tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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あの時と変わらない君へ…<つかつく>  7.




<一部の表現に不快に成るで在ろう言葉が含まれています。
 お詫び申し上げます。>



それでも、尚、楓は、自分自身は司の為にした事だと、正当性を主張しようとしていた。


なので、興奮状態のまま、楓は、保に話しし始めた。


「あなた、お聞きに成って…⁉
 私(わたくし)は、司の為に致しました事よ。
 司には、あの小娘は、邪魔でございましょ?
 道明寺HDにとって、何の後ろ盾も無い、唯の庶民の娘が、道明寺家の財産を狙って、
 司に近付いたまでの事。
 あの小娘の母親も、自分の娘を玉の輿に乗せようとする様な、はしたない母親です
 わ‼」


保は、“言い訳は、無用だ‼”と、言わんばかりに、楓に言って除けていた。


「だからって、人の人生を亡き者にするのか?
 お前が遣った事は、犯罪だ‼」
「………」


楓は、それ以上、保に、反論等出来る筈が無かった。


なので、保は、更に、確信を付いた。


「楓、正当性を主張するのは、構わない。
 だが、真実を無視する事は遣ってはいけない事だ‼
 私は、有りとあらゆる方面から、彼女の事を聞いた。
 誰も、彼女を悪く言う者は、居なかった。
 それ処か、“楓は、彼女の本質を見て居ない‼”と、忠告まで受けた。
 此れは、如何言う意味、何だ?」
「………」


楓は、返答出来ずに居た。


保は、楓が逃げられない様に、更に、追及した。


「司にとって良い事だと言うのは、言い換えれば、楓は、司を意のままに操りたかったと
 いう意図では無いのか?
 しかも、司の青年期の心の闇から司を救ってくれたのは、彼女らしいな。
 椿が言って居た。
 司が、あのままの状態成らば、間違いなく、人を殺めるのではないかと、いつも、危惧
 して居たらしい。
 其の司を救ってくれたのが、“彼女だ‼”と、椿は言って居た。
 楓にとって彼女が不要だったのは、楓自身の意のままに成らなく成る司を許せなかった
 だけで有ろう?
 楓の意のままにする為に、『牧野家』を抹殺したのか?」
「………」


楓は、これ以上、何を言っても、保には、楓の思いは、通じない事を悟った。


だから、楓は、返答しなかった。


夫からも、娘からも、裏切られたと思う楓だった。


今まで、道明寺HDの為に頑張っていたという自負の有る楓自身を、誰も認めてくれる訳では無く…。
寧ろ、楓自身が、“司をダメにすると認識していたあの小娘の言う事を信じるのか⁉”と、落胆していた楓だった。



そして、その後の楓は、自信喪失に成り、道明寺邸で、喚き散らす事が頻繁に成った。


勿論、執事、使用人だけでなく、SPさえも、楓を取り押さえる事等、出来なく成ってしまった程だった。


そして、世間には、楓の道明寺HDからの撤退が報告された。


また、同時に、楓は、病院送りに成った。



そして、司には、保から、【楓が起こした罪】・【つくしの現状】・【『牧野家』の件】が、報告された。


それに寄って、司は、息を吹き返し出した。


「例え、『つくし』が、『エリィー』でも構わねぇ‼
 また、ぜってぇ、俺に振り向かせて見せる‼」


と、父親に豪語していた司だった。



そして、司は、“ババア(楓)には、一切、つくしに、手出しさせねぇ‼”と…。
その事を、父親の保に了承させていた。


勿論、保も了承した。


そして、司は、保に懇願した。


「俺は、もう逃げねぇ‼
 親父、俺に仕事を教えてくれ‼
 そして、俺は、あいつに向かう‼
 宜しく頼む。」
「了承した。
 しっかり遣りなさい。」


保は、彼女という存在が居るだけで、司が息を吹き返した事に、“やはり、司には、彼女(つくし)が必要だったんだ‼”と、更に、認識したのだった。




<此の二次小説『あの時と変わらない君へ…<つかつく>  7.』は、2019.8.20 
 0:05に投稿して折りました『あの時と変わらない君へ…<つかつく>  まえがき』
 にも、記載しておりました通り…。
 『あの時と変わらない君へ…<つかつく>  4.』から、楓の事件の詳細が発覚し
 て、此の二次小説『あの時と変わらない君へ…<つかつく>  7.』
 (2018.11.19 0:31 『下書き保存』)にて、楓の事件に関しまして、確信を突い
 ております。
 詳細は、下記を参照下さいませ。>





<此の二次小説『あの時と変わらない君へ…<つかつく>  7.』は、話しのキリ目に
 寄り、短めに成っております事をお詫び申し上げます。>

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