tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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父の日のプレゼント & 父の日参観【会いたい】…<つかつく>  番外編




6月19日…父の日(6月の第3日曜日)



<此の二次小説『父の日のプレゼント & 父の日参観【会いたい】…<つかつく>  番
 外編』のタイトル名の中に出て来る『父の日参観』というフレーズを、敢えて、『父の日
 参観』と、させて頂きました。
 現在の参観は、『日曜参観』として居る学校も在るという事ですが…。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『父の日のプレゼント & 父の日参観【会いたい】…<つかつく>  番
 外編』の中に出て来る一部の言葉の中に、現代に於いては、相応しくない様な言葉が入っ
 て折ります。
 また、不快に思われるやも知れない言葉も入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



父の日で在る 此の日(6月の第3日曜日)の数日前からのひなは、実は、自身の父親で在る 司に手渡す為のプレゼントを選んで居たのだった。
そして、此の時のひなは、考えたのだった。


“もしも、パパとママが夫婦として、離れる事無く、一緒に暮らして居たのなら、如何言う
 夫婦に成って居たんだろう?”と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、自身の上司でも在る 西田に相談したのだった。


「パパとママの人物像の絵を描いてくれる様な画家さんをご存知無いですか?
 一枚の紙の中に、パパとママの二人の人物像の絵を描いて欲しいんですけど…。
 パパは、兎も角として…。
 ママの絵は、写真から想像して描いてもらう事に成るんですが…。
 難しいでしょうか?」と…。


其処で、西田は、心当たりが在る事から、ひなに話しし始めるのだった。


「私に心当たりが御座いますので、確認して、また、ご報告致します。」と…。


そして、其の後、西田の計らいに寄り、西田が紹介してくれた画家に寄って、ひなが考えて居た通りの自身の両親で在る 司 と つくしの二人揃っての人物像の絵を描いて貰えたのだった。


だからだったのだ。
父の日で在る 此の日(6月の第3日曜日)が来る事を心待ちにして居たひな…だったのだ。


何故なら…。
自身の父親で在る 司に、『父の日のプレゼント』を手渡す事が出来るから…だったのだ。



そして、父の日で在る 此の日(6月の第3日曜日)が来た事で、ひなは、朝から『父の日のプレゼント』を手渡す準備をして居たのだった。
其処で、手渡す準備をし終えた此の日の朝のひなは、道明寺家の執事に聞いて居たのだった。


だからだったのだ。
父の日で在る 此の日(6月の第3日曜日)の自身の父親で在る 司は、朝から(道明寺)邸に居るという事を知ったのだった。


其処で、其の後のひなは、自身の父親で在る 司の自室に向かうのだった。
そして、此の時のひなは、自身の父親で在る 司の自室にて、自身の父親で在る 司に『父の日のプレゼント』を手渡したのだった。


「はい、『父の日のプレゼント』!」と、言い乍ら…。


だが、此の時のひなは、更に、自身の父親で在る 司に言って除けるのだった。


「私が居なく成ってから、開けて…ね!」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、ひなからそう言われた事も有り、また、此の場には、自身の弟で在る 進も一緒に居た事で、其の場では、まだ、開けずに居たのだった。



実は、此の時のひなの目には、自身の叔父で在る 進の存在は見えて居なかったのだ。
勿論、進自身、自身の姪っ子で在る ひなに声を掛ける事はし無かったのだが…。



そして、自身の姪っ子で在る ひなが其の場を出た後、司の弟で在る 進は、少し、残念そうに、自身の兄で在る 司には聞こえない様に、小声で言って除けるのだった。


「ちょっと、寂しいかも…。」と、独り言を言うかの様に…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の弟で在る 進のそんな小声をしっかりと聞き取って居た事も有り、自身の弟で在る 進に訊き始めるのだった。


