tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  10.





<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  10.』の文面の中
 に、現在に於いては、相応しくない様な言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  8.』のエピローグ
 <進の初出勤後>】


実は、初出勤早々、美作商事 秘書課の面々に挨拶をし終えた後の進は、美作商事に出向して来た其の日の内に洗礼を受けて居たのだった。


何故なら…。
美作商事 秘書課の面々の中の特に美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達にとって、美作商事の副社長で在る あきらからの話しの内容は、或る意味、死活問題というべき事案…だったからなのだ。


だからこそ、此の時の美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達は、皆、“牧野君に訊いて置きたい。”と、考えて居たのだった。


其処で、進は美作商事に出向早々、美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達から呼び出しを受けるのだった。


だからだったのだろう。
美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性が代表かの様に、進に訊き始めるのだった。


「あのさぁ~、実は、牧野君に訊いて置きたい事が有るのよ。
 美作副社長から話しが有ったんだけど、牧野君は、美作副社長の後輩の弟君(くん)…何
 でしょ!
 美作副社長の其の後輩って、男性 or 女性の何方かしら?」と…。


だからだったのだ。
此の時の進は、そんな風に訊かれた事で呆れて居たのだった。
だが、此の時の進は、正直に、美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達に伝えるのだった。


「私の姉弟は、女性ですが…。
 其れが如何したんですか?」と…。


其処で、先程、進に質問した美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性が、更に、進に訊き始めるのだった。


「其の牧野君のお姉さんって、もしかして、美作副社長の彼女とか…じゃ無いわよね?
 もしも、そうだとしたら、公私混同に成ってしまうモノ…ね。」と…。


だからだったのだろう。
美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性からそんな問い掛けの話しを聞いた此の時の進は、更に、呆れ乍らも返答の言葉を伝えるのだった。


「いいえ、私の姉は美作副社長とお付き合いして居ないですよ。
 寧ろ、姉にはちゃんと交際して居た方が居らっしゃいましたし…。
 美作副社長の中の姉は、唯の後輩で在り、仲間だと思いますよ。
 其れこそ、美作副社長にして視れば、其の話しは大変無礼な話しだと思います。」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな風に言い切った進に対して、此の時の美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性は、更に、話しし始めるのだった。


「そうなのね。
 其れだったら、其れで良いの。
 御免なさいね。
 牧野君にこんな事を訊いて…。」と、謝り乍ら…。


そして、此の時の美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性は、そんな風に進に訊いて置き乍らも、何事も無かったかの様に、一目散に、其の場から離れるのだった。


其れは、美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性だけでは無く、勿論の事、其の他の美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達も然り…だったのだ。


そして、実は、此の時の進自身、美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の其の逃げ足の速さに驚愕する程…だったのだ。



だが、一応、進は、此の時の話しをあきらに伝えて置くのだった。
そして、話しの最後に、進は、付け加えるのだった。


「此の話しがそんなに重要な事…何でしょうか?
 其の場の雰囲気を壊したくは無かったので、一応、皆さんに伝えて置きましたが、其れで
 良かったですか?
 でも、あきらさんも大変ですね。
 私はモテた事が無いので、あきらさんの気持ちは、良く、分かりませんが…。」と…。



【実は、進はあきらから言われて居た事が有ったのだ。


 「仕事中はしょうがねぇが、仕事が終わった後にリムジンに乗れば、其処はもう、俺 と 
  進のプライベート空間だ。
  リムジンの中での俺の事は『副社長』では無く、名前で呼ぶ様に…。」と…。


 だからこそ、あきらからのそんな話しを聞かされた此の時の進は、其れから以降、仕事が
 終了すれば、あきらの事を名前呼びする様に成って居たのだった。】
 


其処で、此の時のあきらは、進からのそんな話しを聞いた事で、苦笑いと共に、進に言って除けるのだった。


「取り敢えず、そんな話しは聞いてねぇ事にして置いてくれ‼
 まぁ~、進には危害を加える事はねぇだろうが、もし、何か有ったら、俺に連絡をくれた
 ら良い。」と…。


だが、其れ以降の美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達の中でも最年長の女性だけでは無く、其の他の美作商事の秘書課に配属されて居る女性秘書達も、また、進の前では、一切、バカな事を訊いて来る事は無かったのだった。



【『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  8.』のエピローグ
 <翔の英徳中学への転校後>】


翔は、英徳中学に転校してからというモノ…色々な話しが自身の耳に入って来るのだった。


其の中の話しには、『道明寺翔』としてでは無く、『牧野翔』として聞き捨て成らない様な話も聞かされて来たのだ。


実は、其の聞き捨て成らない話しの中に、翔の母親で在る 『牧野つくし』についての話しも含まれて居たのだ。


翔が聞き捨て成らないと思えたそんな自身の母親で在る 『牧野つくし』の話とは…。
そうなのだった。
例の赤札の話 と 其れに纏わる(まつわる)全ての話も含まれて居たのだ。


