tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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俺を見てくれ‼…<つかつく>  3.




また、司も、類から、連絡が来ていた。


“司、気をしっかり持って、俺の話しを聞いてよ。
 牧野が、何者かに報復された。
 報復理由は、今回の件だと思う。
 牧野が犠牲に成った。”


司は、居ても経っても居られず、類に縋る様に、確認していた。


「牧野の現状は、如何、何だ?」
“まだ、意識が回復して居ない。
 意識が、いつ、戻るのかも…。
 今は、まだ、如何成るか分からないんだそうだ。”
「………」


司は、答えられずに居た。


司は、心の中で、呟いて居た。


“俺は、また、つくしを傷付けた…。
 もう、俺は、つくしから許されねぇのだろうか…?
 俺は、つくしを俺の手元に、取り戻す事は出来るのだろうか?”


類から話しを聞いた司は、その場で、床に座り込んで、動けなく成って居た。



類・総二郎・あきらは、あの事件(クーデター)が遭った時、司の父親で在る保を通じてそれぞれの父親から、司の記憶が戻って居る事は、教えられていた。


だから、事件解決後、直ぐにでも、司は、日本に戻って来ると思って居た。


だが、プロジェクトが成功するまで帰らず、職務を全うし様としていた司を、或る意味、F3は、“司が大人に成った‼”と、思って居た。


そして、F3は、そんな司を応援もしていた。


だが、まさか、こんな事に成ろうとは…。
誰も、予想すらして居なかった。


そして、沈黙の後、司は、類に懇願した。


「類、頼む‼
 俺が、日本に帰国するまで、つくしを頼んで良いか?」
“そりゃあ、勿論だけど…。
 司、戻って来れないの?”
「一時的には、戻れるかも知れねぇ。
 其れじゃあ、ダメだろ。
 俺は、つくしの傍に居てぇんだ‼
 近い内に、プロジェクトを成功させて、ぜってぇ、帰国する‼
 だから、その間まで、つくしを頼んだ‼」
“了解‼
 牧野は、司を待って居ると思うから、早目に決着付けて…よ。”
「ああ。
 待って居てくれたら…。
 良いんだけど…よ。」
“司にしたら、弱気じゃん‼”
「………」


司は、何も、言えなかった。



今回の事の全てを知った楓は、更に、後悔していた。


“司の記憶が戻った時、司を日本に帰国させて居れば、良かったのか…?”と…。


だが、全ては、『後の祭り』に過ぎなかった。


否、『後悔、先に立たず』というべきか?


今まで、楓は、自分自身の判断で、後悔等した事が無かった。



だが、『コト』、息子の件に関しては、後悔の連続だった。


寧ろ、判断間違いを指摘されても仕方ない状態だった。


だが、今は、つくしの回復を祈るしか手立てがない事に、窮地していた楓だった。



其れから、西田に指示を出し、つくしを道明寺総合病院に転院させた楓で在った。


勿論、病室は、特別室を指示していた。


また、楓は、西田に告げ、つくしを手厚く扱う様、道明寺総合病院に報告させていた。


楓は、西田に、道明寺総合病院の理事長には、“つくしは『司の婚約者』だ。”と、報告させていた。



それで、罪滅ぼしが出来るとは思っても居ない楓では在ったのだが…。


つくしに少しでも良いから、楓自身の気持ちが…。
楓の後悔の気持ちが伝われば良いと思う楓で在ったのだ。



一方、其れからの司は、急ピッチで、プロジェクトを熟していた。


だからと言って、手を抜く事無く、卒なく熟していた。


プロジェクトを成功させた司は、その甲斐が有り、あの日から、程無くして、日本に帰国する事が出来た。


そして、司は、帰国と同時に、日本支社 支社長として、日本に、凱旋帰国する事に成った。



<3.も、短めで申し訳御座いません。>

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