tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  11.




<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  11.』の中に出て
 来る文面の中に、現代に於いては相応しくない様な言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



つくしの息子で在る 翔は、漸く、英徳中学に慣れ始めて居たのだ。


何故なら…。
実は、つくしの息子で在る 翔は、美作邸にて住まいを移した事から、“セレブの世界とはこう言うモノなのだろう。”と、解釈出来た事で、一種の異様な雰囲気にも慣れ始めて居たという訳…だったのだ。



だが、漸く、つくしの息子で在る 翔が一種の異様な此の世界にも慣れ始めたそんな所に、また、厄介事が起こるのだった。


其れは、英徳中学の女子生徒だけでは無く、英徳高校の女子生徒 や 英徳大学の女子学生に至る迄、司にそっくりな『道明寺翔』に熱視線を送ろうとする者迄、現れたのだ。


つくしの息子で在る 翔が英徳中学に転校して来て直ぐの頃は、英徳中学の女子生徒達も、其れこそ、付かず離れず、『道明寺翔』が見える範囲内の遠目から見詰めるだけ…だったのだ。



其れが、如何から噂を呼んだのか?
英徳高校の女子生徒 や 英徳大学の女子学生に迄、司にそっくりな『道明寺翔』の噂話が囁かれる様に成って居たのだ。


だからだったのだろう。
其の内、英徳学園自体、翔自身にとって、居心地が悪い場所と成り始めるのだった。


云わば…。
此の時の翔は、等々、英徳学園の洗礼を受け始めた事と成るのだった。



そして、そんな頃の事…だったのだ。
つくしの息子で在る 翔自身が名前の知らない同じクラスの女子生徒から声を掛けられたのだ。


「あの~、道明寺君…。
 ちょっと、訊いて良いかしら?」と…。


実の事を言うと、既に、此の場が居た堪れない様な状況と成って居た此の時の翔にとって、そんな名前も知らない様な同じクラスの女子生徒からの声掛けに、最初は無反応の状況…だったのだ。
だが、其れでも、此の時の翔は、不機嫌気味に返答の言葉を述べるのだった。


「えっ、何…?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の翔からの返答の言葉を聞いた同じクラスの女子生徒は、翔の睨み付ける様な目付きに怖じ気付いてしまいそうだったのだが、気をしっかりと持って、其れでも、翔に訊き始めるのだった。


「道明寺君って、道明寺家のご親戚…何でしょ!
 でも、道明寺君って、『道明寺司』様にそっくりだよね?
 もしかして、LAに在住の『道明寺司』様のお姉様のご子息とか…?」と…。


だからだったのだろう。
此の時の翔の顔付きは、かなり引き攣った様な顔付きに成って居たのだ。


だからだったのだ。
翔からの返答の言葉を聞く事が出来無かったからなのだろうか?
翔に声を掛けた翔と同じクラスの此の時の女子生徒は、翔のかなり引き攣った様な顔付きを見る事無く、更に、翔に話し掛けるのだった。


「実は…ね。
 ママから、“道明寺君に訊いて来てくれる⁉”って、頼まれてしまったの。
 “道明寺君の顔を見て居たら、道明寺家のご親戚だけでは無い様な気がするのよね。”っ
 て、ママが言うのよ。
 其れに…ね。
 私…ママから、『道明寺司』様が載って居る雑誌を見せて貰ったの。
 “何処から如何見ても、道明寺君って、其のまんま、『道明寺家』の血を引いて居る様に
 しか見えない。”って、ママも言ってたし…。
 ねぇ、道明寺君…。
 本当の処は、如何なの?」と、翔と同じクラスの女子生徒は、翔の腕に手を添え乍ら…。


だからだったのだろう。
此の時の翔が一番嫌な事をされてしまったからだろうか?
更に、此の時の翔は、自身と同じクラスの女子生徒に、かなりきつい目付きで睨み付けるのだった。


其れは、嘗ての司がそうで在った様に、其の司の血を引く翔も、また、司と同じ様な目付きで、自身と同じクラスの女子生徒を見るのだった。
勿論、何も返答する事無く…。


だからだったのかも知れない。
此の時のそんな翔の態度が切っ掛けで、【『道明寺翔』は、道明寺家のご親戚と言うのでは無く、『道明寺司』様の血を引くご子息では無いのか?】と、また、英徳学園内で噂と成り始めるのだった。


だが、【母親は誰なのか?】と、此れまた憶測を呼ぶ結果と成り、英徳学園としても、収拾が付かなく成って来たのだった。


何故なら…。
『道明寺司』は、10代後半…所謂、18歳の時にNYに渡米したまま、日本に帰国して居ないのだ。


と言う事は、【其の当時、お付き合いして居た女性では無いのか?】と、此れまた憶測を呼ぶ結果と成り、英徳学園内では、『道明寺翔』について、俄かに煩く成って行くのだった。