そして、其の事で、翔の母親で在る 『牧野つくし』は、其の当時の英徳学園を救った英雄で在り、現在に於いては、『英徳(学園)のジャンヌダルク』と、語り継がれて居る程に、有名…だったのだ。


また、翔の母親で在る 『牧野つくし』に例の赤札を貼ったのが、其の当時の『英徳(学園)の王(様)』…だった生物学上の翔の父親で在る 『道明寺司』だと言うのだ。


要は、此れ迄、自身の母親で在る 『牧野つくし』が、直(ひた)隠しに隠して来た全ての話しを、『牧野翔』は、皮肉な事に、英徳中学に転校してから聞いた事に寄り、全てを知ってしまったという訳…だったのだ


だからだったのだろう。
此の時の『牧野翔』は、自身の母親を思うが余り、“一体、何故、こう言う事が起こったのだろうか?”と、言いたく成る位に動揺し始めるのだった。


何故なら…。
自身の生物学上の父親で在る 『道明寺司』は、自身の母親で在る 『牧野つくし』に例の赤札を貼った張本人…。
そして、自身の母親で在る 『牧野つくし』は、自身の生物学上の父親で在る 『道明寺司』に寄って、苛めに遭わされて居たのだ。


しかも、其の相反する立場…だった筈の自身の両親は、其の後、愛し合ったと言う。
だからこそ、翔が産まれて来たのだから…。



だからだったのだ。
英徳中学に転校してから聞いた其の話しの内容の全てを知ってしまった此の時の『牧野翔』は、待ち侘びて居たあきらが美作邸に帰邸して帰って来た事を知ると、あきらの自室に一目散に向かうのだった。


「あきらさんに訊きたい事が有って…。
 部屋の中に入っても良いですか?」と、あきらの自室のドアをノックした後に…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、間髪入れずに、自身の自室の中に、翔を迎え入れたのだった。


と言うのも、此の時のあきらには、“何時(いつ)か、こう言う時が来るだろう。”と、何と無く、予期して居た事は事実…だったのだ。


だからこそ、此の時のあきらは、何処か他人事の様な冷静に翔からの話しを聞く気にも成れて居たのだろう。



実は、進もあきらと一緒に美作邸に帰邸して帰って居た事から、あきらの自室に居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時の『牧野翔』は、あきらの自室のドアを開けた途端、其の場に進が居る事にも気が付き、“進兄ちゃんに此の話しを聞かせても良いのだろうか?”と、悩み出すのだが、「翔…俺に話しって、何だ?」と、あきらから声を掛けられた事で、ハッと成り、我に返り、漸く、あきら と 自身の叔父で在る 進に話しする決意が出来たのだった。


「実は、英徳学園に語り継がれて居る話しが有って、其れが母さんの話し…何です。」と…。


其処で、あきらは、“やっぱり…な。”と、思い乍らも、此の時の『牧野翔』が自身に何を訊きたいのか?
大体の見当が付いては居たのだが、其れでも、翔に言わせ様とするのだった。


「へぇ~、其れは如何言う話…何だ⁉」と、飄々と…。


だからだったのだ。
英徳学園を救った事で、此れ迄、語り継がれて来た『英徳(学園)のジャンヌダルク』の話し と 其の『英徳(学園)のジャンヌダルク』に赤札を貼ったという『英徳(学園)の王(様)』について、此の時の『牧野翔』は、あきら と 自身の叔父で在る 進に話しして聞かせるのだった。


実の事を言うと、あきら自身は冷静に翔からの話しを聞いて居たのだが、進は…と、言えば、有り得ない程の驚き様…だったのだ。


勿論、此の時の進にとって、自身の甥っ子で在る 翔からのそんな話しは、此れ迄、一切、自身の姉で在る つくしからも聞いた事の無い様な話…だったのだ。


だからこそ、此の時のあきらは、そんな進の驚き様を見て思うのだった。


“進の此の驚き様は、しょうがねぇ話…だろうな。”と…。



そして、此の時の進は、自身の甥っ子で在る 翔から聞いた話しの内容に寄り、漸く、自身の姉で在る つくしの主治医から聞いた話しに納得するのだった。


“そんな事が姉ちゃんの身に起こって居ただ何て…。
 だからこそ、姉ちゃんが話さなかった事の意図が、漸く、分かった様な気がするよ。
 姉ちゃんが隠したかった本当の理由…。
 其れは、道明寺さんに関わる事…だったから何だね。
 でも、俺の事を少しでも良いから信用して、俺に話ししてくれても良かったのに…。
 何も、独りで苦しむ事は無かったのに…。”と、悲しそうに…。


だからこそ、次に自身の姉で在る つくしの所に行く時は、“もう一度、ちゃんと、姉ちゃんを説得し様!”と、誓うのだった。

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