tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、好きだから…唯、言えなくて…<つかつく>  15.




実の事を言うと、現在の司自身、つくし と 翔の事を聞いたから…と、言って、今直ぐ、行動する事も出来ず、如何する事も出来無いのが現状なのだ。


だが、其れでも、司は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から話しを聞いてしまえば、“如何しても、牧野 と 翔を取り戻してぇ‼”と、考えて居た事も、また、事実なのだ。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に直談判し始めるのだった。


「親父に頼みてぇ事が有る。
 如何しても、俺の此の手で、牧野 と 翔を取り戻してぇんだわ。
 俺の為に親父の力を貸してはくれねぇか?」と…。



其処で、如何言う訳なのか?
司の姉で在る 椿が司の背中を叩き乍ら、自身の弟で在る 司を褒め始めるのだった。


「其れでこそ、私の弟よ。
 お父様…私からもお願いするわ。
 司の力に成って遣って!」と…。



勿論、椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保とて、自身の息子で在る 司の力に成って遣りたいし、司の力に成って遣るつもりでも居る。
だが、現状、直ぐに…と、言う訳にはいかない。


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の娘と息子で在る 椿 と 司姉弟に相談するかの様に言い始めるのだった。


「私も、司を助けて遣りたいのは山々だが、現状、直ぐに…と、言う訳にはいかない。
 其処で、お前達に話しが有る。
 此の件を楓に話しするのは如何だろうか?」と…。


実は、此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からのそんな提案話は、椿 と 司にとってして視れば、突拍子過ぎて、お互いの顔を見合わせる位…だったのだ。


だが、此の時の椿は、其れでも、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、其の理由(わけ)を恐る恐る訊くのだった。


「お父様…此のお話をお母様にお話ししたとして、何か良い策略でも御座いますの?
 其れに、お母様は、つくしちゃんの事が嫌いな筈…。
 そんなお母様につくしちゃん と 翔君の事をお話ししても、良い結果は生まれないと、
 私は思うんだけど…。」と…。



勿論、椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保とて、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に話ししたとしても、良い結果が生まれるとは、とても思っても居なかったのだ。


だが、此のままで良い訳でも無い。
寧ろ、其の逆で、つくしにとっては良い結果を生まない。
其れに、後々、司が後悔し無い共限らない。 


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、此の件を自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に話しした上で、自分自身が犯した罪の深さを痛感させ、自分自身が犯した行為を反省させたかったのだ。


そうする事で、“自分自身の我(が)を通した事に寄って、自分自身は、罪も無い人の心を殺めてしまったのだ。”と、自覚させたかったのだ。


だが、此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、幾ら、椿 と 司姉弟にとっては母親だから…と、言って、母親を卑下する様な話を自身達の娘と息子で在る 椿 と 司姉弟の目の前で話ししても良いものか?
躊躇する椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保…だったのだ。



其処で、司は、痺れを切らしたかの様に、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に話しし始めるのだった。


「もしも、ババアに牧野 と 翔の事を話しするのなら、先ずは、ババアから牧野に謝らせ
 る事が大前提でねぇと、幾ら、ババアに話ししても一緒だろ。
 自分自身が悪い事をしたという罪の意識がババアにねぇと、幾ら、ババアに話ししても、
 何も改善しねぇと思うぞ。
 親父も其の事が気掛かりで、中々、俺等に返答出来ねぇんじゃねぇのか?
 ババアの我(が)を通す時の態度は、其れこそ、世間で言う普通の経営者じゃねぇよな、
 姉ちゃん…?」と…。


だからだったのだ。
自身の弟で在る 司から名指しされた此の時の椿は、話しを切り出すのだった。


「そうね。
 私も、今のお母様に何を言っても無駄な様な気がするの。
 今のお母様は、会長で在る お父様を差し置いて、自分自身の意見を優先させて迄、そし
 て、自分自身の意のままに司を思い通りに操ろうとして居るわ。
 司が異を唱えられない様に巧みな技を使って…。
 私は、そんなお母様が好きでは在りませんわ。
 此れじゃあ、私の時と、何等、全く、変わらない。
 結局、お母様は、そう言う方…なのよね。」と…。


其処で、椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の娘と息子で在る 椿 と 司姉弟に反省する様な言葉を言い始めるのだった。


「そうだな。
 私は、此れ迄、“楓を此の世界に入れ込んだ事を申し訳無い。”と、思い続けて来た。
 だからこそ、或る程度の事は目を瞑って来た。
 お前達の言う通り、楓と言う女は、元々、全てを自分自身の意のままに、そして、自分自
 身の意見を優先させ様とする所が確かに在ったのかも知れん。
 だが、今回の此の件は、一人の人間の命が掛かって居る。
 そうした張本人は、勿論の司…だ。
 そして、更に、楓は、無駄に人の心を殺めてしまったという最悪なシナリオ…だ。
 だからこそ、“楓に話しして反省させるべきだ。”と、私は考えた。
 楓は、私の妻だ。
 如何だろうか?
 楓に反省させる事を私に任せてはくれないか?
 勿論、楓に話しする時は、椿 と 司も一緒に居てくれても構わない。
 其れで、良いだろうか?」と…。


だからだったのだ。
其れ以上、言える言葉を失った椿 と 司姉弟は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に了承するしか無かったのだった。


「ええ、其れで良いわ。」
「ああ、そうするしかねぇなら、仕方がねぇな。」と、お互いの顔を見合わせ乍ら…。



だからだったのだろう。
此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、「承知した。」と、言った後…素早く、秘書に伝えて、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓をNYメープルの自身の自室に呼び出すのだった。


