tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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ハロウィンパーティー~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 ②




【『ハロウィンパーティー~ひなの恋~【会いたい】…<つかつく>  番外編 ①』の続
 き  <ハロウィンパーティーでの葉山龍介 と ひなの二人の会話>】


実は、ひなからつくしの現状の話しを聞いた後の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ひなの事に関して興味を示した事で、未だ、二人の傍には、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 自身の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人が居たにも関わらず、其の三人の事を放って置いて、ひなに声を掛け続けるのだった。


「今日は、10月31日だろ。
 牧野家のハロウィンって、如何言うハロウィンだったんだ?」と…。



実は、葉山龍介が幼少期の頃の葉山家のハロウィンは、確かに、見た目は、『ハロウィン』だったのだろう。


だが、其れは、形式的なモノで在って、葉山龍介が幼少期の頃のそう言う形式的なイベント事には、葉山龍介自身、一切、興味を示さなかったのだ。


だからこそ…。
幼少期の頃の葉山龍介は、そう言うイベント事が有る度に、度々、『牧野つくし』の事を思い出して居たのだった。



だが、あのクリスマスの日以降の葉山龍介の心の中では、ずーっと、“『道明寺司』 と 『牧野つくし』は、恋人同士なのだろう。”と、認識して居たのだ。


なので、幼少期の頃の葉山龍介は、あのクリスマスの頃の事を思い出す度に、喧嘩して居る様でも、お互いの事を想い合って居る様に見えた『道明寺司』 と 『牧野つくし』の事を羨ましく思って居たのだ。


何故なら…。
自身の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人は、お互い、常に、海外を飛び回って居て、殆ど、日本に居ない状況…だったのだ。


其れに、自身の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人とは、仲が良い様に見えても、実は、『政略結婚で在り、お互いの事を干渉する事はせず、お互いの事を束縛し合わない関係』…だったのだ。
だが、そう言えば、恰好は良いのだが、所謂、“本当に、夫婦なのだろうか?”と、ツッコミを入れたく成る様な夫婦関係…だったのだ。


だからだったのだ。
今回の此の『ハロウィンパーティー』の様に、夫婦でパーティーに出席して居る所を、二人の息子で在る筈の葉山龍介さえも、幼少期の頃から見た事が無かったのだ。


だからだったのかも知れない。
葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、あのクリスマスの日に、牧野家の家族の仲の良さを見て羨ましく思って居た事からこそ、ひなに訊いて視たく無かっただけだったのだろう。



だからだったのだ。
此の時のひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 葉山龍介の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人が、自身達の傍に居る事を、すっかり、忘れて、自身が育って来た牧野家について話しし始めるのだった。


「牧野家では、ハロウィンらしいハロウィンはして無かった様に思います。
 10月31日のハロウィンの際、子供達が、“トリックオアトリート”って、大人達に声を掛け
 て、大人達からお菓子を貰うイベントが有るだ何て、私が中学生の頃に知ったんです。
 其れに、私は、10月31日のハロウィンの日に、家のドアの外に『カボチャのランタン』を
 飾るだ何て、高校生に成ってから知ったんです。
 でも、善く善く(=能く能く(よくよく))、考えて視れば…。
 “そう言えば、まだ、母 と 牧野の祖父母が健在だった頃の10月31日は、良くカボチャ
  料理が出て居たなぁ~。”って、思い出しましたけど…。」と…。


勿論、そんなひなからの話しを聞いて居たひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 葉山龍介の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人は、驚愕で言葉も出て来なかったのだが、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、其の当時の牧野家が住んで居た住まいを知って居た事から、当然の様に、“そうだろうな。”と、言葉にし無い迄にも、自身の心の中で、そんな風に思って居たのだった。



其処で、ひなも、葉山家の『ハロウィン』に関して興味を示した事で、悪怯れる(わるびれる)様子も無く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に訊くのだった。


「じゃあ、葉山家の『ハロウィン』は、如何言うハロウィンだったんですか?」と…。


其処で、ギョッとしたのは、勿論、葉山龍介の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の葉山龍介の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人は、自身達の息子で在る 葉山龍介の方を、唯、じーっと、観て居たのだ。


勿論、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、そんな自身の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人の様子に気が付いて居たのだ。
だが、気が付いて居乍らも、飄々と、ひなに言って除けるのだった。


「俺も、良く似たモンだったよ。
 葉山家のイベント事は、(葉山)邸の執事 や 使用人頭 や メイド達が用意してくれ
 たイベント事を、唯、過ごして居ただけ…だった。
 親は、常に、海外…だったからね。
 だから、あの『ティーン・オブ・ジャパン(TOJ)』の後のクリスマス…。
 君の両親と行った動物園は、大人に成った今でも、忘れられない思い出の一つだよ。」と…。



そして、其の後の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と ひなは、挨拶の為に声を掛けられた事で、二人の前から、一旦、離れたひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と 葉山龍介の両親で在る 葉山コンツェルン 社長 と 葉山夫人から、更に、離れる様に場所を変えて、尚も、話しし続けるのだった。


