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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  32.



【『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  30.』のエピローグ
 <F4の会話  ②>】


其の後、F3&T3で集まった際に…。
桜子が、漸く、つくしと会う事が出来、つくしに詫びを入れて、つくしから許しを得られた事をT3から聞いたF3は、再び、つくしの見舞いとして、つくしの病室で在る VIP専用病室に現れたのだ。


今回、F3が、つくしの病室で在る VIP専用病室に現れた理由は、実は、桜子の事を、司に説得する事が目的だったのだ。


何故なら…。
滋から、頼まれたから…だったのだ。


「司の事だから…さ。
 此のまま、司とつくしが、婚約者のままって訳無いじゃん!
 其れに、道明寺のおば様も、つくしの事を認めてるみたいだし…。
 って事は…よ。
 此のままだと、後、数年後には、司とつくしの結婚式って、成るじゃん!
 でも、此のまま、司が、もし、“三条(桜子)を、許さない。”って、事に成ったら…。
 桜子は、“司とつくしの結婚式に出られない。”って、事に成るのよ。
 もしも、そんな事に成ったら…。
 きっと、桜子は、後悔すると思うのよね。
 っていうか?
 そんな事、有り得なく無い?
 だから…さ。
 つくしと桜子の為にも、司を説得して来てよ!」と…。


だからだったのだろう。
F3は、それぞれ、考えて居たのだ。


“そりゃあ、そうだな(ね)。”と…。


なので、F3の代表かの様に、あきらが、滋に返答したのだった。


「其れも、そうだな。
 分かった。
 何とか、遣って視るわ。
 でも、期待しねぇでくれよ!
 司も、牧野に負けず劣らず、頑固な所が有るから…よ。」と…。


だが、滋は、ゴリ押しするのだった。


「いざ、“司とつくしが、結婚する。”って、事に成ってから、慌てても、遅いのよ。
 今の内に、桜子への司の怒りを鎮める必要が有るでしょ!
 悠長な事を言って居る時間は、無いのよ。
 良いかしら、其処のF3の諸君?
 宜しく、お願いね。」と…。


だからだったのだ。
此の時のF3が、ゴリ押しして来る滋に、もし、言える言葉が有るとする成らば、こういうしか無かったのだ。


「「「了解‼」」」


だからだったのだ。
此の時の滋は、自身の腰に手を置いて、「宜しい‼」と、言って居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のF3は、それぞれ、思って居たのだった。


“俺は、知らないから…ね。”


“めんどくせー!
 いい加減にしろよ、滋‼
 こっちの身にも、成って視ろよ‼”


“何時も何時も、滋は、俺等に押し付けやがって‼
 司を怒らせれば、面倒臭ぇ事に成るんだっつーの‼
 いい加減にしろよ、滋‼”と…。


で、結局、此の仕事は、『あきら』の仕事と、言う事に成ったのだった。



そして、F3&T3が、集まった日から、数日後の事だったのだ。
F3は、つくしの病室で在る VIP専用病室に、姿を魅せたのだ。


其処で、F3は、暫くの間、司とつくしと喋った後…。
つくしが、「疲れた。」と、言った事で、此の時のつくしは、眠る事にしたのだ。


だからだったのだ。
眠ったつくしを確認したF3は、また、司を、隣のVIP専用控室に、連れて行くのだった。



そして、此の時のF3は、滋からの懇願の話しを切り出したのだ。
勿論のあきらから…と言う事は言うまでも無かったのだが…。


「なぁ~、司…。
 司は、今でも、桜子の事は、許せねぇか?」と…。


だからだったのだ。
“そんな話しなら、俺は、話ししたくねぇ‼”と、云わんばかりに、此の時の司は、F3に吠え始めるのだった。


「あのなぁ~あきら…‼
 前にも、俺は、言ったと思うんだが…。
 あの女の事は、許せねぇんだよ‼
 其れは、何度、訊かれても、俺の中では、変わんねぇ‼
 だから…な。
 其の話しは、其れ以上、俺に、振って来るな‼」と…。



