tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  12.





あきらの父親で在る 美作商事 社長は、NYへの出張の際に秘書に伝えて置いたのだ。


「事前に、(司の父親で在る)道明寺HD 会長にアポを取って置く様に…。
 プライベートと言う事で…。」と…。



だからだったのだろう。
自身の秘書を通じて、あきらの父親で在る 美作商事 社長からのそんなアポの話しを聞いた此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、あきらの父親で在る 美作商事 社長に連絡を入れるのだった。
勿論、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、“相手の様子を窺いたい。”という思いも有り、ビデオ通話で連絡を入れた事は言うまでも無かったのだが…。


「たかし(=あきらの父親で在る 美作商事 社長)…。
 私に会いたいとは、如何言う意図が有るんだ?
 プライベートと言う事は、日本で何か起こったという事…か?」と…。


だが、此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長は、“電話で話し出来る様な内容では無い。”と、そう考えた事も有り、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保にこう伝えたのだった。


「まぁ~、そう言う事だ。
 だが、電話で話せる様な内容では無いので、私がNYに出張する際に、直接、保と会って
 話しがしたい。
 但し、他の二人には話しして居ない。
 其のつもりで居てくれ!」とだけ伝えて置いたのだった。


勿論、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、あきらの父親で在る 美作商事 社長からのそんな話し振り と 様子を見聞きして居て、“仕方が無いだろう。”と、考えた事で、取り敢えず、了承するのだった。


「承知した。」と…。


そして、後日、双方のスケジュール調整が整い、あきらの父親で在る 美作商事 社長は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの指定が在った NYメープルのラウンジのVIPルームで、久し振りに二人だけで会う事と成ったのだった。



勿論の事…。
F4の父親達も、また、英徳学園の出身者で、自身達の息子同様に幼馴染で親友…だったのだ。


其れ故、自身達の息子で在る F4同様に、それぞれ、中々会う事が出来無くても、会う事が出来ればお互いに気安さが在るのだった。



だからだったのだ。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保 と あきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしもプライベートと言う事も有り、先ずは、幼馴染で親友としての此れ迄の色々な会話に成るのだった。


其処で、漸く、本題に移るかの如く、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の方から口火が切られるのだった。


「で、たかし(=あきらの父親で在る 美作商事 社長)は、態々、私に会う為だけにNY
 迄来た訳では無いだろ?
 忙しい私を呼び出すのだから、其れ相当の話しが有るんだろうな。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、漸く、本題に移るべく、自身の上着の内ポケットに入れて有った封筒を取り出し、其の封筒の中から或る数枚の写真を取り出すのだった。


そして、此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、徐に、其の封筒の中から取り出した或る数枚の写真を司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が座って居る目の前のテーブルの上に置き、更に、声を掛けるのだった。


「保…其の写真を見て視ろ!」と…。


だからだったのだ。
あきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしからそんな風に声を掛けられた司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の目の前のテーブルの上に置かれた其の数枚の写真を取り、じーっと、見詰め始めるのだった。


実は、あきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしから見せられた其の数枚の写真自体、自身が考えて居た話の内容と違って居ただけに、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は動揺したまま、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長 美作たかしに訊き始めるのだった。


「此の写真は、一体、如何言う意味だ‼
 此の写真に写っている少年が着て居る制服は英徳学園の制服だという事は分かる。
 だが、中等部の頃から、司は、英徳学園の制服を着た事が無い筈だ。
 其れに、此の少年は司と良く似ているが司本人では無い。
 たかしは、一体、何を知ってると言うんだ?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、“やはり、例え、保でも、此の写真を見せられれば動揺するんだろうな。”と、そう思い乍らも、自分自身が知る限りの『牧野つくし』と『牧野翔』についての全ての話を自身の幼馴染で親友でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保に話しして聞かせるのだった。
勿論、つくしの弟で在る 進 と つくしの息子で在る 翔を美作家で預かって居る事も含めて…。


「実は、此の写真に写ってる少年の名は、『牧野翔』と、言うんだよ。
 『牧野つくし』さんの息子だ。」と、言い始め乍ら…。



だからだったのだろう。
『牧野つくし』と『牧野翔』についてのそんな全ての話を聞かされた此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、全く、自身の口からは言葉を失う程、茫然自失状態のまま…だったのだ。


唯、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長 美作たかしに此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、漸く、言えた言葉は謝りの言葉だけ…だったのだ。


「息子が迷惑を掛けて申し訳無い。」と…。


云わば…。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、此の写真に写ってる少年が自身の息子で在る 司の息子で在り、自身の孫息子で在るという事を悟った瞬間…だったのだ。



だが、此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、自身の幼馴染で親友でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保に言わなければ成らない話を話しし始めるのだった。


