tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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パパのBirthday~パパの顔型クッキー~【会いたい】…<つかつく>  番外編




1月31日…司君のBirthday



<此の二次小説『パパのBirthday~パパの顔型クッキー~【会いたい】…<つかつく>  
 番外編』は、2023.2.1に投稿しました『司坊っちゃんのbirthday お詫び』(カテゴリ
 ー;私の一言集)でもお伝え致して折りました通り、『司君のBirthday』で在る 1月31
 日の未明に、覚悟して居たとは言え、私共にとっては、止ん事無き出来事が起こりまし
 た。
 其れ故、1月31日の『司君のBirthday』当日にブログの投稿が出来ずに居りました。
 遅れ馳せ乍ら、漸く、ブログを綴る事が出来る様に成り、本日、約2週間遅れでは在りま
 すが、投稿致した次第で在ります。
 投稿が遅れました事に関しても、了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『パパのBirthday~パパの顔型クッキー~【会いたい】…<つかつく>  
 番外編』は、一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『会いたい…<つかつく>  続編⑤』の翌年の『司のBirthday』の数日前の或る日の司 
 と ひな父子(おやこ)の会話
 『つくしのBirthday & ゆく年くる年【会いたい】…<つかつく>  番外編』のエピ
 ローグ  <一部有り>】


道明寺家に籍を移して直ぐのひなは、自身の父親で在る 『司のBirthday』が『1月31日』だと言う事は知らなかったのだ。


何故なら…。
其れは当然な話で、此れ迄、自身の母親で在る つくしから自身の父親で在る 司について、一切、話を聞いて来た事が無かったのだ。


勿論、自身の祖父母で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻からも、そして、此れ迄、自身の母親で在る つくし と 自身の祖父母で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻亡き後も、生活を共にして来た自身の叔父で在る 進からも、父親に関して、一切、話を聞いた事が無かったのだ。


だからだったのだ。
自身の伯母で在る 椿から、「(自身の父親で在る)司のBirthdayは、1月31日なのよ。」と、言う話しを聞いた時のひなは、勿論、驚愕して居たのだった。


だからだったのかも知れない。
そんな話しを自身の伯母で在る 椿から話しを聞いたひなは、思ってしまったのだった。


“もしかしたら、ママは、『パパのBirthday』が何時(いつ)なのか?
 何も知らずに亡く成ったんじゃ無いのかなぁ~⁉
 だとしたら、ママが可愛そう過ぎるよね?”と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなは、思うのだった。


“其の事をパパに訊いて視ようかな?”と…。



そして、そんな風に思って居たひなは、『司のBirthday』の数日前の或る日に自身の父親で在る 司に訊いて視るのだった。


「ねぇ、パパ…⁉
 椿伯母様から話を聞いたんだけど…。
 『パパのBirthday』って、1月31日…何でしょ!
 もしかして、ママは、『パパのBirthday』を知らずに亡く成ったの?」と…。


だからだったのだ。
司は、辛そうに、其の当時の話をひなに話しし始めるのだった。


「否、つくしは、知ってたよ。
 ババアが開いた俺の18歳の『Birthday party』につくしを出席させたから…な。」と…。


其処で、ひなは、更に、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「“つくしを出席させた。”って、如何言う意味?
 もしかして、パパは、18歳の自分の『Birthday party』に、無理矢理、ママを出席させた
 の⁉」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、気拙そうな顔付きに成り乍らも、自身の愛娘で在る ひなに話しし始めるのだった。


「あぁ、無理矢理っつーか?
 まぁ~、無理矢理か…?
 姉ちゃんが(英徳学園)中等部当時に作らせた自分の『Party dress』を、つくしに着させ
 て出席させた位…だったから…な。
 俺は、其の『Birthday party』の時に、俺の『好きな女(ひと)』としてババアにつくしを
 紹介した。」と…。


其処で、ひなは、ホッとした様な顔付きに成り、自身の父親で在る 司に伝えるのだった。


「そうだったんだ。
 だったら、良かった。
 確かにそうだよね。
 パパ と ママは、英徳高校で知り合って付き合い始めたんでしょ!
 ママが知らない筈無いよね。
 あぁ~、良かった。」と…。


だが、其処で、司は、自身の愛娘で在る ひなに話しし始めるのだった。


「けど…な。
 俺は、『つくしのBirthday』が何時(いつ)なのか?
 つくしから聞けなかったんだよ。
 其の当時の俺は、つくしを俺の女(もん)にする為に必死で、『つくしのBirthday』迄、
 気が回って無かった。
 俺のBirthdayは、しっかり、つくしに祝ってもらったのに…な。」と…。