だが、此の時のF3にとっても、引くに引けない事情が在るのだ。
もし、此のまま、引けば…。
きっと、F3は、滋から、言われるだろう。


「役立たず…。
 司の一人位、説得する事が、あんた達には、出来ないの⁉」と…。


プライドを傷付けられるが如く…。



だからだったのだ。
総二郎が、司に、話しを切り出したのだ。


「なぁ~、司…。
 牧野は、“桜子と会う。”って、言ってんだろ?
 だったら…よ。
 結局、此れからは、牧野と桜子が会って居る所に、司も、会う事に何じゃねぇの?
 そんな所に、司が、桜子と遭遇して、文句を言えば…。
 牧野の事だ。
 きっと、牧野は、怒り出すだろ。
 そん時の司は、如何すんだよ?」と…。


だからだったのだろう。
“苦渋の選択だった。”と、云わんが如く、此の時の司は、顔を歪ませ乍ら、F3に、話しするのだった。


「ああぁ~。
 つくしが、三条と会う事を、許すつもりで、許した訳じゃねぇよ‼
 つくしから、“桜子(三条)と会えない(ねぇ)のなら、司(俺)の事も許して上げない
 (ねぇ)‼”…みてぇな事を言われて、仕方無く、(つくしが、三条と会う事を)許して遣
 っただけだ。」と…。


勿論、此の件に関しては、F3も、既に、T3から、話しを聞いて居たのだ。
なので、目新しい話しでも無く、此の時のF3は、司の話しに合わせるかの様に、頷いて居たのだ。


其処に、司が、総二郎に訊いて来たのだ。


「何で、其の話しを、総二郎が知ってんだ?」と…。


だからだったのだ。
“司には、隠す事が出来ねぇ。”と、判断した此の時のあきらは、代表かの様に、司に、話しし始めるのだった。


「此の前なぁ~。
 T3が、牧野に会いに行ったらしいわ。
 だから…な。
 俺等は、其の事を、T3から、聞いてたって…訳だ。」と…。


其処で、司は、考えて居たのだ。


“つくしは、もう既に、三条と会ってたのか?
 何時の間に…だ⁉”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、思い出して居たのだ。


“もしかしたら…よ。
 あん時か?
 俺が、西田から呼び出されて、2回位ぇ、会社(道明寺HD 日本支社)で、仕事してた時
 か?”と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、更に、思って居たのだ。


“成程…な。”と…。



そして、此の時の司は、F3に、言って除けるのだった。


「良いか、お前等…?
 俺は、どんな事が有っても、あの女を許さねぇ‼
 勿論、自分自身にも…だ。
 俺は、覚悟を持ってNYに渡米して来たつくしの体調の変化を、見過ごした。
 其れだけじゃねぇ‼
 其の事に気が付かねぇだけじゃ無く、俺は、あいつに無理をさせた。
 其の事自体、俺は、俺自身を許せねぇんだよ‼
 だから…よ。
 其れと同じ位ぇに、あの女の事を、許せねぇ‼
 どんなに、あの女が、俺に謝って来様とも…。
 つくしが、あの女の事を、既に、許して居様とも…。
 そんな事は、関係ねぇんだ‼
 此れは、俺の問題だ‼
 だから…よ。
 此の話しは、俺の前では、もう二度としねぇでくれ‼」と…。


だからだったのだ。
此の時のF3は、司に、了承するしか無かったのだ。


「「「分かった。」」」と…。



そして、其の後のF3は、T3に、此の話しを、話しして聞かせて居たのだ。


勿論、此の時の桜子自身、期待して居た訳では無かったのだが…。
此の時の桜子自身、未だ、司の凝り固まった考えを解す事が、つくしでも出来無い事を悟って居たのだった。


だからこそ…。
此の時の桜子は、司の仲間としても、司から認めて貰えて居ない事に、更に、後悔して居たのだった。

打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  31.