「お前から迷惑を掛けられる事は、今に始まった話しでは無いだろ。
 私は、子供の頃からお前等には迷惑を掛けられっぱ無しだ。
 今更、始まった話では無い。
 其れに、既に、乗った船だ。
 翔君の事は此方に任せて貰って良い。
 唯、此処からは、今後の事について…だ。
 司君に全ての話しをする事は当然だろう。
 しかし、あきらも危惧して居るのだが、此の件を楓さんに話しするべきか如何だ‼
 あきらが言うには、楓さんは、牧野さんを酷い言葉で罵って居たらしい。
 あきらも、牧野さんの弟で在る 進君から聞いたらしいが…。
 そんな楓さんに、“牧野(牧野さん) と 翔(翔君)の事がバレれば元も子も無
 い。”と、あきらが危惧して居た。
 だからこそ、楓さんにバレない様に司君に話し出来れば成り寄りだが…。」と…。


実は、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長 美作たかしからそんな話しを聞く中で、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、反対の意見として、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長 美作たかしに話しし始めるのだった。


「否、其れは、返って、逆効果かも知れない。
 此れ迄、楓がして来た行いは、決して、許される様な話では無いだろう。
 例え、世間から非難されなく共、楓が行った(おこなった)行為は、人の心を殺めたに過
 ぎない。
 そして、司は、例え、自分自身が、直接、手を下さなかったとしても、人の身体を傷付け
 た事に変わりは無い。
 だからこそ、私は、楓 と 司が行った(おこなった)行為を許す訳にはいかない。
 楓 と 司は、牧野さんに其れ相当の謝罪をするべきだろう。
 其れが、道明寺家としての長で在る 私の罪の償い方だ。」と…。


其処で、あきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、自身の幼馴染で親友でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保に訊き始めるのだった。


「と言う事は、保は、司君だけでは無く、楓さんにも此の話しをするつもりか?
 もしも、楓さんに此の話しをして楓さんが牧野さんに何か危害を加える様な事にでも成っ
 たとしたら、保は如何するつもりだ⁉
 其れこそ、シャレに成らないぞ‼」と…。


だが、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、飄々と、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長 美作たかしに話しし始めるのだった。


「私は、楓にそうはさせない。
 もしも、そんな事をしたら、楓にとっても命取りに成るだろう。
 だからこそ、楓は、そんな馬鹿な真似は考えない。
 楓は、そんな馬鹿な女じゃ無い。」と、断言するかの様に…。


だからだったのだろう。
そんな風に断言した自身の幼馴染で親友でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、此の時のあきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは約束させるのだった。


「保から楓さんに此の話しをして、もし、楓さんが牧野さんに何か危害を加える様な事にで
 も成ったら、私だけじゃ無い。
 あきらも、きっと、許さないだろう。
 だからこそ、そう成らない様に楓さんに伝えて置いてくれよ!」と…。


だからだったのだ。
此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長 美作たかしに約束するのだった。


「ああ、分かってる。
 此れ以上、たかしに迷惑は掛けない。
 だから、こっちの事は、私に任せてくれ!」と…。


其処迄、断言して話しして来た自身の幼馴染で親友でも在る 道明寺HD 会長 道明寺保の瞳(め)を見たあきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、“此の事案については保に任せ様!”と、考えた事で、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に了承の意を伝えるのだった。


「相分かった。」と…。



そして、此の事案について、あきらの父親で在る 美作商事 社長 美作たかしは、自身の息子で在る あきらにも話しして聞かせるのだった。


「道明寺家の事については保に任せ様!」と、付け加え乍ら…。


だが、例え、自身の父親で在る 美作商事 社長 美作たかしからそんな話しを聞かされたとしても、此の時のあきらは、其れでも不安で仕方無かったのだった。




PS.


実は、【英徳高校時代のつくしが、司の母親で在る 楓から罵られた事を、何故、つくしの弟で在る 進が知って居たのか?】と言うと…。
其れは、進がつくしを問い質したから…だったのだ。


実は、其の当時の司 と つくしが付き合って居る事を知った司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が牧野家に現れた時の事を知って居る進は悟ったのだった。


“姉ちゃんは、道明寺さんと何か有ったんじゃ無いだろうか?
 もしかすると、あの頃と同じ様に、姉ちゃんは、また、道明寺さんのお母さんから酷い仕
 打ちを受けて、何か酷い事を言われて傷付けられたんじゃ無いだろうか?”と…。


だからこそ、つくしの弟で在る 進は、つくしに問い質したという訳…だったのだ。


其の結果、此の当時の進は、自身達の両親で在る 牧野晴夫 と 千恵子夫妻には、一切、言わない事を条件に自身の姉で在る つくしから聞いて知ったのだった。
【『牧野つくし』は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓から、『ドブネズミ・コバエ・ハイエナ』と、罵られて居た】という事を…。



(実は、まだ、其の当時の司 と つくしは付き合って居らず、司の母親で在る 道明寺
 HD 社長 道明寺楓は、唯、勝手に、二人が付き合って居ると勘違いして居ただけだっ
 たのだが…。)



<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  12.』は、此の
 後、場面が変わる為に、短めにて、終了して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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