だからだったのだ。
英徳学園の理事長は、あきらの父親で在る 美作商事 社長に、『道明寺翔』について連絡を入れるのだった。


幸いにも、此の『道明寺翔』の件に関しては、あきらの父親で在る 美作商事 社長からの指示に寄り、英徳学園では緘口令が引かれた事で、外部に漏れる事は無かったのだ。



そして、英徳学園の理事長からの連絡に寄り、「だが、其れも、時間の問題だろう。」と、悟った事で話し合って居たあきらの父親で在る 美作商事 社長 と あきら父子(おやこ)は、「そろそろ、此の現実を道明寺家に伝えるべき時が来たのかも知れない。」と、判断したのだった。


だが、此の現実を道明寺家に伝えた処で、解決し無ければ成らない事案は、まだまだ、山の様に有るのだ。


其れ故、あきらの父親で在る 美作商事 社長 と あきら父子(おやこ)は、同じ事を考えて、悩んで居たのだった。


“こう成る展開が早過ぎだ。
 何故、何時(いつ)の世にも、お節介な人間は現れるのだろうか?”と…。


だが、こうして居ても、何の解決にも成らず、寧ろ、後退するだけだろう事は目に見えて居るのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、自身の息子で在る あきらに提案するのだった。


「何方にしても、此のままという訳にはいかないだろう。
 進君の承諾を得なければ成らないのは確かだが、私がNYに出張に行く折りに、(司の父
 親で在る 道明寺HD 会長 道明寺)保に会って、私から話しをして来ようか?」と…。


其処で、此の時のあきらは、自身の父親で在る 美作商事 社長からの其の提案に待ったを掛け様とするのだった。


「其れは、まだ、早い様な気がする。
 道明寺社長は、牧野の事を嫌ってる。
 “あの娘は、道明寺家の財産を狙って居る薄汚い娘だわ。
  其れに、あの娘(こ)の母親は、玉の輿を狙って、自分自身の娘を英徳学園に入れる様
  な女なのよ。
  司があの娘(こ)から離れてくれて、正解だわ。”と、言って居たそうだ。
 其れに、牧野は、道明寺社長から、『ドブネズミ・コバエ・ハイエナ』と、罵られて来
 た。
 そんな道明寺社長が、例え、司の息子だとしても、牧野が産んだ牧野の息子を受け入れら
 れるとは、とても俺には思えねぇ。
 だから、もう少し、良い解決方法を探る方が良いんじゃねぇのか?」と…。


勿論、あきらからのそんな提案は、尤もな意見で在り、正解と言えば正解なのだろう。



だが、つくしの息子で在る 翔は、まだ、中等部に通う12歳なのだ。
例え、自分自身の出生の秘密を知って居たとしても、傷付かないとは限らないのだ。


だからだったのだ。
唯、あきらの父親で在る 美作商事 社長 と あきら父子(おやこ)は、遅れ馳せ乍ら、反省して居たのだ。
英徳学園内の事故(ことゆえ)、全てを英徳学園 理事長にだけ任せてしまった事を…。



と言う事は、一刻を争う様な事案と成ったという訳…だったのだ。
勿論、【時すでに遅し】と、成らない為にも、早く、打開策を見出さなければ成らないのだ。



という訳で、あきらは、つくしの弟で在る 進に、今回の件について話しして聞かせるのだった。


其処で、発覚した事が有ったのだ。
実は、つくしの件…だったのだ。


そんな進の話しを聞いた此の時のあきらは、決断するのだった。


「やっぱ、親父がNYに飛んでくれるか?
 進の話しでは牧野にも厄介な事が起こってる。
 親父、宜しく頼むわ。」と…。


だからだったのだ。
其の後、自身の息子で在る あきらから詳しく話しを聞いた此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、了承の意を自身の息子で在る あきらに伝えるのだった。


「承知した。
 取り敢えず、楓さんには気付かれない様に努めて来る。
 あきらに進君と 翔君の事を任せた。
 宜しく頼むぞ!」と…。



そして、あきらの父親で在る 美作商事 社長は、NYに渡米して司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保と会って話しして来る事…。
また、あきらは、日本に残って、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 翔を守る事…。
という訳で、あきらの父親で在る 美作商事 社長 と あきら父子(おやこ)は、自分達 のそれぞれの職務に加えて、それぞれの任務も遂行する事と成ったのだった。



<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  11.』は、此の
 後、場面が変わる為に、短めにて終了して折ります事をお詫び申し上げます。>

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