tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  14.





<此の二次小説『まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  14.』に出て来る
 文面の中に、現代では相応しくない様な言葉が出て居たり、不快に思われるやも知れない
 様な言葉が出て居たりして折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、司の専属秘書で在る 西田を通して、NYメープルの自身の自室に自身の息子で在る 司を呼び出すのだった。
勿論、此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、“(自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺)楓には内密に…。”と、付け加えて…。


そして、其の後、暫くして、NYメープルの自身の父親の自室前に到着した司は、自身の父親の自室のドアをノックして、了承を得てから開ける成り、其の場に自身の姉で在る 椿も居た事に驚愕するのだった。


「何で、此処に姉ちゃんが居るんだよ‼」と、言い乍ら…。


だが、椿は椿で、何時(いつ)もの如く、そんな風に自身に言って来た自身の弟で在る 司に対して言って除けるのだった。
挑戦的に…。


「あら、何故、私が此処に居たら、ダメなのかしら?
 司には、此のお姉様に知られたくは無い様な何か、疚しい事が有るのかしら?」と…。


だからだったのだ。
何時(いつ)もの如く、そんな風に言い返されてしまった司は、其れ以上、言い返す気にも成れず、自身の姉で在る 椿に、“チェッ‼”と、舌打ちを打ちつつも、悪態を突き乍ら言うのだった。


「そんなモン有る訳ねぇだろ‼」と…。



だからだったのだろう。
此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、そんな緊張感の無い我が娘と息子に呆れるのだった。


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、我が娘と息子に呆れ乍らも言って除けるのだった。


「椿も、司も、此処を何処だと思ってる?
 此処はメープルで在って、(道明寺)邸では無いんだぞ‼
 良い歳をした良い大人がいい加減にしなさい。」と、説教するかの様に…。


其処で、椿 と 司姉弟は、父親から叱責された事でシュンと成り乍らも、自身達の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの其の後の話しを待つのだった。



そして、其の後の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、我が娘と息子がエキサイティングして居た事からタイミングを見計らって、自身の幼馴染で親友でも在る 美作商事 社長から聞いた話しも踏まえて、『牧野つくし』と『牧野翔』に関する件について、自身の息子で在る 司に話しして聞かせるのだった。


勿論、此の時の司は、自身の父親から、あきらの父親で在る 美作商事 社長から貰ったという自身の息子で在る 『牧野翔』が写って居る写真も見せられるのだった。


其処で、司の姉で在る 椿が司に訊き始めるのだった。


「司…正直に仰い!
 つくしちゃんとは何時(いつ)何処でそう言う関係に成ったの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司自身、悟って居たのだ。


“何れにしても、どうせ、何時(いつ)かは言わされる羽目に成るだろうな。
 だから、言うなら、今だよな⁉”と…。


だからこそ、此の時の司は言えた話し…だったのだ。


「牧野が、俺の専属使用人に成った頃の事…だ。」と…。


其処で、そんな話しを司から聞いた椿は、怒り狂うかの如く、自身の弟で在る 司に怒号を浴びせるのだった。


「司…あんたまさか…。
 つくしちゃんの寝込みを襲ったんじゃ無いでしょうね?」と…。


何故、此の時の椿がそんな事を司から聞き出そうとしたのかと言うと、其の当時のつくしを道明寺邸に連れて来たのは、実は、椿自身…だったのだから…。



だが、此のままでは椿から在らぬ疑いを掛けられ兼ねないのだから、実は、此の時の司は、自身の姉で在る 椿に言いたかったのだ。


“其れは心外だ‼”と…。


だが、何故か、自身の姉で在る 椿には自身のそんな思いを言えなかったのだ。


何故なら…。
此の時の自身の姉で在る 椿の目付きを観た時…。
つくしの事を思い、自身の姉で在る 椿が真剣に怒って居る事が分かったからこそ、此の時の司は言い出せなかったのだ。



実は、そんな自身の弟で在る 司の様子を見て居た椿にとって、司のそんな様子は口籠って居る様にしか見えなかったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の椿は、自身の弟で在る 司を睨み付け乍らも、更に、怒号を浴びせるのだった。


「ほら、やっぱり‼
 司は、私に言い返せないじゃ無い?
 と言う事は、そう言う事…何でしょ!
 同意が無ければ、其れは犯罪なのよ。
 司…分かってるの?
 言い訳が在るなら、私が聞いて上げるから言って視なさいよ‼」と…。


だが、此の時の司にとってすれば、言い訳が言える程の言い訳が在った訳では無かったのだ。


何故なら…。
明白な同意が在った訳では無く、「半ば、強制だ!」と、つくしから言われてしまえば、そうなのだから…。


其処で、此の時の司は、躊躇しつつも、話しし始めるのだった。


「姉ちゃんが言う様に、牧野の寝込みを襲った訳じゃねぇよ。
 けど…よ。
 実は、其の当時の俺は、牧野に『土星』を見せて遣りたくて、牧野を呼び出した事が有る
 んだわ。
 其の時の俺は、牧野に『土星のネックレス』をプレゼントした。
 其れを牧野の首に着けて遣る時に、俺は…。
 まぁ~、そう言う事だ。」と…。


だからだったのだろう。
そんな風に自身の弟で在る 司から話しを聞かされた此の時の椿は、ホッとしたかの様に、更には、確認するかの様に司に訊くのだった。


「と言う事は、つくしちゃんからの同意が在ったという事よね?」と…。


だが、此の時の司は、其の当時のつくしから、“明白な同意が在った訳では無い。”と、言う思いから、中々、返答の言葉を言い出せ無かったのだ。



其処で、此の時の椿は、また、自身の弟で在る 司に怒号を浴びせるのだった。


「ちょっと、司…はっきりしなさいよ。
 其処が一番重要な所なのよ!」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、漸く、覚悟を決めたかの様に、小声で言い始めるのだった。