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  31.』は、一部の
 言葉に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  30.』のエピローグ
 <F4の会話  ①>】


椿が、日本に帰国して帰って来る前に、F3は、司からの報告を受けて、つくしの絶対安静 及び 面会謝絶が解けた事を聞いて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時の類は、F2に、「早く、牧野の見舞いに行こうよ!」と、言って、今直ぐにでも、類が、つくしの見舞いに行こうとするので、慌てたあきらが、そんな類を制したのだ。


「類…。
 取り敢えず、牧野の様子を、司に訊いてからにし様ぜ‼
 牧野の体調も在るだろ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、“仕方無いなぁ~。”と、あきらに従う事にしたのだった。



なので、あきらは、司に、つくしの体調を訊いて、F3で、つくしの見舞いに行く事を、司に告げて居たのだ。


勿論、此の時の司は、類も、F2と一緒に、つくしの見舞いに来る事自体、実は、嫌だったのだが、類も、つくしの仲間なのだ。
此の時の司は、仕方無く、あきらに、了承したのだった。
否…。
此の時の司は、渋々、了承した事は言うまでも無かったのだ。


そして、椿が、つくしの見舞いに現れる前に、F3は、つくしの病室で在る VIP専用病室に現れて居たという訳…だったのだ。



そして、此の時のつくしは、先ずは、F3に心配掛けた事を、お詫びするのだった。


「皆、心配掛けて、ご免ね。」と…。


其処で、此の時の総二郎は、茶化すかの様に、つくしに言って除けて居たのだが…。
あきらは、心配顔に成って、つくしに言って除けるのだった。


「お兄さんは、心配で心配で、何時も、泣いてたんだぞ‼」


「そうだよな。
 総二郎じゃねぇが、本当に、心配したんだぞ‼
 進に置手紙だけを残して、“行方不明に成った。”って、進から聞いて知った時は、俺の寿
 命が、また、縮むかと思ったんだぞ‼
 其れ位ぇ、心配したんだから…な。
 牧野は、俺等の寿命を縮める為に、毎度毎度、俺等を心配させてんのか?」と…。


だからだったのだ。
つくしは、恐縮したかの様に、頭を俯かせたまま、話しし始めるのだった。


「そんなつもりは無かったんだけど…。
 結果的に、そう成ったって、言うのか?
 兎に角、心配掛けた事は、お詫びします。」と…。


其処で、類は、つくしに、嫌味な様に、言って除けるのだった。


「まぁ~、牧野は、毎度毎度、逃げ足が速いって言うのか?
 『かくれんぼ』が上手だよね。
 もう、『かくれんぼ』は、止めた方が良いと思うけど…。」と…。


其処で、司も、類に賛同するかの様に、言って除けるのだった。


「全くだ‼
 SPを撒いて迄、普通、隠れるか?
 姉貴じゃ在るまいし…。」と…。


其処で、司からのそんな話しを聞いて、同時に、F3は、驚愕するのだった。


「えっ??
 そうだったんだぁ~。
 通りで、見付かる訳無いよね。」


「はぁ~??
 牧野、少しは、大人に成れよ!」


「はぁ~??
 牧野、お前らしいわ。」と…。


だからだったのだ。
唯々、恐縮したつくしは、俯いたまま、謝るのだった。


「すみません。」と…。



そして、其の後のF4&つくしは、暫くの間、此れ迄の話しを話しして居たのだ。
所謂、つくしが、病に掛かって居る事を知った時の話し や つくしが、『かくれんぼ』して居る間の話し等の事を…。
其の中には、つくしの主治医 や つくしを助けてくれたペンションのオーナー夫人の事に関しても、含まれて居たのだが…。