先ずは、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介からひなに声を掛けるのだった。


「さっき、君は、牧野家では、“良くカボチャ料理が出て居たなぁ~。”って、言ってたよ
 な?
 君は、つくしが作ったカボチャ料理って、どんなカボチャ料理を食べてた?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介からのそんな話し振りを聞いて居て、怪訝に思って居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、怪訝な顔付きのまま、また、怪訝な声質のまま、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に、嫌味たっぷりに訊くのだった。


「母が作ったカボチャ料理が、そんなに気に成りますか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、牧野家のカボチャ料理が如何言う物…だったのか?
唯単に、興味が湧いた事で訊いて視たく成っただけ…だったのだ。


なので、此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、慌てるかの様に、ひなに返答するのだった。


「否、つくしという寄りも、【牧野家のカボチャ料理が如何言う物…だったのか?】
 唯単に、気に成っただけだ。
 だから、君に訊いて視ただけ…だったんだが…気分を害したのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、大人気無いそんな自分自身の発言に後悔し乍らも、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に返答するのだった。


「そういう意味…だったんですね。
 いいえ、気分を害して居ません。
 でも、何故、そんなに、牧野家に興味が有るんですか?
 普通の一般家庭の生活と同じですよ。
 カボチャ料理も、カボチャの煮物だとか…。
 カボチャのコロッケだとか…。
 偶に、デザートとして、ママが、カボチャプリンを作ってくれましたけど…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ひなに訊いて視るのだった。


「其のカボチャ料理って、君も作れるのか?」と…。


だからだったのだ。
ひなは、そんな葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介からのそんな話し振りに驚愕し乍らも、返答するのだった。


「えっ??
 一応、祖母からカボチャ料理を教えて貰って居たので、母 と 牧野の祖父母が亡く成っ
 た後は、私が叔父に作って居ました。
 なので、まぁ~、今でも、作れるとは思いますけど…。」と…。


だからだったのだろう。
ひなからそんな話しを聞いた葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ひなと約束を取り交わすかの様に、言って除けるのだった。


「話しを聞いて居て、君のカボチャ料理を食べて視たく成ったから、俺にも、何時(いつ)
 か、其のカボチャ料理を作ってくれねぇか?」と…。


なので、“そんな日が何時(いつ)来るのだろうか?”と、此の時のひなは、そんな風に思い乍らも、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に頷くのだった。


「はい。」と、言い乍ら…。



そして、其の後、暫くの間、沈黙が有ったのだが、再び、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の方から、ひなに声を掛けるのだった。


「君の父親は、元気か?」と…。


其処で、急に、如何言う意味合いで、そんな風に、自身に声を掛けて来たのか?
意図が分からなかったひなは、きょとんとした顔付きのまま、唯、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介の顔を見乍ら、訊き始めるのだった。


「其れって、如何言う意味ですか?
 今迄に、パーティー等で、父と会った事が無いって意味ですか?」と…。



勿論、ひな自身は、道明寺HDにて、自身の叔父で在る 進の第2秘書をして居る関係で、道明寺HDが如何言う企業と提携 もしくは、契約をして居るのか、把握して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のひなは、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介に、「今は、道明寺HD と 葉山コンツェルンは、提携も、契約もして無いですから…ね。」とは言わなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、唯、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介からの返答の言葉を、じーっと、待って居たのだった。


其処で、此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ひなの意図として居る事を理解した上で、ひなに言って除けるのだった。


「否、パーティーとか、仕事上とか、そう言う意味じゃ無くて、プライベートで、君の父親
 と、また、会って視たく成っただけだよ。
 君を通じて、仕事上で、君の父親と会いたいとか、そう言う意味じゃ無いから…。
 仕事上だったら、君を利用し無くても、正々堂々と、俺からちゃんと、君の父親にアポを
 取るよ。
 唯単に、君の話しを聞いて居て、懐かしいと思っただけだ。」と…。



其処で、此の時のひなは、“あぁ~、そう言う事…。”と、思い乍らも、自分自身の発言に、恥ずかしく成り、顔を真っ赤にしたまま、俯くのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、そんなひなを見乍ら思うのだった。


“そう言う所も、きっと、つくしと分かんねぇんだろうな。”と…。



其処で、何時(いつ)迄経っても、ひなからの返答の言葉が返って来ない事で、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、また、ひなに声を掛けるのだった。


「また、何時(いつ)か?
 プライベートで、君の父親と再会出来たら良いんだろうけど…な。
 そんな日が来るんだろうか?」と…。


勿論、此の時の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介からのそんな言葉は、ひなへの意味深な言葉…だった事は言うまでも無かったのだった。



そして、其の後の葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と ひなは、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの後押しも有り、何時(いつ)しか、お互いの想いが通じ合い、お付き合いする事と成るのだった。




PS.


其の後、一年が経った頃…。
漸く、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介 と 自身の愛娘で在る ひなとの付き合いを知ったひなの父親で在る 司は、驚愕するのだった。


だからだったのだろう。
自身の目の前に登場した葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介を見た此の時の司からの言葉は、呆れにも似た様な言葉…だったのだ。


「また、お前かよ‼」と…。


そして、此の時の司は、諦めにも似た様な顔付きに成り、“はぁ~。”と、深い溜息を吐いて(ついて)居た事は言うまでも無かったのだった。




fin

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