「否、牧野からは明白な同意が在った訳では無い。
 牧野から、“半ば、強制だ!”と、言われてしまえば、そう言う事に成ると思う。」と…。


だが、此の時の司は、“此の際だ!”と、言う思いも有り、更に、言い訳の言葉を口にするのだった。


「でも…よ。
 あの当時の俺は、必死だった。
 牧野を俺の此の手から離れない様にする為に、必死で、ババアと戦ってた。
 だから…な。
 “もしも、牧野の腹の中に、俺のガキが居たら…。”と、ふと、考えちまって…。
 “そう成れば、ババアも降参するだろう。”って、あの当時の俺は、勝手にそう思えた。
 あの当時の俺の考えが浅はかだった事は認める。
 でも、実際、そう成ったにも関わらず、牧野からの連絡は、一切、無かった。
 だから、俺は、今迄、知らずに生きて来た。」と…。
「………」
「………」


だからだったのだろう。
司からのそんな話しを傍で聞いて居た椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保にして視ても、司の姉で在る 椿にして視ても、天を仰ぐかの如く、額を押さえたまま呆気に取られて、返って、何も言えなかったのだ。



だが、此の時の椿は、唯、そんな司を憐れむかの様な目付きのまま、自身の弟で在る 司に話しし始めるのだった。


「つくしちゃんって、元々、そう言う娘(こ)だったじゃ無い。
 司の責任でこう成ったにも関わらず、其れはまるで、自分自身の責任と云わんばかり
 に、“道明寺(司)に迷惑を掛けたく無い。”とか…そう考える娘(こ)でしょ。
 そんな余計な事を考えて司には連絡して来なかったんだろうし…。
 更には誰か大物に頼んで、牧野家の在住先でさえも隠したんでしょ、きっと…。
 つくしちゃんらしいわね。」と…。



其処で、椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、椿からのそんな話しを聞いて居て、自身の娘で在る 椿に訊くかの様に話しし始めるのだった。


「椿…牧野さんとは、元々、そう言う女性なのか?
 私は、態と、椿に、【牧野さんという女性が如何言う女性で在るのか?】を訊いて視た。
 だが、英徳高校時代の司について、其の当時の楓から報告を受けて居た内容 と 今回、
 椿から聞いた内容は、如何も全く違う様だ。
 私が楓から聞いて居た話しは、“牧野さんの母親は、娘の玉の輿を狙って英徳高校に入学
 させる様な母親だ。”とか…。
 “牧野さんという娘は、道明寺家の財産を狙って司に近付く様な薄汚い娘よ。”…だった。
 だが、もし、楓が報告して来た女性が牧野さんという女性では無く、椿が言う女性が本来
 の牧野さんという女性で在る成らば、私は、間違った判断をし兼ねなかった。
 だからこそ、今回、椿から話しを聞いた事で、間違った判断をし無くても済んだのかも知
 れん。
 椿に感謝せねば成らんな。」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、厳しい口調で自身の息子で在る 司に言って除けるのだった。


「と言う事は、司は、そんな女性を傷付けた事に成る。
 ましてや、英徳高校時代の司は、結果的に、牧野さんの身体を傷付けた。
 其れに、其れだけでは無いだろう。
 英徳高校時代のお前は、牧野さんに赤札を貼った事自体、悪い事だと認識して居ない様だ
 が、例え、直接、牧野さんに手を下して無かったとしても、結果的に、其の事で牧野さん
 の身体は蝕まれた。
 其れは、勿論、司だけでは無い。
 楓も、また、牧野さんの心を傷付けた。
 しかも、自身達の娘や息子で在る 椿も、司も、牧野さんの本質を見抜いて居たにも関わ
 らず、其の母親で在る筈の楓自身が牧野さんの本質を見抜けなかったという事は、楓自身
 が我(が)を張って居たに過ぎない。
 だからこそ、今回の件は、勿論、司だけの責任では無い事は明白だ。
 だが、司自身も牧野さんに赤札を貼り、牧野さんを傷付けた事自体、反省するべきだろ
 う。
 要は、司は、楓を責められないぞ‼」と、司に言い聞かせるかの様に…。



だが、其れでも、此の時の司は独り言ちる(ひとりごちる)のだった。


“赤札を貼る様なこんな男にしたのは、少なく共、親父にも責任は有んだろ‼”と…。


勿論、司自身、そうは思うモノの…。
此の時の司にとっての父親とは、絶対的な存在で、言い返せる筈等無かったのだ。


だからだったのだろう。
仕方無く、此の時の司は、そんな風に独り言ちる(ひとりごちる)しか無かったのだった。



だが、更に、其れでも、此の時の司は、つくしの事故(ことゆえ)、取り敢えず、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に伝えるのだった。


「牧野から聞いた事は有る。
 確かに、牧野の母親はそう言う女性(ひと)らしいが、牧野は、ババアが言う様に、決し
 て、薄汚い女じゃねぇ‼
 牧野は、元々、お金に左右される様な女じゃねぇよ。
 寧ろ、牧野という女は、綺麗な心を持ったピュアな女だ‼」と…。


実は、此の時の司の顔色は、自分自身からそう言ったにも関わらず、照れからなのか?
真っ赤な顔色だった事は言うまでも無かったのだった。


勿論、そんな真っ赤な司の顔色を見た椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、其れこそ、司のピュアさ加減に驚愕するのだった。


だが、此の時の椿は、既に、そんな司が居る事自体を知って居るのか?
飄々として居たのだが…。

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