tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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飲み過ぎた後は…<総優>  中編




<優紀side>


私は、今日は、忘年会と称して、先輩に誘われて、飲み会に行った。


普段、仕事中は、紳士的な先輩が、今日は、私に何故か、絡んでくる。


鬱陶しい事、この上無い。


でも、それが、はっきり言えない。
上手く立ち廻れない。
上手く立ち廻れる人が羨ましい…。


その結果、飲まされてしまって、何だか、上手く歩けない…。



飲み過ぎた後は…。
飲み過ぎてしまった事への後悔 そして 恐怖しかなかった。



私は、つくし程じゃないけど、お酒類はそれ程、強い方じゃない。


直ぐ、顔が赤く成るし…。


だからって、今まで、お酒でのトラブルは無かった。
トラブルが起こらない様に立ち廻っていた(飲まなくても済む様に、自ら動く様にしていた。)という方が正しいかも知れない。



でも、今日は、会社内での飲み会。


中々、上手く立ち廻れない(所謂、隣に座る先輩に注がれるままに飲んでしまった。)この状況…。


しかも、帰り際に成って、この先輩は、しつこく、“送る‼”と、言って、離れてくれない。


私は、上手く歩けなくても、頭はしっかりして居ると言うか…。
意識はしっかりしていた。


だから、酔っ払っているこの先輩のしつこさと、近寄って来るこの先輩のアルコール臭さが鼻に付いて、私から離れてくれない事が、迷惑この上無い。



此の攻防は、お店の扉を出た外まで、延々と続いていた。


先輩は、しつこく、私の腕を引っ張っていた。


「優紀ちゃん、俺が、家まで、送って行って上げるから、一緒に、タクシーに乗ろう
 よ‼」


此の先輩は、普段、会社内では、『松岡さん』と、私を呼んで居るのに…。
何で、今日に限って、『優紀ちゃん』と、呼んでくるのだろう。
馴れ馴れしくて、鬱陶しく思って居た私だった。


「大丈夫ですよ‼」
「優紀ちゃん、随分、足にきてるでしょ?
 危ないから、俺が送ってって上げるよ‼」


“其れが、一番、危ないんだってばぁ~‼”と、先輩を振り切る事も出来ず、困っている時だった。



誰かが、私の背後から、ふわーっと、私を抱き締めて来た。


私は、此の状況に、動く事も、もがく事も出来ず、じーっと、抱き締められていた。


だって、私を抱き締めて居るその人は…。


忘れもしない。
いいえ、今まで、忘れる事が出来なかったあの人だったから…だ‼


今でも覚えている、あの人の温もり・香り・腕の強さを…。


私の身体も、あの人を覚えている様子だった。
すっぽり、あの人の身体に、腕に、嵌まってしまっていた私が其処には居たのだった。



飲み過ぎた後は…。
今置かれているこの状況を驚愕する事しか出来なかった。



<優紀side・回想>


あれは、私が、高校2年の時だった。


あの時、あの人が言った、“身体が寒ぃよ…。”と、言う言葉に重ねる様に私が言った言葉は、“私が暖めて上げます‼”だった…。


そんな私が言った言葉に、あの人は、私に言ってくれた。
“じゃあ、俺を暖めて‼”と…。


そして、私は、あの人に私の『初めて』を捧げた。
私は、嬉しかった。


けど、あの一線を越えた後、あの人から言われた言葉に私はショックを起こし、あの人の前から姿を消す様に離れて行った。


「此れからは、仲間として居よう‼」


あの人の前を私から離れたあの日から、本当に、私は、あの人と会う事は無かった。



そして、私は、あの日からも、誰とも、お付き合いはしていない。


告白はされたけど、お付き合いする事が出来なかった。


あの人の温もりを、香りを、腕の強さ冴えも失くしてしまいそうで…。
誰とも、お付き合いをする事が出来ずに居たのだった。




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