実は、つくしは、まだまだ、身体に力が入って居ない状況にも関わらず、身体を立てた状態で座って話しして居たので、そろそろ、自分自身の身体を休めたくて、F3に話しするのだった。


「ご免ね。
 そろそろ、疲れて来たから…。
 横に成るね。」と…。


其処で、司は、つくしの身体を支え乍ら、つくしに、伝えるのだった。


「疲れたんなら…。
 横に成って、少し、休めば良い。」と…。


だからだったのだろう。
実は、此の時のつくしは、既に、其のつもりだったので、そう言って来た司に頷き乍ら、目を閉じるのだった。



其処で、あきらが、司に目配せをして、類と総二郎と共に、司を、隣のVIP専用控室に、連れて行くのだった。


だからだったのだろう。
此の時の司は、つくしの様子を気にし乍らも、あきらが開けて待って居たドアから出たのだった。



其処で、あきらは、司に、訊き始めるのだった。


「牧野は、どんな様子だ?
 俺が見た処、そんなに悪そうには見えねぇが…。」と…。


其処で、此の時の司は、そう言って、自身に訊いて来たあきらに、話しし始めるのだった。


「そうだな。
 今は、大分、顔色も良く成って、元気そうにも見えるが…。
 実は、俺が、つくしを見付けた時は、かなり、ヤバい状態だった。
 血色も無く、高等部当時から痩せてた身体が、寄り一層、痩せた身体に成って、喋る事
 も、辛そうだった。
 そんなあいつの身体を抱き上げた時に、俺は、衝撃を受けた。
 元々、軽い身体だったつくしの身体が、更に、半分位ぇに感じる程に、軽く成ってた。
 其れ位ぇ、ヤバい状態に成ってたという事だ。
 だからこそ…俺は、あいつを離す事が出来無かった。
 “あいつが、此のまま、俺の前から居なく成るんじゃねぇか?”と、思えば思う程…。
 “あいつを、此のまま、失うんじゃねぇか?”と、思えば思う程…。
 俺は、あいつを俺から離す事が出来無かった。
 俺は、あいつを、失う事が怖くて怖くて、堪らなかった。」と…。


此の時の司は、其の時の事を思い出したかの様に、『男泣き』して居たのだ。



実は、類が、口を開いたのは、其の時だったのだ。


「だからだったのかも…ね。
 司が、そんな風に成る事を、牧野は分かって居たからこそ…。
 あの時に、牧野は、『かくれんぼ』したのかも…ね。」と…。


其処で、あきらも、類の言葉に賛同するかの様に、言って除けるのだった。


「そうかも知れねぇな。
 牧野は、自身の病の事を知って、死期を感じ取った。
 だからこそ…牧野が居なく成った其の後の司が、如何成るのか?
 牧野は、分かって居たからこそ、『かくれんぼ』しちまったのかも…な。」と…。



其処で、総二郎は、あきらからの言葉を受けて、司に、訊き始めるのだった。


「と言う事は、牧野は、NYに渡米して居た頃は、かなり、きつかったという訳だろ?
 其れでも、司は、牧野の身体の変化に、気が付かなかったのか?
 牧野が、NYに渡米して居た頃のお前は、毎晩、牧野を抱いてたんだろ?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、項垂れる様に、F3に話しし始めるのだった。


「ああ、つくしが、NYに渡米して来た後の俺は、毎晩、つくしを、抱いた。
 けど…な。
 俺には、あいつの身体の変化に、気付く事が出来無かった。
 寧ろ、俺は、漸く、あいつを抱ける嬉しさに…。
 漸く、あいつが、覚悟してくれた嬉しさに、舞い上がってた。
 彼氏、失格だよな。」と…。


