tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

PVアクセスランキング にほんブログ村

エロ門、登場…<総優>  後編




<総二郎side>


俺は、優紀ちゃんの腕を離さず、優紀ちゃんを引き摺る様に連れ出し、病院を後にした。


俺と優紀ちゃんは、ずーっと、無言だった。


そして、タクシーに乗った。


それでも、俺は、無言で、優紀ちゃんの腕を掴んだままで居た。


優紀ちゃんが、俺に掴まれたままの腕が痛いのか、外そうと、もがき出した。


だが、俺は、離して遣れなかった。


何故なら、離せば、また、俺の前から居なく成りそうで、不安だったからだ。


こんな俺は、自分自身でも初めてな感情で…。
俺は、俺自身に戸惑っていた。



優紀ちゃんは、ほんとに、高校の頃とは、全然違う。


大人っぽさが加わり、顔付きも、寄り一層、シャープに成って居た。
本当に、綺麗に成っていた。


“蛹が蝶に変身した‼”って処か?  ←例えが、微妙かもな…⁉  by 総二郎


だが、頑固さは、健在の様だった。


「あの~、西門さん。
 腕、痛いんですが…⁉」
「今、離したら、俺の前から、また、居なく成るつもりだろ?
 さっきも、俺の前から、離れ様として居たよな?」
「………」


無言の優紀ちゃんだった。


だから、俺は、話しを続けた。


「俺は、もう、優紀ちゃんを見失う訳には行かねぇんだよ‼
 今度、優紀ちゃんを見失えば、俺は、後悔する。
 司と牧野の結婚式で、優紀ちゃんと会えるかと、思って居たのに…。
 俺に、“会いたくねぇ‼”って、牧野に言ったんだろ?
 ツレねぇよな、優紀ちゃん‼」


優紀ちゃんの顔が驚愕して来た。
否、驚愕じゃねぇな?
唯単に、吃驚してんだろうな?


優紀ちゃんは、何を言われてるのか、今一、分かってねぇんだろうな?


だから、優紀ちゃんに訊いてみた。


「優紀ちゃん、俺の言っている意味。
 ちゃんと、理解してる?」



<優紀side>


私は、西門さんから、何の事を言われているのか?
本当に、分かって居なかった。


私は、首を傾げながら、分からないとジェスチャーしてみた。


「???」



西門さんは、“やっぱり…‼”と、思ったのか?
苦笑いを浮かべていた。


「だろうと、思った?
 レストランに着いたら、説明するよ‼」



そして、レストランに着いて、レストランの個室に通された西門さんと私…。


席に就いた時、西門さんは、急に、私の腕を触り出して、私に話し掛けてくれた。


「俺、優紀ちゃんに惚れたから…。」
「………、えっ??」


私は、西門さんの言葉に面食らってしまった。


如何、解釈すれば良いのだろうか?


悩んで居ると…。
西門さんが、緊張した様な顔付きに成り、私に声を掛けて来た。


「優紀、返事は…⁉」


“自信家の西門さんも、こういう顔の表情するんだぁ~⁉(何とも言えない緊張している様なそんな顔付き)”と、思って居た私は、西門さんに見惚れていた様で、返事を返しあぐねて居ると…。
西門さんは、私の表情で、勝手に理解している様子だった。


で、私が、返事をする前に、西門さんから、話しが続けられた。


「俺、ショックだわ。
 優紀の其の顔の表情…。
 迷惑だったか…?
 優紀は、もう、俺に気持ちはねぇのか?」
「其れって、如何いう意味ですか?」
「俺は、優紀を俺自身が受け入れれば…。
 また、俺は、優紀を手に入れらるって、思ってたんだよ。
 でも、違ぇのか?」
「私に、如何言って欲しんですか?」
「俺の事が、“好き‼”って、言って欲しいな‼」
「ほんと、西門さんって、相変わらずですね。
 自信家…は、健在ですね。」
「優紀に対しては、その『自信家』も何の役にも立たねぇよ‼
 優紀の気持ちは、如何、何だ?」


私は、“仕方ないなぁ~‼”と、思い乍ら、答えていた。


「………、今でも、好きですよ‼」
「俺の事を…か?」
「そうですね。」


西門さんは、目をパチパチさせて、吃驚した表情をし始めた。


今日は、西門さんのレア日かも…‼


何か、面白い‼


“クスクス”笑っていた私に、嗜めてきた西門さんの顔は、照れて居た。


「何だよ?
 優紀…。
 勝ち誇った様な顔をして…?」
「だって、西門さんの顔付きが、初めて見る顔付きばかりで…。
 “今日は、西門さんのレア日かも…。”って、思ったら、可笑しくて…。」
「………」



<総二郎side>


俺は、そんな優紀に、更に、遣られたらしい。



優紀、此れからは、覚えとけよ‼



fin

×

非ログインユーザーとして返信する