「なぁ~、進…?
 “ちょっと、寂しいかも…。”って、如何言う意味だ⁉」と…。


其処で、此の時の進は、“しまった‼”と、思いつつも、言って良いモノか如何か?
迷い乍らも、自身の兄で在る 司に訊き始めるのだった。


「兄さんにとっては、聞きたくない様な話しに成ると思いますが…。
 其れでも、聞きたいですか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、躊躇する事無く、自身の弟で在る 進に言って除けるのだった。


「ああ、聞きてぇな‼」と…。


だからだったのだ。
此の時の進は、“仕方無いのかも…。”と、思い乍らも、話しし始めるのだった。


「姉ちゃんが亡く成った後…其の当時、既に、社会人に成って居た俺がひなの養父に成って
 居たでしょ!
 だからだったんでしょうけど…。
 ひなが高校生に成った事で、“バイトが出来る様に成ったから…。”って、ひなの高校3年間 
 と 大学の4年間…其の当時、養父だった俺に『父の日のプレゼント』を手渡して
 くれて居たんです。
 “私にとっては、進叔父さんが父親だから…感謝の意を込めて。
  はい、『父の日のプレゼント』!”って、言い乍ら…。
 でも、今年は、実父で在る 兄さんに手渡して居る所を見ると…。
 何だか?
 “ちょっと、寂しいかも…。”って、思っただけ…ですよ。
 其れに、当たり前では有るんですけど、俺は、“ひなの養父を卒業したんだなぁ~。”と、
 沁み沁み(しみじみ)と、思ってしまっただけ…何ですけど…ね。
 実は、荷が重過ぎて、あんなに嫌だったひなの養父…だったんですけど…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の弟で在る 進からのそんな話しを聞いた事で、一瞬、言葉を失う程…だったのだ。
だが、此の時の司は、自身の弟で在る 進に詫びの言葉を伝えるのだった。


「進…悪かったな。
 何年も、ひなの養父をさせて…よ。」と…。


其処で、更に、“しまった‼”と、思った此の時の進は、言い訳では無いのだが、慌てて、自身の兄で在る 司に言い始めるのだった。


「兄さん…勘違いし無いで欲しいんですけど…。
 此処迄、兄さんに話ししたので、更に、話しして置きます。
 何故、俺が、ひなの養父に成った事が、“あんなに嫌だった。”のかと言う事を…。
 実は、其れには、理由(わけ)が有るんです。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、“其の先の話しを聞かせろ‼”と、云わんが如く、自身の弟で在る 進に、目配せをして居たのだった。


だからだったのかも知れない。
自身の兄で在る 司のそんな目を見た事で、此の時の進は、其の先の話しを話しし始めるのだった。


「実は、ひなが小学校に入学して直ぐの6月の第3日曜日の『父の日』に、其の当時のひなが
 通って居た小学校で、『父の日参観』が執り行われる事に成ったんです。
 小学校に入学する迄のひなが通って居た保育園では、『父の日参観』というもの自体
 が無く、姉ちゃんは、きっと、悩んだんでしょうね。
 “『母の日(参観)』は、私が行って来るから…。
  進には悪いんだけど、『父の日参観』の日は、ひなの為に、進が行って遣ってくれ
  ないかな?
  父親の中に私が行けば、私は女だから、きっと、目立ってしまうと思うんだよね。
  だから、ひなが可愛そうでしょ!
  進は、本来、叔父…何だけど、『若いお父さん』ってだけで、其の場では目立たないと
  思うんだよね。
  ねっ、進、お願いね!”って、言われてしまって、俺も、“ひなの為に…。”って、思いだ
  けで、行って遣ったのは良かったんですが…。
  其の後のひなの身に、大変な事が起きたんです。」と…。


だが、自身の兄で在る 司には言い辛いという事も有り、此の時の進は、其れ以上、先を言うつもり等無かったのだった。


ところが、そんな進の気持ちを知ってか知らずか?
其れでも、此の時の司は、其の先の話しを、自身の弟で在る 進に言わせ様とするのだった。


「で、其の後のひなの身に、何が起こった?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の進は、仕方無く、其の後の話しを話しし始めるのだった。


