tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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今のは、何…⁉【飲み過ぎた後は】…<総優>  続編②




<優紀side>


家元から、私が、お茶への関心がどれ程有るのか?
尋ねて下さった。


だが、私は、高校卒業後、お茶には、一切、触れて居なかった。


唯、西門さん…?
(今は、一緒に住む様に成って、『総二郎さん』と呼び名を訂正させられて居た私だっ
 た。)


唯、総二郎さんと一緒に住む様に成って、総二郎さんにお茶のお稽古を付けてもらうまで、本当に、お茶には触れずに居た。


まだまだ、初心者の私…。


家元には、素直に伝える事にした。


「高校生の頃は、茶道部に在籍して居ました。
 ですが、その後、高校を卒業してからは、一切、お茶には触れずに居ました。
 ですので、まだまだ、初心者です。」


総二郎さんが、言葉を繋げてくれた。


「今は、俺のマンションで、時間さえ合えば、俺が茶の稽古を付けて遣ってる。」


家元は、私の方を向いて、再度、確認して来られた。


「優紀さんと仰ったかな?」
「はい。」
「優紀さんは、お茶は、嫌いかな?」


私は、即座にお応えしていた。


「いいえ、お茶は、私にとっては、『鎮静剤』の様な存在、何です。
 お茶の香りを嗅いでいると、自然と、心が洗われると言いましょうか?
 気持ちが、落ち着くんです。
 ですから、本来は、高校を卒業しても、お稽古に通いたかったんですが…。
 お調べすると、色々、宗派も在る様ですし…?
 何方で、お世話に成れば良いのか分からず、迷って居る間に、今日を迎えてしまった
 と言うのが、本音、何です。」


家元夫人は、確信を突いて来られた。


「あら、総二郎に聞けば良かったんじゃない?
 ねぇ、総二郎?」


総二郎さんは、呆気に取られていた。


「思い出したのよ。
 優紀さんって、高校生の頃、一度、更さんとご一緒に、此方(西門邸)にお越しに成っ
 たわよね?」
「はい、そうです。
 あの節は、更先輩とご一緒だったとはいえ、私まで、お邪魔してしまい、申し訳ござい
 ませんでした。」
「優紀さんは、高校生の頃から、総二郎とは、顔見知りだったのよね?
 だったら、私(わたくし)は、宜しかったのよ。
 でも、あの頃の総二郎は、どうだったのかしら…ね?」


私は、その場が、居た堪れなく成り、俯く事しか出来なかった。



<総二郎side>


俺は、お袋に、無性に腹が立った。


あの日も、確か、親父の愚痴を聞かされてたんじゃなかったか?


其れよりも、俺にとって、都合の悪ぃ事は、思い出すんだよな、お袋は…⁉


だが、親父が、俺とお袋の間に割って入る様に、口を割って来た。


「家元夫人、総二郎に、茶々を入れるのは、それ位にして遣れ‼
 優紀さんが、困惑してるだろ?」
「あら、“総二郎のお茶の味は、本物に成った様ね‼”って、褒めるつもりで居たのよ。
 優紀さんのお陰かも…ね。
 でも、思い出してしまったのよ。
 あの日の総二郎の荒れ様を考えた時、優紀さんを、傷付けて居たのは、事実で
 しょ?
 “優紀さんが、良く、総二郎を許してくれたなぁ…?”と、思ってね。」
「「………」」


俺と優紀は、顔を見合わせながら、何も言えずに居た。


お袋は、何が言いてぇんだ?


「優紀さん、宜しいの?
 優紀さんを散々、傷付けたで有ろう総二郎で…?」


優紀は、即座に、お袋に返答していた。


「はい。
 もう、過去の事ですので…。
 此れからは、無い様にしてもらえたらと…思って居ます。」
「そう、其れなら良いわ。」


俺は、お袋が、意図して居る事が分からずに居た。


そんな時、お袋が、優紀に無茶を言って来た。


「優紀さん、家元と私(わたくし)に、お茶を点てて下さらない?」
「………」


優紀は、何も応えられねぇ様子だった。


だから、俺が代わりに返事して遣った。


「お袋、優紀は、まだ、茶を再開し始めて、日が浅い。
 もう少し、稽古してからでも、良いだろ?」
「あら、今の状態で良いのよ。
 出来ないなら、出来ない状態で…。
 此れは、試験じゃないわ。
 優紀さんのお茶に対する気持ちを知りたいだけ…。
 其れだけよ。」


そう言われた優紀は、お袋の言葉を拒む事が出来ず、茶を点てる事に成った。


しかし、優紀は、無礼を承知で、親父とお袋に言葉を紡いだ。


「粗相を致しましたならば、お詫び申し上げます。
 現在のお茶に対する私の精一杯の気持ちをご覧下されば、幸いです。
 宜しくお願い申し上げます。」


優紀は、深々と頭を下げた。


頭を下げている優紀は、気付いてねぇだろうけど…よ。


俺は、レアな親父とお袋を見てしまった。


他人(ひと)前で、笑わねぇと言われている親父とお袋が、微かでは有るが、笑ってる?


凄ぇモノを見てしまった。



そして、優紀は、亭主を務めた。



親父とお袋は、お互い顔を見合わせて、眼で語ってる。


おいおい、今日は、俺は、何回、レアな親父とお袋を見てんだ?


こんな、仲良かったか?



そして、その日は、ディナーを(西門)邸で済ました。


そして、俺と優紀は、その日は、(西門)邸の俺の部屋で、泊まった。



そして、次の日の朝、朝食後…。


俺は、親父の部屋に呼ばれた。


其処で、俺は、お袋から、飛んでもねぇ事を言われて居た。

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