そんな風に、自身の愛娘で在る ひなに話しして居る此の時の司自身、自分自身の心の中では、実は、後悔ばかりが募って居たのだった。
其れはまるで、此の時の司は、自責の念に駆られて居る様子…だったのだ。



だが、此の時のひな自身、まさか、自身の父親で在る 司がそんな気持ちで居る等と、想像して居なかった事も有り、追い打ちを掛けるかの如く、司に言って除けるのだった。


「パパって、最低だね。」と、軽蔑するかの様な顔付きのままで…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなに提案するのだった。


「ああ、俺は、ひなの言う通り、最低な男だな。
 其処で、何だが…。
 そんな最低なパパの頼みを聞いてくれねぇか?
 ひなは、去年の『つくしのBirthday(12月28日)』の日に、パパと一緒に、つくしのお墓
 参りに行っただろ。
 去年の『つくしのBirthday(12月28日)』同様に、今年から毎年、『つくしのBirthday
 (12月28日)』は、パパと一緒に、つくしのお墓参りに行ってくれねぇか?」と…。



実は、自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いたひなは、司と出逢う迄も、自身の母親で在る 『つくしのBirthday(12月28日)』の日に、つくしのお墓参りを欠かした事は無かったのだ。


だからだったのだ。
心配そうな顔付きに成り乍らも、自分自身に話しして来る自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いて居た此の時のひなは、“当然でしょ!”と、考えて居た事も有り、自身の父親で在る 司に、クスクスと、笑い乍ら、言って除けるのだった。


「私の中では、其れは、至極当然な話なの。
 此れ迄も、ママのBirthdayの12月28日は、ママに会いに行って居たんだから…。
 でも、去年からはパパと一緒だったから、ママは、きっと、喜んでくれて居たと思う
 よ。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなからそんな話しを聞いて、「ああ、そうだな。」と、だけ、返事して居たのだった。


何故なら…。
此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなの話しを聞いて居て、既に、涙が出そうに成って居たから…だったのだ。


そして、司 と ひな父子(おやこ)は、去年の『つくしのBirthday(12月28日)』同様に、此の年の『つくしのBirthday(12月28日)』から毎年の様に、『つくしのBirthday(12月28日)』を祝う為に、二人一緒に、つくしの墓前に向かうのだった。



だが、実は、ひな自身、疑問に感じて居る事が有ったのだ。


何故なら…。
ひなは、つくしから聞いて居た事が有ったのだ。


【「まだまだ、ひなには難しい話だけど、牧野家のエンゲル係数は、常に、高いまま…。
  云わば…。
  牧野家は、常に、貧乏なの。 
  ごめんね、ひな…。
  贅沢させて上げられなくって…。」と…。】


だからだったのだろう。
ひなは、考えて居たのだった。


“って事は…。
 ママが英徳高校に通って居た頃も、きっと、牧野家は、貧乏だった筈…。
 ママは、お金持ちの『パパのBirthday』に、どんなプレゼントを贈って居たんだろ
 う⁉”と…。


其処で、そんな風に考えてしまったひなは、自分自身の疑問を解消する為に、自身の父親で在る 司に訊くのだった。


「ねぇ、パパ…⁉
 パパは、18歳の『パパのBirthday』の時に、ママからどんな『Birthday present』を
 贈って貰ったの⁉」と、キラキラした瞳で…。


だからだったのかも知れない。
其の当時の嬉しかった気持ちのまま、司は、自身の愛娘で在る ひなに言って除けるのだった。


「ああ、つくしからの俺への『Birthday present』な!
 其れは、俺の『顔型クッキー』だよ。
 色んな顔型が在ったなぁ~。
 怒った顔や、笑った顔…。
 どれも、俺の特徴を掴んでて…な。
 上手く作れてたんだよ。」と…。