「俺の存在を知ったひなのクラスメイトの女の子達が、ひなに訊いて来たそうです。
 “ひなちゃんのパパって、若く(わかく)て良い(いい)ね!”って…。
 だからだったんでしょうね。
 此の時のひなは、正直に言ったそうです。
 “パパじゃ無い(ない)よ。
  ひなには、パパは居ない(いない)から…。
  だから、『父(ちち)の日参観(さんかん)』の日に来てくれたのは、ひ
  なの叔父(おじ)さんだよ!”って…。
 何の躊躇いも無く…。
 だから、其の後のひなは、虐め程では無かったみたいですが、一時、除け者にされて居た
 みたいだったんです。
 其の当時のひなの担任の先生が姉ちゃんに話ししてくれたそうです。
 だから、ひなの小学2年生と3年生当時の『父の日参観』の日は、“もう、バレたか
 ら…。”と、言う理由で、『母の日(参観)』も、『父の日(参観)』の何方も、姉ちゃ
 んが出席してました。
 で、姉ちゃん亡き後は、姉ちゃんから牧野の両親に話ししてくれて居たのか?
 『母の日(参観)』も、『父の日(参観)』の何方も、姉ちゃんの代わりに、牧野の両親
 が出席して居たみたいです。
 実は、俺は、初めて行ったひなの『父の日参観』の日の出来事がトラウマに成ってし
 まった様で、姉ちゃん亡き後も、牧野の両親亡き後も、ひなの学校行事に参加する事が出
 来無く成ってしまったんです。
 “また、ひなを傷付ける様な事に成ってしまったら、如何し様…。”と、考えれば考える
 程…ひなの学校行事に参加する事が出来無く成ってしまったんです。
 其れに、ひなも、其の事を分かって居るかの様に、学校行事に関する『お知らせ』の手紙
 自体を、俺に見せる事はし無かったんです。
 其の当時の事を思い出すと…。
 今でも、本当に、ひなには、申し訳無く思うんですけど…ね。」と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、御自ら、自身の弟で在る 進に言わせた手前、自身の弟で在る 進の前で泣く事自体、出来ずに居たのだった。


だが、自身の妻と成った つくし と 自身の弟で在る 進 と 自身の娘で在る ひなに対して、申し訳無くて、泣きそうに成る気持ちを押さえ乍らも、此の時の司は、自身の弟で在る 進に詫びの言葉を伝えるのだった。


「進…申し訳ねぇな。
 言葉で言うのは簡単だけど…よ。
 何時(いつ)の日か?
 近い将来、お前も、父親に成るのに…よ。
 父親に成る前に、トラウマにさせて…よ。
 本当に、済まねぇな。」と…。


だが、此の時の進は、そう言って謝ってくれたそんな自身の兄で在る 司に伝えるのだった。


「父親と叔父の立場では、思い方も、考え方も、全く、違うでしょうし…。
 きっと、何時(いつ)の間にか?
 トラウマは、無く成って居るかも…です。
 だから、大丈夫だと思いますよ。」と…。



だからだったのだろう。
此の時の司は、其れ以上、自身の弟で在る 進に言わなかったのだ。


だが、其の後、自身の弟で在る 進が自身の自室を後にした事で、自身の娘で在る ひなから貰った『父の日のプレゼント』を開けて視たのだ。


そして、其処に描かれて居た自身 と (自身の妻と成った)つくしとの二人の人物像の絵を見た此の時の司は、自身の弟で在る 進から、『ひな』の過去の話しを聞いた後だった事も有り、止め処無く流れて来る自身の涙を止める事が出来無かったのだ。
唯、一言、自身の妻と成った つくしに詫びるかの様に、思って居ただけ…だったのだ。


“申し訳ねぇ…つくし…。
 俺は、如何し様もねぇ男だな。
 つくしと会ったら、俺は怒られるんだろうな。
 覚悟して置くよ。
 なぁ~、つくし…。”と…。


所謂、此の時の司は、泣き乍らも、更に、後悔して居たのだった。



fin

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