だからだったのだ。
此の時の類は、更に、司に、嫌味の様に、言って除けるのだった。


云わば…。
司の言葉に、賛同するかの様に…。


「ほんとだよ。
 今の司は、牧野の彼氏、失格だね。」と…。



其処で、総二郎は、真剣な顔付きに成って、司に言って除けるのだった。


「“少しは、司の男っ振りが上がったのか?”と、思ってたのに…よ。
 全くじゃねぇか?
 普通、気付くだろ?
 気付かねぇ方が、可笑しかねぇか?
 牧野は、司の女だろ?」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、総二郎の言葉に、賛同するかの様に、話しし始めるのだった。


「まぁ~、そう言う事だな。
 司、此れからの事も有るから…な。
 俺が、司に教えて置いて遣るよ。
 女の身体と言うのは…な。
 男の身体と違って、弱々しい。
 例え、牧野の様に、気が強ぇ女でも…な。
 だからこそ、優しく扱って遣らねぇといけねぇ‼
 だから…な。
 普段の牧野の身体の状態を、常に、観察して遣れ‼
 優しく労わる様に…な。
 其れ位ぇが、丁度、良いんだよ。」と…。


実は、此の時の司は、此のあきらからのそんな言葉を、頭の中のメモ帳に書いて残すかの如く、必死に、聞いて居たのだ。


だからだったのだろう。
此の時のF3は、思って居たのだ。


“(クスっ!)
 司らしいね。”


“まぁ~、司は、此れからだろうな。
 『女』というモノが、如何言うモノなのか?
 此れから、知って行くんだろうな。”


“仕方ねぇな。
 今迄、司は、女を毛嫌いして来たんだから…な。
 漸く、司は、『男』としてのスタートラインに立ったばかりだから…な。”と…。



そして、其の後の司は、其処で、漸く、F3から、開放されたのだ。


実は、此の時の司は、つくしの様子が心配で、此の場(VIP専用控室)に居る事自体、既に、限界だったのだ。
なので、F3から開放された此の時の司は、一目散に、駆け出したのだ。


そんな親友で在る 司の様子に、実の事を言うと、此の時のF3は、呆れて居たのだった。

打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  30.



椿が、LAに戻った後、暫くしてから、滋と優紀が、つくしの見舞いの為に、つくしの病室で在る VIP専用病室に訪れて居たのだ。


実は、滋と優紀は、つくしの術後の絶対安静 と 面会謝絶が解けた件に関して、F3&T2で集まった際に、あきらから聞いて居たのだ。
其のあきらは、F2と共に、司から報告を受けて居たのだが…。


なので、滋と優紀は、F3&T2で集まった際に、あきらに頼んで居たのだ。
特に、あきらに、声を掛けたのは、滋だったのだが…。


「つくしに会える様に、司を、つくしの病室から、排除してくれない?」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋と優紀は、あきらのセッティングに寄り、満を持して、つくしの見舞いの為に、つくしの病室で在る VIP専用病室に訪れて居たという訳…だったのだ。



実は、其の日の司は、西田から呼び出しを受け、道明寺HD 日本支社の司の執務室にて、仕事をして居たのだ。


実の事を言うと…。
西田は、あきらから相談を受けて居たのだ。


「司が、例の英徳(高校)時代の牧野の事件に関して、桜子を憎み始めてる。
 司が、牧野には、桜子を会わそうとしねぇ程に…な。
 だからという訳じゃねぇが…。
 牧野に、桜子を会わせるには、西田の力が必要…何だ。
 西田に、其の件を、頼んで良いか?」と…。


だからだったのだ。
此の時の西田は、つくし自身の気持ちを聞いた事で、あきらからの打診の件を受けたのだ。



其処で、先ずは、滋と優紀が、つくしの見舞いの為に、取り敢えず、つくしの病室で在る VIP専用病室に訪れたのだ。
桜子の思いを、つくしに伝える為に…。


実は、桜子自身、つくしと会う事を拒んで居たのだ。


何故なら…。
此の時の桜子自身、つくしに会う事が不安だったのだ。
自身が、高等部当時にしてしまった行為に関して、つくしが許してくれるのかを…。
否…。
つくしの気持ちを訊く事が、実は、此の時の桜子にとって、怖かったのだ。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、自身の思いを、「先輩に、話しして来て欲しい。」と、滋と優紀に、頼んだという訳…だったのだ。