其処で、実は、自身の父親で在る 司からそんな話しを聞いたひなも、懐かしそうな顔付きのまま、自身の父親で在る 司に訊き始めるのだった。


「其れって、もしかして、魚の味って言うのか?
 魚の焦げた匂いとかし無かった?」と…。


だからだったのかも知れない。
自身の愛娘で在る ひなからそんな風に訊かれた話しに驚愕した司は、ひなに訊き返すのだった。


「はぁ~??
 何で、ひなは其の事を知ってんだ?」と…。


だからだったのだ。
ひなは、自身の父親で在る 司に、其の理由(わけ)を話しし始めるのだった。


「実は、ママは、3月3日の私のBirthdayの時にも、私の顔型クッキーを焼いてくれた事が有
 ったの。
 今思えば、食べたら、少し苦みが在ったり、魚臭かったり…。
 でも、上手く、私の特徴を掴んで作ってくれた私の顔型クッキーを食べる事が惜しくて、
 其の当時の私は、少ししか食べられなかったの。
 だから、其の私の顔型クッキーを置いて置いたんだけど…。
 日にちが経つと、粉々に崩れてしまって、其の当時の私は、泣いてしまったの。
 そうしたら、毎年、ママが私の顔型クッキーを作ってくれる様に成ったの。
 “ひなは、私の顔にそっくりだから、何か、作り辛いのよね。”って、言い乍ら…。
 其れが、凄く、嬉しかったなぁ~。」と…。


だからだったのだろう。
そんな話しを自身の愛娘で在る ひなから聞いた司は、自身の愛娘で在る ひなに、或る物を見せるのだった。



実は、司自身、つくしの記憶を取り戻した後に、其の存在に関して、タマから話しを聞いても、此れ迄、一切、其の箱の蓋を開ける事が出来無かった代物なのだ。


「実は…な。
 俺がつくしから貰った俺の『顔型クッキー』を、タマが取って置いてくれたんだよ。
 今迄、開ける事が出来無かったんだが、ひなと一緒なら、開けられると思う。
 如何だ?
 ひなも見て視るか?」と…。



だが、ひなはひなで、幼い頃に経験して居るのだ。
『クッキー』と言う代物は、置いて置けば、置いて置くだけ、粉々に風化してしまう現実を…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなの顔付きは、何か言いた気な顔付き…だったのだ。


“今でも、『顔型クッキー』が残って居ると言うの?
 嘘でしょ!”と…。



そして、司は司で、自室のミニキッチンに在る 『低温保存庫』から自身の『顔型クッキー』が入って在る箱を出して来て、ひなの前で、其の箱の蓋を開けたのだった。


勿論、其の中の司の『顔型クッキー』は、木っ端微塵に粉々に風化する事無く、其の当時のまま、箱の中に納まって居たのだった。


だからだったのだろう。
此の時のひなの顔付きは、“凄い!”と、言いた気な驚愕して居る顔付き…だったのだ。



実は、司自身、つくしだけの記憶を失ってから、今迄に、開けた事の無かった其の自身の『顔型クッキー』が入って在る箱の蓋を開けた時、其の当時の嬉しかった気持ちが蘇って居たのだった。


だが、此の時の司の心の中では、其れだけでは無く、つくしに対して、申し訳無さで一杯に成って居たのだった。



だからだったのかも知れない。
そんな自身の父親で在る 司の顔付きを見たひなは、思わず、言ってしまうのだった。


「仕方が無いなぁ~。
 此れからは、ママの代わりに、私が『パパの顔型クッキー』を作って上げるよ。
 勿論、味も再現付きで…。」と…。


だからだったのだ。
ひなは、大学教授に卒論を提出した日(1月30日)から、自身の父親で在る 司の為に、
パパの顔型クッキー』を作り始めるのだった。



そして、其の後も、司からのリクエストに寄り、毎年、ひなは、自身の父親で在る 司の為に、『パパの顔型クッキー』を作るのだった。


そして、其の後も、自身からのリクエストに寄り、毎年、自身の愛娘で在る ひなが作ってくれた自身の其の『顔型クッキー』は、つくしの作ってくれた自身の『顔型クッキー』と共に、タマが用意した自室のミニキッチンに在る 『低温保存庫』に保管するのだった。



実は、そんな司の其の『顔型クッキー』は、ひなが葉山家に嫁ぐ其の年迄、ひなは作り続けるのだった。


と言うのか?
ひなは、例え、葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介と付き合って居ても、自身の父親で在る 司の為に、『パパの顔型クッキー』を作る事を止めなかったのだ。


云わば…。
其れが、ひなからの自身の父親で在る 司への感謝の気持ち…だったのだ。




PS.


勿論、そんな話しを自身の恋人で在る ひなから聞いた葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、司 と ひな父子(おやこ)のそんな関係性を羨ましく思うのだった。


だからだったのだ。
そんな話しを自身の恋人で在る ひなから聞いた葉山コンツェルンの御曹司で在り、副社長でも在る 葉山龍介は、其の後、自身のBirthdayにも自身の『顔型クッキー』を作ってくれる様に頼むのだった。



fin

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