tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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七夕【会いたい】…<つかつく>  番外編②





ひなの叔母に当たる 絵夢は、ひなの後を追い、司 と つくしとの思い出の部屋のドアを開け、其の部屋の中に入り、ひなの背後から声を掛けたのだった。


何故なら…。
此の時のひなの叔母に当たる 絵夢は、自身の姪っ子と成った ひなの様子が気に成って仕方無かったからなのだ。


だからこそ…。
此の時のひなの叔母に当たる 絵夢は、そんなひなに声を掛けずには居られなかったのだ。


「ひなちゃん、如何したの?
 何か有ったの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のひなは、驚愕で、ビクッと成って居たのだった。


云わば…。
此の時のひなにとっては、突然、背後から声を掛けられた様なモノ…だったのだ。


だからこそ…。
此の時のひなからして視れば、驚愕し無い方が変だと云えたのだった。



だからだったのだろう。
此の時のひなは、ビクッと成り乍らも、声を掛けられたと同時に、後ろを振り向き、一瞬、声が上擦って居たのだった。


「へっ、絵夢お姉様…??
 歩は…?」と…。


其処で、ひなの叔母に当たる 絵夢は、自身の姪っ子と成った ひなのそんな様子に、クスッと、微笑み乍らも、(自身の姪っ子と成った)ひなに返答するのだった。


「ひなちゃんが、歩と一緒に遊んでくれたお陰で、ベッドに入ったら、あの後、直ぐに眠っ
 たわ。
 だから…ね。
 ひなちゃんの事も気に成って仕方無かったから、こっそり、就いて来たの。
 ごめんなさいね。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、「いいえ。」と、言ったっ切り、また、正面に向き直しして、空を見上げ乍ら、一点を見詰めて居る様子…だったのだ。


そんな切なそうな様子のひなを観て居た絵夢は、そんな自身の姪っ子と成った ひなの事が気に成って仕方無かったのだ。


だからだったのだ。
自身の姪っ子と成った ひなに、また、声を掛けずには居られなかったのだ。


「ひなちゃん…何か有ったんじゃ無いの⁉
 お兄様(司)に言えない事でも、私には、話しして視て!
 誰かに話せば、気も楽に成るって、言うでしょ!」と…。



だからだったのかも知れない。
ひなは、そんな風に、優しく、自身に言ってくれた自身の叔母に当たる 絵夢に話しし始めるのだった。


【*7月7日の『七夕』という日は、ひなにとって、如何言う日で在るのか?


 *ひなの両親で在る 司 と つくしにとって、此の部屋が、如何言う部屋で在るの
  か?】


と、言う事を、ひなは、自身の叔母に当たる 絵夢に話しし始めたという訳…だったのだ。


そして、其の上で、此の時のひなは、自身の叔母に当たる 絵夢に、自身が後悔して居る話しをし始めるのだった。


「実は、今の今迄、忘れて居たんだけど…。
 “あんな事を書かなきゃ良かった。”って、凄~く、後悔して居るの。
 其れに、パパは、あれから、10年位経って、私の所に現れてくれたのは良いんだけど…
 ね。
 今では、“あんな事を書いたせいで、ママが居なく成ったのかも…。”って、後悔してる。
 今更、そんな事を後悔しても遅いのに…ね。」と、


其処で、絵夢は、自身の姪っ子と成った ひなに訊き始めるのだった。


「“あんな事…。”って…。
 ひなちゃんは、其の当時の短冊に、一体、何て、書いたの⁉」と…。


だからだったのだ。
ひなは、自身の叔母に当たる 絵夢に話しするのだった。


「小学生だった頃の私は、其の当時の短冊に、『パパがひなに会いに来てくれます様
 に…。』って、書いたの。
 しかも、小学3年生に成る迄の3年間…毎年の様に、ずーっと、同じ言葉を書いて居たの。
 勿論、ママは知らないの。
 私がそんな事を書いて居ただ何て…。
 もし、ママが此の事を知って居たら、きっと、ママは、思って居たでしょうね。
 “ひなは、馬鹿な娘(こ)よね。”って…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の絵夢は、密かに、思って居たのだった。


