Remember me…<つかつく> 1.
<此の二次小説『Remember me…<つかつく> 1.』は、一部の言葉に、不快に感
じられる言葉が入って居るやも知れません。
お詫びします。>
【プロローグ】
司とつくしは、司とつくしが高校生の頃にNYのケネディ空港で別れる際に、約束していた鍋を、一緒に食べる為…。
司は、極秘で日本に帰国して帰って居た。
其の際、滋のSPに拉致された司とつくしは、大河原グループが開発途中に在ったリゾート地(島)に連れて来られていた。
其の際、司とつくしは、クルーザーの中で…。
また、島に降り立った際、司とつくしは、それぞれ、自身の気持ちを理解していた。
此の妙な旅行(?)が、如何いう意味を成すのか?
だが、島から戻って来た港で暴漢に寄って脇腹を刺された司は、つくしのお陰で一命を取り留めるも…。
司は、つくしだけの記憶を失って居た。
そして、退院後、つくしの記憶を失くしたまま、楓に寄って、NYに渡米した。
そして、其の後のつくしは…。
英徳高校を卒業後、家庭の事情に寄り、就職を希望して居たが…。
英徳学園側の引き留めに寄り、英徳学園 初の特待生制度を利用して、英徳大学に進学する事が決まっていたつくしだった。
其の後、大学に進学したつくしは…。
所謂、司がつくしの記憶を失ったままNYに渡米してからのつくしは、空元気と言うのか?
顔に張り付いた様な、乾いた笑顔しか見せなく成り、F3&T3は、かなり、つくしの事を心配していた。
類が、つくしの傍で見て居ても、痛々しい程だったのだ。
だが、同情して欲しくないつくしは、敢えて、其の事には、振れない様にF3&T3には、伝えていた。
そんなつくしは、学業とバイトに励む毎日だった。
しかも、英徳学園、始まって以来の第1号の特待生制度の利用なだけに…。
成績を落とす訳には、いかなかった。
其れ処か…?
英徳学園側からは、期待されている学生だったのだ。
“遣るだけの事は遣ろう‼”と、自分自身を鼓舞するつくしだった。
だからだったのだろうか?
つくしが、もう直ぐ、大学2年に進級するという春休みのバイト中…。
つくしは、ビル清掃のバイト中に脚立の上に上がって窓を拭き終わり、下りようとして居た時、足を踏み外して、脚立の上から、真っ逆さまに、落ちてしまった。
偶々、前日に類と話しをしていた為、つくしの携帯に、類の着信履歴が残っていた。
なので、類の携帯に、病院関係者と、警察のそれぞれから、連絡が入って来た。
慌てた類は、取り敢えず、病院に駆け付けたが…。
検査中という事で、駆け付けて直ぐは、つくしに会う事は出来なかった。
其の間に、類は、F2&T3に知らせる為…。
先ずは、『F3&T4LINE』にLINE報告していた。
『牧野が、バイト中、怪我したらしく、○○病院に救急車で運ばれた。
俺に、連絡が入って、今、病院に駆け付けたけど…。
検査中だった。
取り敢えず、牧野の様子を観たら、連絡する。』
『了解‼』(F2&滋)
『了解しました。』(優紀&桜子)
だが、検査を終了して、病室に戻って来たつくしの異変に一早く気付いた類だった。
類の顔を見る成り、怪訝な顔をするつくしだった。
「あの~、何方様でしょうか?」
類は、驚愕処では無かった。
類が、医師に確認した処、“一過性の記憶喪失の可能性が有る。”との事だった。
医師の診断に寄ると、“一部分だけの記憶が欠如している様だ‼”との事だった。
其の一部分と言うのが、英徳学園での事、全ての記憶が欠如してしまっていた。
つくし自身も、牧野家の家庭環境上、まさか、英徳学園に通って居るとは、思えず…。
信じられずに居た。
唯一、F3&T3の中で、つくしの記憶に在るのは、英徳学園と関係の無い優紀のみだった。
つくしにとって、優紀は、中学生の頃からの幼馴染で親友だったのだ。
当然と言えば、当然だった。
滋は、英徳学園とは、関係ないにしても、司との絡みで、つくしは、滋と知り合って居るので、当然、滋の記憶が、つくしには無いという訳だった。
ショックを起こしたのは、滋と桜子だった。
F3&T2が、お見舞いに行っても、一切、受け入れる事が出来ず、怪訝な顔をするつくし…。
それは、病院を退院してからも続いた。
また、つくしが退院する時に、治療費・室料費の工面の件に関して、つくしは、相当、気にしていた。
つくしは、其の事を両親に確認もしていた。
だが、両親の返答も、病院側から聞かされていた返答も、つくしにとっては、疑わしいモノだった。
「バイト中の事故だったので、労災が下りる様だ。」と…。
だが、つくしは、其の言葉を信じるしか無かったのだ。
だが、実際は、F3が支払いを済ませていた。
つくしの両親も、病院側も、F3から、口留めされて居たのだ。
F3にとっても、つくしは、大切な仲間…。
幾ら、つくしに記憶が無いにしても、放って置けなかったのだ。
また、つくしは、英徳大学に戻る事を拒んでいた。
しかし、英徳学園側の説得に寄り、つくしは、英徳大学に残り、無事、卒業した。
其の間も、つくしは、F3&T2との接触は、して居なかった。
唯、優紀だけは、幼馴染で親友として、接触していたつくしだった。
つくしの現状報告は、常に、優紀から、F3&T2に報告されていたのだった。
いつかまた、仲間として、一緒に、過ごせる日を夢見て…。
そう思うしかなかったF3&T2だった。
<此の二次小説『Remember me…<つかつく> 1.』は、【プロローグ】の為…。
短めに成っております事をお詫び申し上げます。>