tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  7.




実は、あきらの父親で在る 美作商事 社長は、別のルートから、進が断れない様に話しを進めるのだった。


其れは、あきらの父親で在る 美作商事 社長…御自ら、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長と会う事…だったのだ。


勿論、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長は、あきらの父親で在る 美作商事 社長の登場に驚愕するのだった。


何故なら…。
自社の親会社で在る 美作商事 社長…御自ら、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の執務室に現れたのだ。
吃驚し無い方が不思議な位…だったのだ。



其処で、あきらの父親で在る 美作商事 社長は、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長に提案話を持ち掛けるのだった。


「実は、此方の営業部に在籍して居る牧野進君なのだが…。」と、言い掛けた時…。


実は、其処迄、あきらの父親で在る 美作商事 社長からの話しを聞いて居た(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長は、割って入るかの如く、お詫びの言葉を伝え始めるのだった。


「私共の牧野が何か致しましたでしょうか?
 もし、牧野が粗相を致しました成らば、お詫び申し上げます。
 実は、牧野は、我が社の中でも有望株でして、成績もトップクラス…何ですよ。
 其の牧野が粗相致しましたと成ると、示しが付きません。
 美作社長に何とお詫びを申し上げましたら良いのやら…。」と、恐縮し乍ら…。



其処迄、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の話しを聞いて居た此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、実は、苦笑い…だったのだ。


何故なら…。
此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、苦笑いの顔付きのまま、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の顔を見つつ、考えて居たのだった。


“やれやれ、社長自ら、社員を信用し無いで、如何するだ‼
 自身の額の汗を拭いて居る場合じゃ無いだろう。”と…。


だが、超一流の企業の社長という方は、そんな系列会社の社長を見ても、イライラする事無く、クールに対応する事が出来るのだ。


だからだったのだろう。
此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長の苦笑いの顔付きは何処へやら…。
何時(いつ)もの声のトーンで話しし始めるのだった。


「私は、牧野君が粗相をしたとは、一度も申して折りませんが…ね。
 私が言いたかったのは、牧野君が優秀だと言う事を聞き付けて、“我が社にヘッドハンテ
 ィングしたい。”と、提案したかっただけなのですが…。
 先程の社長の慌て方は、『一家の長に有るまじき行為だ。』と、私は思いますが…ね。
 社員を信用し無いで如何するんですか?
 他人(ひと)の話しは、最後迄聞くべきだと思いますよ。」と、嗜める様に…。


だからだったのだろう。
(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の顔付きは驚愕で、物が言えない程の慌て振り…だったのだ。


だが、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長は、漸く、我に返った事で、“先ずは、お詫びだけでも…。”と、思い、話しし始めるのだった。


「申し訳御座いません。
 もし、私共の社員が無礼を致したので有れば、“謝るのが筋だ‼”と、考え、先走り過ぎまし
 た。
 私の方が粗相を致したという事ですね。
 失礼致しました。
 ですが、牧野は、私共にとっても無くては成らない人材です。
 急に申されましても、先ずは、牧野の気持ちも訊きませんと…。
 少し、お時間を頂戴出来ますでしょうか?」と、言い訳するかの様に…。



だが、此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、一歩も引く気等無かったのだった。


だからだったのだ。
此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長に言えた言葉…だったのだろう。


「実は、牧野君は、私共の息子の英徳高校時代の後輩女性の弟君…何ですよ。
 牧野君のお姉さんは、英徳高校の一般入試でトップ合格する程の才女の様ですが…。
 其の女性の弟君の牧野君も優秀と成ると、如何しても、我が社に欲しい逸材…何ですよ。
 此れはまだ、ご内密にお願いしたいのですが…。
 私共は出来ましたら、“牧野君を息子の秘書に…。”と、考えて折ります。
 是非、ご検討下さい。
 では、宜しくお願いします。」と、言い乍ら、席を立ったのだった。


だが、此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、自身の秘書がドアを開けた事で、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の執務室から出ようとして居たのだが、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の方に振り返り、更に、話しし始めるのだった。


「もし、牧野君のヘッドハンティングを受け入れてくれるのでしたら、此方とは其れ相当の
 契約を致したいと考えて折ります。
 其れでは、宜しくお願いします。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
此の時の(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長は、自社の親会社で在る 美作商事 社長からのそんな話しを聞いて、驚愕で言葉も出て来ない状況と成って居たのだった。


そして、其の後、あきらの父親で在る 美作商事 社長が帰った後の(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長の執務室には、つくしの弟で在る 進が呼び出されて居たという訳…だったのだ。