“だからだったんだわ。
 短冊を書いて居る時のひなちゃんの手は、震えて居たのね。”と…。



其処で、此の時の絵夢は、そんな風に思い乍らも、更に、自身の姪っ子と成った ひなに訊き始めるのだった。


「ひなちゃんは、短冊に書く位、お兄様(司)に会いたかったの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のひなは、自身の叔母に当たる 絵夢に誤解を与えたく無いという理由で、慌てるかの如く、言って除けるのだった。


「ううん、実は、そういう意味じゃ無いの。
 “パパが、ママ と 私の所に来てくれたら、親子三人で一緒に暮らせるのに…。”って、
 思って居たの。
 小学生の頃の私は、羨ましかったんだと思う。
 周りのクラスメートには、皆、パパ と ママが居たから…ね。
 でも、其れから、10年位経って、パパが私に会いに来てくれたのは嬉しいんだけど…。
 実の事を言うと…ね。
 “もう、遅いよ!”って、思って居た事は、確かなの。
 だって…ね。
 其の頃の私は、もう既に、大学生に成って居たし…。
 其れに、ママは、もう、居なく成ってた。
 だから…ね。
 パパが私の前に現れた時は、“『道明寺ひな』に成る必要は無い。”って、思って居たの。
 だって…ね。
 ママが居なく成ったのなら、其れは、意味が無い話しでしょ!」と…。


其処で、此の時の絵夢は、更に、思って居たのだった。


“だから、ひなちゃんは、切なそうな顔付きをして居たんだわ。
 もしかしたら、ひなちゃんは、此処で、つくしお姉ちゃまに会いに来て居たのか
 も…。
 懺悔の気持ちを込めて…。”と…。



そして、其の後の絵夢は、自身の姪っ子と成った ひなから聞いた全ての話しを、自身の夫で在り、ひなの叔父で在る 進に話すのだった。


実は、自身の妻で在る 絵夢から聞いた自身の姪っ子で在る ひなの話しは、進自身、知らない話し…だったのだ。
其れ故に、そんな話しを聞いた此の時の進は、驚愕して居たのだった。


“そんな出来事が、過去に有ったのか?”と…。


そして、其の時の進は、更に、思って居たのだった。


“ひな自身、今迄に、そんな事が有っただ何て、口に出してはいなかったとしても、其れで
 も、ひなの心の中には、相当、傷を負ってしまったままだったのだろう。
 俺は、そんなひなを気付いて上げられなくて、申し訳無い事をしたな。”と…。


だからだったのだ。
此の時の進は、後悔して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
其れからの進は、思い悩んで居たのだ。


“此の話しを、兄さんに言うべきか? or 否か?”と…。



だからだったのだろう。
“(其の後の)進の様子が変だな。”と、認識した司は、進に訊き始めるのだった。


「進…何か有ったのか?
 仕事の事か?
 其れ共、夫婦の事か?
 仕事の事なら、俺でも、相談に乗れるが…。
 生憎、夫婦の事なら、相談に乗れそうにもねぇが…な(笑)。」と、笑い乍ら…。


だからだったのだろう。
真剣な顔付きに成った進は、司に話しし始めるのだった。


「其れが、ひなの事…何です。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、驚愕と共に、焦りみたいなモノを感じて、進に訊き始めるのだった。
“早く、話せ‼”と、云わんが如く…。


「“ひなの事…。”って、ひなに何が有った?」と…。


其処で、此の時の進は、自身の妻で在る 絵夢から聞いた自身の姪っ子で在る ひなからの話しの全てを、司に話しし始めるのだった。


「今更だけど…。」と、言った後に…。



だからだったのだ。
そんなひなの話しを、自身の弟と成った進から聞いた司は、“後悔する事が、また、一つ増えた様だな。”と、思えて居たのだった。


だが、此の時の司は、ひなに言わなかったのだ。


後悔して居るというひなに、此の件に関して訊けば、きっと、其れ以上に、ひな自身を辛い思いにさせる事が、司自身、分かって居たから…だったのだ。


だからこそ…。
此の時の司は、ひなに訊く事が出来ずに居たのだった。


なので、ひなの前では、司自身、何時(いつ)も通りのパパに徹して居たのだった。


だが、其れでも、其れ以降の司の心の中では、ひなだけでは無く、つくしに対しても、申し訳無さで一杯…だったのだ。



fin

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