tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エロ門、降臨【エロ門、登場】…<総優>  7.




F3は、メープルのラウンジのVIPルームに集まっていた。


其処で、司が、口火を切った。


で、その後を間髪入れずに、類が答えていた。


「ここ最近、総二郎、音沙汰ねぇよな?」
「そう何だよね?
 総二郎にしては、静か何だよね?」


あきらが、困った様な顔付きに成って居た。


「ここ最近、バーにも現れて居ねぇんだよな…。
 で、今日の集まりにも、勿論、声を掛けたんだけどな?
 総二郎の携帯の声が、『電子音』…。
 何だよな。
 所謂、“電源が入って居ない為、掛かりません。”って、やつ‼」


F3は、首を傾げるしかなかった。


その時、司が思い出した。


「つくしが、『翔』を産んで、入院している時…。
 松岡が、見舞いに来てくれて居てな。
 その時、総二郎と松岡が、ブッキングしたんだよ。
 でな、総二郎の奴、松岡の前に、出て来れねぇで居んだよ。
 だからよ…。
 俺が無理矢理、松岡の前に総二郎を引っ張って部屋に居れて、総二郎と松岡を引き合わ
 せて遣ったんだよ。」
「で、如何成ったの?」
「その後は…?
 病室を出て行く松岡を、総二郎が追い掛ける様に病室を出てからは…?
 俺とつくしは、如何成ったかは、知らねぇんだけどよ。
 でも、総二郎と松岡が、その後、付き合い出したみてぇだから、上手く言ってんじゃ
 ねぇの?
 だから、その後…を。
 今日こそは、総二郎を問い詰めるつもりで居たんだよな。」
「「………」」


類とあきらは、苦笑いで在った。


しかし、司の話しは、まだ、続いた。


「俺等 F3が…知ってる事。
 総二郎は、知らねぇんじゃねえかと思ってよ。」


類は、首を傾げながら、司に訊いて居た。


「何を…?」
「総二郎が、松岡の事…。
 高校のガキの頃から好きなのは、俺等 F3の間では、周知の事だろ?
 其れなのに…総二郎の奴。
 家の事で、松岡を諦めて…。
 松岡が、総二郎の前から居なく成って…。
 総二郎が後悔している姿を見て来たよな…俺等。」


類とあきらは、顔を見合わせて、苦笑いを浮かべていた。


そんな中、司は、話しを続けて居た。


「其れなのに、松岡を忘れる為…。
 総二郎は、無理矢理、好きでもねぇ女の尻ばっか、追い掛けて…。
 憂さ晴らしして…。
 漸く、松岡と向き合える様に成ったんじゃねぇかと思って居たのによ。
 交際宣言後から、何の連絡もねぇってよ~。」


類は、当然の様に、司に訊いて来た。


「牧野は、何て言ってんの?」
「松岡と、“中々、連絡が付かない。”って言っててよ。
 つくしも、松岡の事が心配らしいんだけどよ。」


類は、直感で、総二郎と優紀の二人の間に何か起こって居ると、悟った様子だった。


「総二郎も松岡も、同時に、普通、連絡が取れないって事ある?
 二人の間に何か有ったとしか考えられないんじゃない?
 今から、総二郎のマンションに行ってみる?」


司とあきらは、お互いの顔を見合わせた。


「否、やべぇんじゃねぇのか?
 もし、二人で一緒に居たなら…。
 総二郎の事だし…よ。
 なぁ、あきら⁉」


あきらも、頷きながら、答えていた。


「まあ、そうだよな。」


だが、類の直感は、そうじゃないと言って居た。


「其れなら、其れで、良いんだけどさぁ~。
 何か、胸騒ぎがするんだよね?
 何も、無ければ良いけどさ。」


司とあきらは、類の胸騒ぎ、所謂、直感は、良く当たるので…。
総二郎の事が心配に成り、司とあきらは、総二郎のマンションに向かう事に同意した。



そして、あきらが、総二郎のSPに連絡して、マンション前に居る様に、話しを付けていた。


そして、総二郎のマンションに着き、マンションのオートロックのチャイムを鳴らすも、総二郎からの応答が一切なかった。


F3は、総二郎のSPに確認していた。


あきらが、口火を切った。


「総二郎は、マンションの中か?」
「はい。
 此処、一週間、一切、お出に成って居ません。」


類も、訊き出して居た。


「松岡は…?」
「はい。
 松岡様も、一週間前に、此方をお出に成ってからは、一切、お越しでは御座いませ
 ん。」


F3は、顔を見合わせていた。


類の直感が当たってしまったのだ。


無理もない。


あきらは、総二郎の部屋のキーを解除する様にSPに伝えた。
そして、SPは、管理会社に連絡後、総二郎の部屋のセキュリティの解除を申し出た後、総二郎の部屋のキーを解除した。


その後、F3は、総二郎の部屋に慌てて向かった。



で、総二郎の姿を見たF3は、驚愕していた。


あの、『自信家 総二郎』では、無かったのだ。


類の直感が、最悪な形で、当たってしまった。



司が、一緒に入って来た総二郎のSPに指示を出した。


「救急車を呼べ‼
 で、道明寺総合病院に行く様に伝えろ‼
 病院側には、俺から伝えるから。」


で、直ぐ様、総二郎のSPに寄って、救急車が呼ばれ、総二郎は、道明寺総合病院に運ばれた。


F3は、リムジンに乗り込んで、道明寺総合病院に駆け付けた。

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