なので、滋と優紀は、つくしに、桜子の思いを、伝える事にしたのだった。



実は、此の時の滋と優紀は、つくしに、桜子の思いを伝えれば…。
“きっと、つくしは、驚愕するよね。”と、それぞれ、思って居たのだ。


だが、此の時のつくしは、驚愕する処か?
寧ろ、既に、知って居るかの様な素振りを、滋と優紀に、魅せ始めたのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋と優紀は、反対に、そんなつくしに、驚愕するのだった。


何故なら…。
「桜子は…?」と、つくしが、滋と優紀に訊いた時に、つくしは、小声で呟いて居たのだ。


「やっぱり、桜子は、此処(つくしの病室で在る VIP専用病室)に、来難いよね。」と…。



だからだったのだ。
何気に、滋は、そんなつくしに、訊き始めるのだった。


「何か…さぁ~。
 つくし、此の話し、知ってるっぽいよね⁉」と…。


なので、つくしも、何気に、滋に返答するのだった。


「うん、知ってるよ。
 司から聞いたから…ね。」と…。


其処で、つくしが言った『司』という呼び名に、此の時の滋と優紀は、お互いの顔を見合わせ乍ら、それぞれ、驚愕顔に成って居たのだ。


だからだったのだろう。
滋は、更に、つくしに訊き始めるのだった。


「ちょっと、つくし…?
 何時の間に、司の事を、『道明寺』呼びから、『司』呼びに成ったのよ。
 確か、NYに渡米する前のつくしは、まだ、『道明寺』呼びだったわよね?
 NYで、一体、何が有ったのよ!」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“しまった‼”と、言う様な顔付きに成り、自身の口を、両手で、隠して居たのだ。


実は、此の頃のつくしにも気が付かない内に、『司』呼びが、定番化して居たのだ。


だからだったのだ。
滋と優紀の前でも、自然と、『司』呼びして居たという訳…だったのだ。



だが、もう、遅いと言えば、遅いのだ。
此の時の滋と優紀は、桜子の事寄りも、情報番組のリポーターの如く…つくしを追求し始めて居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、司と自身とのNYでの出来事を、滋と優紀に話しする羽目に成ってしまったのだ。


勿論、此の場に桜子が居れば、もっと、つくしは、追求されて居るのだろうが、其処は、やはりの滋と優紀だったのだ。
つくしへの追求の仕方は、甘いと言わずには居られない程…だったのだ。



そして、此の時のつくしは、椿にも話しした様に、滋と優紀にも、行方不明に成って居た時の事を、話しするのだった。
勿論、つくしが、行方不明に成って居た当時の話しを、椿にも、話しして居た時に、『司』呼びして居る事は、椿にも、バレてしまったのだが…。


云わば…。
此の時のつくしは、詰めが甘いと言わざるを得ない状況だったのだ。



そして、漸く、此の時のつくしと滋と優紀は、『桜子』に関して、話しするのだった。
だが、此の時のつくしは、滋と優紀に、言って除けるのだった。


「桜子が、遣った事は、本来なら、許される話しじゃ無いのは、確かだと思うよ。
 でも、今の桜子は、改心したでしょ!
 だからこそ…。
 今の桜子が居るんじゃん!
 其れに、今の桜子は、もう、『黒歴史』時代には、戻らない筈でしょ!
 だから…さ。
 何時かは、司の心も、雪解けすると思うよ。
 其れが、仲間じゃん!
 という訳で、私は、桜子と会っても良い事に成ったから…さ。」と…。


其処で、優紀が、つくしに、訊き始めるのだった。


「つくしは、道明寺さんを、口説き落としたの?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、笑い乍ら、滋と優紀に、言って除けるのだった。


