俺を見てくれ‼…<つかつく> 1.
【プロローグ】
司は、高校3年の冬に、暴漢に襲われて、背中(脇腹)を刺された。
つくしに運び出された事に寄り、司の命は、一命を取り留めたが…。
その代わり、司は、大切で仕方ない(止まない)つくしだけの記憶を失くした。
司は、つくしの記憶が無いのだから、仕方ないのかも知れなかったが…。
つくしは、司が、つくしの記憶を失くした事で、辛い日々を送っていた。
それだけじゃなく、つくしが、傷付いたのは…。
司が、つくしの記憶を失くしても、つくしを見付出してくれると思って居たのだ。
だが、司は、つくしじゃない女性(海)を、(司)自身の傍に置いた事から、つくしは、司の傍を離れる事を決意した。
司に、サヨナラの言葉を告げて…。
「代わりの(利く)恋なら、要らない。
私を見付け出してくれないなら…。
もう、良い。
もう、要らない。
あばよ‼」
その後、勿論なのだが…。
その女姓(海)が、司の『恋人』では、無かったという事実が判明した。
そして、司は、司に嘘を付いてまで司に近付いて来たその女性(海)に対して、司から罵倒し、排除し、二度と、司の前に現れない様にした。
そして、司は、つくしの記憶を失くしたまま、楓に寄って、NYに連れて行かれた。
丁度、其の頃、司の父親の保が、過労に寄り、倒れたのだった。
司は、NYでの学業と、道明寺HDのビジネスを覚える為…。
楓は、司をNYに渡米させた。
一方、つくしは、あの日から、変わってしまった。
つくしは、笑わなくなった。
つくしは、人生を楽しむ事を捨て、謳歌する気も更々無かった。
つくしのパパとママ、そして、弟の進は、心配するも…。
その事には、一切、触れる事はしなく成った。
否、触れ様とはしなく成った。
この事に寄り、牧野家には、『つくし』という、灯が消えてしまった事を意味したのだった。
あれ程まで、熱望して止まなかったつくしママの千恵子でさえ、つくしを英徳学園に入学させた事を後悔し始めていた。
つくしママの千恵子は、自分(千恵子)自身が、能天気だったという事を思い知ったのだった。
また、F3&T3も、そんなつくしを心配するも…。
つくしは、F3&T2(優紀以外)とは、接点を持とうとしなく成った。
だが、つくしは、英徳高校を卒業し、英徳学園からの熱望に寄り、其れまで、英徳学園が設けて居なかった特待生制度に寄り、つくしは、英徳大学に特待生として進学する事に成った。
実は、其れまで、英徳学園が設けて居なかった特待生制度を、つくしに設ける事に成った訳は…。
其の陰には、在る人の陰がチラ付いて居た。
つくしが特待生として、英徳大学に進学した事で、F3&桜子には、つくしの近況は、手に取る様に分かって居た。
しかし、敢えて、F3&T2からは、つくしに接触しようとは、しなかった。
傍に居る事を熱望していたあの類でさえも…。
何故なら、其の事をつくしが望んで居ないから…だった。
其れまで、英徳学園が設けて居なかった特待生制度を、つくしに設ける事に成った訳は、F3&桜子も、知らなかったのだった。
そして、つくしは、高校3年~大学4年の5年間も、高校2年の時と相変わらず、バイトと学業に追われていた。
特に、大学の4年間は、特待生だったつくしなので、成績を落とす訳には行かず、必死に学業に明け暮れていた。
其れと平行して、法学部に在籍していたつくしは、現役での司法試験合格に向けて、他の事には、目も呉れず、唯、目標に向かって邁進するだけの日々を過ごして居た。
バイトは、相変わらず、高校生の間は、団子屋でのバイトだった為、優紀と一緒に続けて居た。
大学生に成ってからのつくしは、団子屋以外に、進学塾での講師のバイトも+で遣っていた。
そして、つくしは、大学4年生の時、念願だった現役での司法試験に合格した。
そして、英徳大学を、首席で卒業した。
そして、つくしは、英徳大学卒業後、或る弁護士事務所に就職した。
つくしは、弁護士事務所に入所後、1年間は司法修習生と成り、その後の1年間は弁護士見習いとして、先輩に就いて修行をしていた。
そして、3年目には、本格的に、弁護士と成った。
実は、その弁護士事務所に、つくしが就職したのは、教授の勧めが大きかった。
その教授を後ろから、操って居る人物の存在が有った事は言うまでも無かった。
勿論、つくしは、知らされて居なかった。
否、知らずに居たのだった。
<一部の文面に、神尾葉子先生の漫画、『花より男子』のセリフを引用させて頂いて折り
ます。
勝手に、拝借させて頂いて折ります事をお詫び申し上げます。
関係者各位 様、申し訳御座いません。>
<また、1.は、【プロローグ】の為、短めで申し訳御座いません。>