そして、其処で、椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの話しを聞く事に成るのだった。



勿論、【『牧野つくし』と『牧野翔』母子(おやこ)に関する情報】についての話しを自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保から聞いた此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、茫然自失状態…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟は、同じ様な事を思うのだった。


“そりゃあ、そうでしょうね(そうだろうな)。”と…。


其処で、漸く、我に返った此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、経った一言だけ口にするのだった。


「何て事…。」と…。



だが、此の件に関して云えば、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が言う様に張本人の司では在ったのだが、如何しても、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に言いたい事が有り、口を開くのだった。


「ババアが俺と牧野の交際を邪魔し無ければ、こう言う事には成らなかった筈だ。
 もし、俺の責任で牧野の身体に異変が在ったとしても、俺が傍にさえ居れば、もっと早い
 段階で、牧野の病気を治して遣れた筈だ。
 なのに、ババアが俺等の邪魔をしたからこそ、こんな事態に成ったんだろ?
 早く、俺を元の状態に戻しやがれ‼」と…。


そして、其処迄、言い切った司では在ったのだが、其れでも、まだ、言い足りないのか?
自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が何か言い出す前に、更に、自分自身の言い分を切り出し始めるのだった。


「あいつはきっと、今、俺が如何言う状態で居るのか?
 メディアを通じて、多分、知ってるだろう。
 もし、そんな今の状況の俺が牧野の前に現れたとしても、あいつは俺を受け入れてくれる
 筈がねぇ‼
 だったら、あんたが牧野にした行為を反省して、全てを元の状態に戻すのか?
 其れ共、俺が道明寺HDを辞めて、牧野の下に行くのか?
 どっちかに決めてくれ‼」と…。


だが、其処迄、自身の息子で在る 司からのそんな言い分を、唯、黙ったまま聞いて居た椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、そんな自身の息子に対して罵倒し始めるのだった。


「貴方は、一体、何様のおつもりかしら?
 貴方が道明寺HDの副社長として、重役達から何を言われるでも無く、此処迄来られたの
 は、間違い無く、或る程度、事前に根回しをして来た此の私(わたくし)のお陰じゃ無く
 て…。
 だからこそ、此れ迄、上手く行って居たんでしょ!
 其れに、お父様は、全てを私(わたくし)に任せて、後は一任するだけ…。
 という訳だから、此れからも、お父様も、貴方も、私(わたくし)の言う通りに動いてさ
 え居れば、万事上手く行くわ。
 良いわね、司…。
 決して、変な事は考えない様に…。」と…。



実は、何か言いた気にして居る自身の息子で在る 司の口を制して迄、此処ぞとばかりに、漸く、椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が口を開くのだった。


「そうか?
 楓の言い分は、良~く分かった。
 では、私は、楓の経営権を剥奪し様では無いか!」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の目を白黒させるかの如く、家族の目の前で、初めて、自身の驚愕顔を披露するのだった。


だからだったのだろう。
此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、直ぐには言葉が出て来なかった程なのだ。


だからこそ、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の顔を、唯、じーっと、見て居ただけ…だったのだ。


だが、其れでも、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の震える身体を押さえ乍らも、漸く、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に訊き始めるのだった。


「あなた…私(わたくし)の経営権を剥奪するって、如何言う意味ですの?」と…。


其処で、椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、飄々と、話しし始めるのだった。


「其のままの意味だろ。
 君は、先程、子供達に言っただろ。
 “お父様は、全てを私(わたくし)に任せて、後は一任するだけ…。”と…。
 其れに、私は、君の言う通りに動いてさえ居れば、万事上手く行くんだろ。
 と言う事は、今迄の私は、【全てを君に任せて、唯、私は君の言い成りで、君からの話し
 を聞いただけで一任して居たに過ぎない。】と、言われて居る様なモノだな。
 私は、君を此の世界に入り込ませた責任から、唯、或る程度の事は目を瞑って来ただけ
 だ。
 だが、其れが返って、君を助長させたと言うのなら、私の責任でも在る。
 だからこそ、君の経営権を剥奪して、此れからは、私が全てを担おう。
 次の重役会議の際に重役達には一任させる。
 其れで良いだな、楓…。
 もし、其れが嫌なら、早急に、全てを白紙に戻しなさい。」と…。



だからだったのかも知れない。
此の時の司の心の中では、其れはまるで、“ヒュー!”と、口笛が吹かれて居るかの様…だったのだ。
其れ位に、此の時の司は、実は、テンションが高く成って居たのだった。


だが、其れとは反対に、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の顔の表情は霞が掛かって居る様子…だったのだ。


所謂、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の心の中では納得出来て居なかったのだ。


“何故、此の私(わたくし)が経営権を剝奪されなければ成らないの?
 其れでは、今迄の私(わたくし)の苦労が水の泡だわ。”と…。



だが、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、過去からの経験で、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が本気で怒れば、如何言う風に成るのかを知って居たのだ。


だからこそ、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、何時(いつ)の間にか?
自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保を甘く見て来た自分自身を反省するのだった。


という訳で、此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保からの要求を吞まなければ、自分自身の居場所が無く成る事を自負したのだった。


だからだったのだろう。
此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に告げるのだった。


「全てを白紙に戻します。」と…。


だが、此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、飄々と、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に告げるのだった。


「早急に…だ。
 其れで良いな、楓…。」と…。


だからだったのだ。
此の時の椿 と 司姉弟の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の夫で在る 道明寺HD 会長 道明寺保に、「はい。」と、言うしか無かったのだった。



だが、実は、此の時の椿 と 司姉弟の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が信用出来無いとでも言いた気に、自身の息子で在る 司の将来の為に、次の一手を打つ事とするのだった。



PS.


此の一件が在って以来…。
司は、自身の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保の事を尊敬し始めるのだった。

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