「口説き落としたという言葉が正解か如何かは、分からないけど…(笑)。
 “私が、桜子と会う事を、許してくれないなら…。
  司の遣った事も、許さない‼”って、司に、言って遣ったの。
 だから…ね。
 私が、桜子と会う事を、司は、許してくれたの。
 司自身は、桜子と会う気は無いみたいだったけど…ね。」と…。


其処で、此の時の滋と優紀は、それぞれ、思って居たのだ。


“良かった!”と…。



そして、其の後の滋と優紀は、三条邸に向かい、桜子に、つくしと話しした全ての事を、話しして聞かせて居たのだ。
勿論、司とつくしのNYでの出来事に関しても…だった事は言うまでも無いのだが…。


だからだったのだ。
自分自身の件に関して、滋と優紀からの話しを聞いた此の時の桜子の目からは、涙で溢れて居たのだ。


きっと、此の場に、つくしが居れば、言って居た事だろう。


「鬼の目にも涙…。」と…。



そして、其の後、F3&T2で集まった際に、滋と優紀は、また、あきらに頼んで、今度は、桜子自身が、つくしの病室で在る VIP専用病室に訪れられる様に、お願いするのだった。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、また、西田に連絡を取り、桜子の件を頼むのだった。


そして、其の日の司は、会議と称して、また、道明寺HD 日本支社にて、仕事する羽目に成って居たのだ。



だからだったのだ。
漸く、此の日の桜子は、つくしと会う事が出来て居たという訳…だったのだ。


そして、此の日の桜子は、泣き乍ら、つくしに、許しを請うて居たのだった。


「先輩…。
 英徳高校での事…。
 申し訳在りませんでした。」と…。


だからだったのだ。
つくしは、『天使の微笑み』を、自身の顔に浮かべて、桜子に、言って除けるのだった。


「もう既に、終わった話しじゃん!
 確か、私は、英徳高校時代に、桜子の事は、許してると思うけど…。
 其れに、きっと、私は、(英徳大学)3年を遣り直しだろうから…。
 此のまま行けば…だけど…さ。
 だから、此れからも、宜しくね。
 桜子…。」と…。


だからだったのだ。
ベッドに寝て居る状態のつくしの横に、自身の頭を乗せるかの如く…。
此の時の桜子は、頭をベッドに埋めて、更に、大泣きし始めたのだ。


そして、桜子は、そんな『人たらし』のつくしに、お礼の言葉を告げて居たのだ。


「先輩が、良い人で、本当に、私は、恵まれて居ます。
 本来なら、許される筈等無いんです。
 道明寺さんが、正常…何だと思います。
 先輩じゃ無きゃあ、本来、私は、許される筈等無いんですから…。
 先輩が、ご無事で、本当に、良かったです。」と…。


そして、此の時の桜子は、更に、思って居たのだ。


“やっぱり、先輩は、先輩…何だ‼”と…。


だからだったのだ。
そんな風に、自身に、許しを請うて来た桜子に、此の時のつくしは、唯、頭を撫でて遣って居ただけだったのだ。



そして、此の事は、其の後に、F3&T3で集まった際に、滋の方から、桜子の件だけじゃ無く、司とつくしのNYでの出来事の件に関しても、F3に報告したのだ。


だが、此の時のF3は、つくしの術後の絶対安静 と 面会謝絶が解けた件に関して、司から報告を受けた際に、既に、司からは、聞かされて居たのだ。
司とつくしのNYでの出来事の話しを…。


なので、此の時の滋と優紀と桜子は、拍子抜けするのだった。


そして、滋と優紀は、思って居たのだ。


“だったら…。
 F3&T2で集まった時に、言ってくれても良かったよね?
 (F3&T2で集まった時に、言ってくれても良かったと思うんですけど…。)”と…。



という訳で、つくしと桜子との友情は、相変わらず、何時迄も、続いて行く事と、成ったのだった。