』を観た時…。
 幼心にも、“良いなぁ~。”って、羨ましく思って居たの。
 だから、一度だけ、ママに言った事が有るの。
 “其の『(土星の)ネックレス』…ひなも欲しい。”って…。
 でも、何時(いつ)もは、そんな事を言わないママが、言って来たの。
 “此れは、大切な男性(ひと)に貰ったママの宝物なの。
  此の『(土星の)ネックレス』は、ママにとって、大切な思い出の品なの。
  だから、ひなにはあげられないのよ。
  ご免ね。”と、言って、其の時のママは、私にくれなかったの。
 でも、そんなママが入院して居た時に、此の『土星のネックレス』を進叔父さんに預けて
 居たらしくて、ママは、進叔父さんに頼んで居たみたいなの。
 “私に、もしもの事が有ったら、此の『土星のネックレス』をひなにあげて欲しい。
  私の形見として…。
  ひなにあげるんだから、道明寺(パパ)も許してくれると思うから…。”って…。
 でも、小学生だった私は、『ジュエリーボックス』の中身を見て、驚愕したの。
 唯、綺麗なだけじゃ無くて、光り方が私の知ってるネックレスじゃ無かったから…。
 だから、今迄、私の手元に置いては居たけど、ママみたいに身に着ける事は出来無かった
 の。
 ねぇ~、パパ、もしかして、此の『土星のネックレス』って、パパがママにプレゼントし
 た物じゃ無いの?」と…。


実は、此の『土星のネックレス』をつくしから託されたひなは、此れ迄、ずーっと、“何故…?”と、疑問に思って居た事が有ったのだ。


“こんな高価な『(土星の)ネックレス』を、ママは、誰からプレゼントされたのだろう?
 ママにも、そんな男性が居たのだろうか?”と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、自身の父親で在る 司に話しした最後に、訊いて視たのだ。


だからだったのだ。
そんな風に、自身の愛娘で在る ひなから訊かれた司は、自身の愛娘で在る ひなに即答するのだった。


「ああ、そうだ。
 つくしと一緒に、『土星』を観た日に、パパからつくしに渡した物だ。」と…。


だからだったのだろう。
父親(司)の存在を知ってからのひなは、“そうで在って欲しい。”と、願って居たのだ。
なので、贈り主で在り、自身の父親で在る 司に、此の『土星のネックレス』を返す事にしたのだった。


「だったら、此の『土星のネックレス』は、パパが持って置くべきだよ。
 だから、はい!」と…。


だが、実は、此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなの行動に、驚愕したまま、動けずに居たのだ。


何故なら…。
司自身、思っても視ない自身の愛娘で在る ひなの行動だったのだ。
だが、此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなに訊いて置くのだった。


「良いのか?
 此れは、つくしの形見だろ?」と…。


だが、自身の愛娘で在る ひなから返って来た言葉は、「パパにとっても、ママの形見でしょ!」…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなからの厚意を受け取る事にしたのだった。



そして、此の時のひなは、漸く、納得して居たのだ。
【何故、此処に来ると落ち着くのか?】と、言う事が…。


“きっと、ママが、私を守ってくれて居るんだね。”と…。




fin

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