あの時と変わらない君へ…<つかつく> 1.
<のっけから、一部の表現に不快に成るで在ろう箇所が出て来ます。
お詫びします。
そして、オリキャラが出て来ます。
ご了承下さいませ。>
【プロローグ】
司とつくしの別れ…。
それは…。
あの『雨の日』…。
つくしが司に別れを告げ、司は、つくしの気持ちが分かるだけに、追い掛ける事も出来ないまま、別れてしまった司とつくし…。
つくしはタマから引き留められるも、タマを振り切り、雨の中、傘も差さずに、走って、その場を後にしたつくし…だった。
東京駅に向かって走って居たつくしは、東京駅近くの交差点で、信号無視をして、つくしに向かって来た乗用車に寄って跳ねられ、つくしは、交通事故に遭った。
その現場を見ていた通り掛かりの女性に寄って、救急車が呼ばれ、警察車両も数台到着した事から、一時、その現場は、騒然としていた。
犯人は、意識を飛ばしていた様子だったが、意識が回復して、警察官に叫んでいた。
「此れは、頼まれた仕事だ…‼」と…。
そして、救急車を呼んだ女性も、“心配だから…。”と、一緒に救急車に乗り、病院で、事故に関しての状況を警察官より訊かれていた。
つくしの手術は成功したが、その代わりにつくしの17年間…。
所謂、つくしが生きて来た記憶…全てが失われてしまっていた。
その事は、つくしが、意識を回復した時に、発覚した。
そして、つくしの手術中には、警察官と共に、救急車を呼んだ女性が、つくしが持っていたカバンから、身元が分かる物を探して居た時…。
つくしの英徳学園での生徒手帳が見付かった。
また、つくしが着用していた制服からも、つくしの在籍高校は、英徳学園で間違いないだろうとされた。
直ぐ様、警察官が、英徳学園に連絡して、家族を捜索したが…。
既に、『牧野家』の戸籍は、削除されていた。
否、抹消されていた。
何故なら、つくしの事故から、3日程前に、『牧野家』は、つくしのパパが運転する軽ワゴン車が崖から転落して、車体事、家族事、何者かに寄って亡き者にされてしまっていたのだ。
牧野家の家族が身を寄せていた地域では、車が無ければ、生活に困ると言う事から、親戚から車を借り受け、パパが慣れない運転をしていたのだった。
つくしの家族は、パパのリストラに寄り、パパが失業し、パパの親戚を頼って、パパは、漁港で働いていた。
つくしは、つくしの家族の下に向かうとして居る途中に、事故に遭ったのだった。
牧野家の事故は、唯事ではないと、住民達には思われたが…。
それ以降、この地では、『牧野家』に関しては、禁句事項に成っていた。
そして、何者かに寄って、親戚に借金していた『牧野家』の借金も全額処か、上乗せして、牧野家の親戚には、返済されていた。
その事から、救急車を呼んだ女性が、“此れも何かの縁だから…。”と、つくしの身元引受人と成り、弁護士と共に、つくしの戸籍をその女性の戸籍に写した。
つくしは、既に、『牧野つくし』としての戸籍自体、何者かに寄って、『牧野家』の戸籍と共に抹消(削除)されてしまっていた。
そして、つくしは、『エリィー』と言う名の元に、第2の人生を送る事に成った。
そして、つくしは、身元引受人の女性に寄って、英徳学園を自主退学し、桜林女学園に編入し、桜林女子高校➡桜林女子大学に進学した。
その後も、つくしの記憶は、戻って居ない。
そして、その後、或る人物の登場に寄り、エリィー(=つくし)の歯車が動き出す事に成るのだった。
<【プロローグ】と、成りますので、短めですが、了承下さいましたら、幸いです。
宜しくお願いします。>