tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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まだ、知らない世界…<つかつく>  4.




【桜子の回想…。】


雑誌社のインタビューは…?


私達3人に、それぞれ、行われた。


そして、雑誌に掲載された。



~~【内容は…?】


記載内容は、文面だけじゃなく、3人の写真も、一緒に掲載されていた。


1ページ分の半分もの写真で在る。


3人、それぞれの身体半分の写真(所謂、座っている所の写真)と、全体写真(立って写っている写真)の2枚ずつ。


其の下に、インタビュー記事が掲載されていた。



ーー先ずは、牧野社長から、伺います。
  何故、企業を興そうと思われたのですか?--


「私に、“企業を興すべきだ‼”と、仰って下さる知り合いの社長様がいらっしゃいまし
 て、其の社長様のお話しに背中を押して下さる方がお出で頂いたので…。」


ーーでは、其の牧野社長の背中を押して下さった方…。と、仰いますと…?ーー


「弊社 専務 三条のお祖母様です。」


ーーそうでしたか?
  では、企業を興されて、良かった点と、困った点は…?ーー


「良かったと言えば、色々な方とお知り合いに成れて、色々な世界を観れた事でしょう
 か?
 私の此れまでの人生に於いて、『まだ、知らない世界』を観れたという事が全
 てだと思います。」


ーーと、言いますと…?ーー


「ご想像にお任せします(笑)。」


ーー困った点は…?ーー


「自分自身が、まだ、無知な所が、一杯有るという事でしょうか?
 沢山の方々から、色々、教わり、此処まで、来れました。
 其れは、支えて下さる方々が、いらっしゃって下さるからです。
 でも、私一人なら、成立しない事が、とても多いです。
 だから、楽しいという事も有るのだとは、思います。
 それまでの私は、何事に於いても、冒険する事を恐れて居ました。」


ーー現在は、如何でしょうか?ーー


「此処に居る親友の2人もそうですが…。
 私には、支えて下さる方々のお陰で、何とか、冒険しながら、遣って来れたんだと思い
 ます。」


ーー有難うございました。
  続いて、松岡部長に伺います。
  お茶を嗜んでいらっしゃいますよね?
  今回の海外のお客様の接待も、松岡部長が、熟されたと伺いました。
  海外の方に置ける日本文化の印象は如何でしたでしょうか?ーー


「そうですね。
 とても、ご理解下さいました。
 実は、此の度の海外のお客様は、弊社の社長 牧野のお客様だったんです。
 ですので、お茶というモノに、興味と言う方が先に立っていらっしゃったのかも知れま
 せん。
 最初から、私にも、好意的に接して下さって居ましたので…。
 そういう意味で言いますと、最初から、かなり、日本贔屓だったのだと思います。
 唯、日本人に対して、“牧野(さん)の様な人間ばかりじゃないのが、残念だ‼”とも、
 仰っていました。
 ですので、“牧野(さん)に会いたく成った‼”とも、仰って下さいました。
 私は、経営には、疎い人間ですので…。
 私には、其れが、如何いう意味で仰ったのかは、一切、分かりませんでした。
 何れにしても、如何いう意図を以って、お話し下さったのかは、私には、理解する事が
 出来ませんでしたが…。」


ーー有難うございました。
  続いては、三条専務にお伺い致します。
  三条専務は、秘書でいらっしゃいますが…?
  旧 華族 三条家のお嬢様でも、いらっしゃいますね?
  何故、陰の存在でいらっしゃるのでしょうか?ーー


「私は、弊社 社長の牧野と、部長の松岡を学生の頃から、尊敬して居ました。
 牧野は、動(どう)の人間です。
 松岡は、静(せい)の人間です。
 で、私は、動(どう)だとは、思って居ましたが…。
  “周りを良く観て居て、物事の判断力に長ける桜子を必要として居る‼”
 と、牧野から言ってもらえて、牧野に就いて行こうと思ったんです。
 決して、秘書の仕事は、陰の仕事とは、思って居ません。
 寧ろ、我が社では、社長と『二個一』かも知れません。
 三者三様…。
 それぞれの役割を熟していると思ってもらえると、嬉しいです。
 『三人寄れば文殊の知恵』とも、云いますし…。」


ーー成程、良く分かりました。
  本日は、有難うございました。ーー  ~~




【桜子の回想…。】


此の記事を、しっかり、観て居る者が居たのだ。


此の記事は、NYでも、発売される事に成っていた。



即ち、此処(今回の雑誌が発売された事)から、かなり、色々な事が動き出す事は、言うまでも無かったのだ。


そして、色々な人物まで、動き出す事に成ろうとは、此の時の私でさえ、分からなかったのだ。


否、私でさえも、気が付かなかったのだ。




<此の二次小説『まだ、知らない世界…<つかつく>  4.』は、かなり、短めに成っ
 ております事をお詫び申し上げます。>

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