何故なら…。
あきらの父親で在る 美作商事 社長の考えをつくしの弟で在る 進に伝え、『如何したいのか?』と、言う事を確認する必要性が有ったから…だったのだ。



実は、進自身、社会人に成ってから、“グローバルな仕事に携わりたい。”と、言う希望を持つ様に成って居たのだった。


だからだったのだろう。
“美作商事に転職してグローバルな仕事が出来るなら、俺は転職したい。”と、此の時のつくしの弟で在る 進は、あきらの父親で在る 美作商事 社長の話しを聞いた時からそう考えて居た事は事実…だったのだ。


其処で、此の時のつくしの弟で在る 進は、自身が勤める会社の社長に言えた言葉…だったのだ。


「私は、美作社長の私を思って下さる其の思いに従いたいと思います。
 宜しくお願い致します。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長は、自身の目をパチクリし乍らも、自身にそう言って来た(つくしの弟で在る)進に対して思うのだった。


“牧野君と言う人物は、そんな風に、転職を考える様な人物…だったのか⁉
 牧野君には、『愛社精神』という物は無いのかね。”と、嘆く様に…。


勿論、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長も、其処は『人の子』と言うべきなのか?


会社の為を思えば、(つくしの弟で在る)進を美作商事に転職させたくは無い。
だが、此の時の(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長がビジネスとして考える成らば、(つくしの弟で在る)進を美作商事に転職させるべきなのだ。


人材を確保するという意味に於いても、ビジネスに於いても、何方にしても、(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社に利益を齎す(もたらす)事は言うまでも無いのだ。


ところが、人材は確保し様と思えば、何れ、優秀な人材を確保出来るかも知れないのだが、幾ら、系列会社だと云っても、自社の親会社で在る 美作商事 社長を怒らせてしまえば、自社に明日は無いも当然なのだ。
で在る成らば、“牧野君を美作商事に転職させ様!”と、考えるべきなのだ。


だからだったのだ。
此の時の(つくしの弟で在る)進が勤めて居る美作商事の系列会社の社長は、自社の親会社で在る 美作商事 社長に報告するのだった。


「牧野を宜しくお願い致します。」と…。



という訳で、つくしの弟で在る 進は、美作商事に出向扱いで転職する事と成ったのだった。


云わば…。
あきらの父親で在る 美作商事 社長の作戦勝ちとも云えたのだった。


だからだったのだろう。
そんな自身の父親で在る 美作商事 社長の遣り方を見て居たあきらは思うのだった。


“親父は、流石…だな。
 こう言う所は、俺には、まだまだ、何だろうな。
 少なくても、親父は、そう思って居るっつー事…何だろう。
 だからこそ、親父は、俺に任せなかったっつー訳か?
 まだまだ、俺は、そんな親父には逆らえないって話だな。”と…。



だが、其れでも、此の時のあきらは、自身の父親で在る 美作商事 社長に感謝するのだった。


何故なら…。
つくしの弟で在る 進を自身の秘書に就かせる事が出来るから…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のあきらは思うのだった。


“司の為にも、進を育てて遣りますか?
 司は、きっと、喜ぶだろうな。
 っつーか?
 俺が進を、「手放したくねぇ。」って、思っちまうかも…な。
 取り敢えず、親父には感謝だな。”と…。


そして、実は、其の後のあきらは、つくしの弟で在る 進の美作商事への初出勤の日を、今か今かと、待つ日々…だったのだ。



だが、此の時のあきらは、更に、自身の父親で在る 美作商事 社長から或る提案が為されるのだった。


其の自身の父親で在る 美作商事 社長からの或る提案話を聞いた此の時のあきらは、仰天するのだった。


何故なら…。
自身の父親で在る 美作商事 社長からのそんな或る提案話は、突拍子も無い話しだったからなのだ。


そんな突拍子も無い様な話しを、つくしの弟で在る 進が受け入れるとは、とても考えられないあきら…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のあきらは思うのだった。


“そんな話しに、進が乗る訳ねぇだろうな。
 進は、まだ、牧野よりは、頑固じゃねぇと思うが…な。
 何せ(なんせ)、進は、『頑固一徹のあの牧野の弟』だからな。”と…。


だが、此の時のあきらは、そんな風に思い乍らも、取り敢えず、自身の父親で在る 美作商事 社長からの突拍子も無いそんな或る提案話に関して、スルーする気持ちには成って居なかった事だけは事実…だったのだ。


“遣れるだけ遣って視ましょうか‼”と、考え乍ら…。

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