あの時と変わらない君へ…<つかつく> 8.
<一部の言葉に、不快な言葉が入っています。
お詫びします。
また、色々、有り得ない様な表現が入っています。
ですが、此処は、二次小説の世界。
ご了承賜りましたら、幸いです。
申し訳御座いません。>
また、司の父親 保は、まだ、楓には、裏が有ると悟って居たのだった。
何故なら、楓は、つくしも、『亡き者に出来た』と、思っていたのだが…。
後には、或る人物の情報に寄り、つくしが、一命を取り留めて居た事も知った様子だった。
ましてや、つくしに、記憶障害が起こって居る事も…。
何故か?
楓は、知って居る様子だったのだ。
なので、保は、更に、調べた結果、共犯者がいた。
楓の共犯者は、大河原財閥 大河原社長だった。
大河原社長は、滋によって、つくしの現状、司の現状が報告されていた。
滋自身は、此の事実を知らずに、父親に報告させられていたのだった。
大河原社長とて、楓が、道明寺HDから撤退させられた事は、情報網に寄り、知っていたが…。
まさか、道明寺HD 会長より、大河原社長まで、門前払いを受けるとは、思っても居なかったのだった。
大河原社長は、道明寺会長に、楓と話しを進めて居た事案を、続けて、遂行してもらえる様、話しを進める為、態々、NYに飛んでいたのだった。
だが、道明寺会長は、大河原社長の犯罪…。
所謂、大河原社長が、楓と企んでしまった犯罪を見逃す訳には行かなかった。
其処で、文書にて、道明寺会長は、今回の犯罪を見逃す訳には行かない事を大河原社長宛で、忠告していた。
慌てたのは、大河原社長だった。
~~大河原社長が、楓と企てた事案とは…。
『牧野家』を亡き者にすると同時に、つくしをも、亡き者にする事で、司を楓の意のままにし、司を滋と結婚させる事で、道明寺HDと大河原財閥の提携 及び 縁戚関係を万石なものにする事だった。 ~~
大河原社長は、滋が可愛い故に、楓の企みに嵌められてしまっていたのだった。
その後、道明寺会長より、TELにて、大河原社長は、罵倒されていた。
「『牧野つくし』は、楓や、大河原社長が言う処の、“一般家庭育ちの庶民の底辺の底辺
だ。”と、いうのなら…。
私達の企業を支えてくれているのも、一般庶民では、無いのでしょうか?
差別する事は、自分達の企業を支えてくれている社員を差別して居る事に成る。
私は、私共の社員を信頼している。
また、大河原財閥の後ろ盾を必要としなくても、我が道明寺HDには、優秀な社員と、
息子がいます。
今後は、大河原財閥との提携を一切、お断りします。
この内容は、録音していますので、悪しからず…。」
「………」
大河原社長は、何も応えられなかった。
勿論、この内容は、美作商事・花沢物産、強いては、茶道 西門流にも伝えられた。
茶道 西門流に話しが伝わったという事は、政界にも、話しが伝わったという事に成った。
強いては、西門流 家元夫人と交流が在るという事から、この件は、旧華族 三条家 大奥様にも、家元夫人寄り、話しが伝わった事に成った。
旧華族 三条家は、元々、宮家の血を引くお家柄。
大河原財閥は、信用問題にまで、端を発する事に成ってしまった。
と、言う事は、全てをF3&T2にも知られる処と成った事で、滋だけではなく、大河原社長、強いては、大河原財閥にまで、影響する事となった。
何故なら、日本企業第1位の道明寺HDが、日本企業第5位の企業を相手にしないというのなら、第2位の花沢物産・第3位の美作商事も、『横に倣え』状態だったのだ。
と言う事は、他企業も、道明寺HD・花沢物産・美作商事に信用を失いたくないという理由から、大河原財閥との提携や、契約を破棄し始めたのだった。
特に、素早く動いたのが、日本企業第4位の藤堂商事だった。
何故なら、藤堂商事の令嬢で在る静は、国際弁護士の資格を持って居る。
静の仕事柄、犯罪企業との提携は、在っては成らないのだから…。
この事に寄り、事の重大性から、慌てた滋は、F3&T2に詫びを入れる為、集まってもらった。
F3&T2は、滋と会う事は此れで最後と、伝えて会う事にした。
「お願いする事が有って集まってもらったの。
今回の事は、パパは、私が可愛い故に、道明寺のおば様に嵌められたと言って居るの?
パパを許して欲しい…。」
「滋さん…?
以前に、私は、言いましたよね⁉
『もし、(先輩を)裏切れば、例え、先輩に記憶が無くても、私達は、許しませんか
ら…。』と…。
其れに…こうも、付け加えましたよね?
『大河原財閥の将来を悲観しなければ…。と、成りますよ‼』と…。
それに、滋さんの裏切りは、明白ですよ‼
先輩の現在の状況を、大河原のおじ様にお伝えされていますよね?
勿論、道明寺さんの現状も…。」
「………」
桜子は、飄々と、滋に言って除けていた。
滋は、知らなかったとは言え、結果的には、父親に伝えて居た事に成る。
だが、何故、桜子が、その事を知っているのかが、不思議で仕方なかった。
桜子の情報網が、怖いと感じた滋だった。
だから、滋は、言葉に出来ずに居たのだった。
そして、勿論の事、滋は、F3&T2からは、許してはもらえなかった。
勿論、F3&T2からは、メンバーからも、外される事に成った滋だった。
報告を受けた大河原社長は、滋からの報告を受け、項垂れていた。
そして、自分自身(大河原社長)の犯した罪を、改めて、反省するので在った。
勿論、大河原社長は、その後、特捜部に寄って、『殺人教唆』と『殺人未遂』の罪で御用と成ったのは、言うまでも無かった。
勿論、滋にも、捜査の手は、伸びていた。
そして、滋は、事情聴取を受けていた。
だが、滋は、知らなかった事件だけに…。
警察に寄って、『白』と、判断された事は、言うまでも無かったのだが…。
そして、保は、楓との離婚成立後…。
楓の犯した罪に関して、特捜部に動く事を打診していた。
そして、保と楓の離婚が成立した事を切っ掛けに、楓は、特捜部に寄って、強制送還と成り、飛行機が日本に着陸したと同時に、『殺人首謀者』として、『殺人罪』で御用と成った。
その後、楓は、警察病院に連行されて、生涯を其処(警察病院)で暮らす事と成った。
それは、保からの心ばかりの気持ちだった。
30年近く、道明寺家に尽くしてくれた楓への感謝の気持ちだったのだ。